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大那 純米吟醸 那須五百万石 別誂 あらばしり生原酒

『大那(だいな) 純米吟醸 那須五百万石 別誂 あらばしり生原酒』。港区の酒販店『鈴木三河屋』の店長よりご紹介いただきました。

 立ち香は強く、冷やから常温に戻るにつれ、ころころと表情を変えるがなかなか面白い。なにか可憐な花のようだったものが駄菓子のラムネに変わり、最後は巴旦杏に。普通の酒だとグラスを揺することで香りがより立ちますが、これはそっとしておいたほうがいい。そのほうが平板化することなく、変化を楽しめる。
 口に含むとつばがじゅわっと湧くようなインパクトのある酸と、がつんと頭を殴られたかのような濃醇な旨味。一口だけで「あ、これはおいしい」という確信。余韻は甘さと酸が長く続き、どことなく完熟パイナップルを想起。
 45℃ほどに燗すると、香りは霧散し、舌を刺す辛さや米の甘みが強くなる。
 55℃だと、水のような滑らかな舌触りになり、パイナップルジュースのような味わいに。好みでいうと、冷やもしくは常温がいい。

 開栓四日目。
 生酒ですが、乗ったりだれたりせず、ほとんど変わらない印象。しっかりした造りですね。おいしいうちに飲みきってしまいました。

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種類 純米吟醸生原酒
原材料名 米・米こうじ
アルコール分 17度以上18度未満
原料米 那須五百万石100%
精米歩合 50%
蔵元 株式会社菊の里酒造
栃木県大田原市片府田302-2
杜氏 阿久津信
大那 純米吟醸 那須五百万石 別誂 あらばしり生原酒(純米吟醸生原酒)

評価グラフ
[評価グラフの説明]

1,575円(720ml)
製造年月:2007年4月(18BY)
開栓:2007年5月27日

大那 特別純米 那須五百万石

 原料米へのこだわりが見える『大那(だいな) 特別純米 那須五百万石』。港区の酒販店『鈴木三河屋』の店長よりご紹介いただきました。

契約栽培農家:那須クリーン農業研究会
有機質の肥料を使い、農薬や化学肥料の使用を通常の半分以下に抑え、自然環境の保全に配慮した米作りに取り組んでいます。


 裏ラベルにはこのように書かれています。
 最近、「減農薬」「低農薬」「無農薬」といった文字をラベルで見る機会が多くなってきたような気がする。これは原料米を見つめなおす蔵元や杜氏が増えてきている証左でしょうし、ひいては山田錦一辺倒から脱却し、地元の農家・地元の米を大切にするという気概を感じる。
 農薬や化学肥料の使用を抑えるということは当然、篤農家の手間や負担となるわけで、米の値段はそれだけ上がる。つまりは酒の値段も上がる。そんななかこの酒は四合瓶1,300円。特別純米(精米歩合57%)としては、ごくごく平均的。この心意気は大いに酌みたい。

 立ち香はおとなしい果実香。かすかにプリンスメロンを想起。
 口に含むとさらりとした舌触りで、爽やかな酸が初夏の風の如くすーっと通ってゆく。甘辛は特に突出しておらず、バランスのよさを感じる。
 常温だと酸がさらに際立つ。
 45℃ほどに燗すると香りは落ち着き、味わいでは辛さや渋味が目立つように。冷やのほうが味・香りともにパフォーマンスを見せる気がする。

 開栓三日目。
 少し乗ってきた。酸がより洗練され、辛さ、渋味に厚みが出てきた。収斂味も増してきた。

 酒質自体には派手さはなく落ち着いた部類に入りますが、それにしても妙に色気のある酒。
 幽谷を描いた水墨画のような、そんなモノトーンのイメージです。しみじみとうまい。

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種類 特別純米酒
原材料名 米・米こうじ
アルコール分 16度以上17度未満
原料米 那須五百万石100%(特別栽培米)
精米歩合 57%
蔵元 株式会社菊の里酒造
栃木県大田原市片府田302-2
杜氏 阿久津信
大那 特別純米 那須五百万石(特別純米酒)

評価グラフ
[評価グラフの説明]

1,300円(720ml)
製造年月:2007年4月(18BY)
開栓:2007年5月28日

大那 本醸造 あかまる辛口

『大那(だいな) 本醸造 あかまる辛口』。2007年9月28日(金)、鈴木三河屋(赤坂)で行われた『大那交流会2007@鈴木三河屋』のとき購入。

 試飲では冷やと燗の両方試させてもらい、燗のほうが抜群に好きだったのですが、まずは冷やで。

 立ち香はどことなく白桃を想起。
 口に含むと軽快でほのかに甘く、余韻ですーっと辛く切れる。
 40〜52℃ほどに燗すると甘い香りがふわっと広がり、味わいでは素晴らしいふくらみと滑らかさを見せるようになる。58℃以上だとやや米糠っぽい香りが出てきたので、あまり熱くしないほうがいいかもしれない。

 常温もこれはこれで魅力的なのですが、やっぱり好きなのは燗ですねえ。
 どんな料理にも酒のほうから寄り添って行く、万能タイプのイメージです。
 また、なんといっても驚くのは一升瓶で1,785円という価格。この味を知ってから値段を聞くと、みな「え?」という反応をするでしょうねえ。コストパフォーマンスは二重丸です。

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種類 本醸造酒
原材料名 米・米こうじ・醸造アルコール
アルコール分 15度以上16度未満
蔵元 株式会社菊の里酒造
栃木県大田原市片府田302-2
杜氏 阿久津信
大那 本醸造 あかまる辛口(本醸造酒)

大那 本醸造 あかまる辛口(本醸造酒)
杜氏・阿久津さんのサイン入り

評価グラフ
[評価グラフの説明]

1,785円(1800ml)
製造年月:2007年5月
開栓:2007年10月9日

東力士 秋旨純吟 ひやおろし

 純米吟醸生詰酒『東力士 秋旨純吟 ひやおろし』。松澤酒店(練馬)で購入。

 香りがいいですね。バナナほど強くありませんが、それを穏やかにしたような感じです。
 味わいもまた穏やかでありながら、酸味、米のうまみが十分に感じられ、派手さはないけれど、堅実さは伝わってきました。
 心持ち寸胴な瓶から受ける印象からか、あるいは「ひやおろし」の柔らかなフォントからか、酒質にふくらみも感じます。
 また、きんきんに冷えているよりも、常温のほうが味に広がりが出ておいしい。おでんで飲みましたが、全然邪魔になりませんでした。

 二日目以降は、少し酸味が出てきたかな。
 東力士は初めてでしたが、レベルの高さを見ることができました。もう少し追っかけてみたいですね。

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種類 純米吟醸生詰酒
原材料名 米・米こうじ
アルコール分 15度以上16度未満
蔵元 株式会社島崎酒造
栃木県那須郡烏山町中央1-11-18
東力士 秋旨純吟 ひやおろし(純米吟醸生詰酒)

1,260円(720ml)
製造年月:2005年9月
開栓:2005年10月16日

開華 純米大吟醸 しぼりたて生原酒

『開華 純米大吟醸 しぼりたて生原酒』。開華ファンの友人宅でご馳走になる。

 まず驚くのはその香りの高さ。栓を開けた瞬間からいい香りが飛び出してきて、強い香りは予感したのですが、まさかテーブルを挟んで目の前にいる友人のグラスからも漂ってくるとは思わなかった。
 さすが“開華”と言うだけのことはある。甘い花のような香りで、昆虫じゃなくても吸い寄せられそう。

 口当たりは柔らかくさっぱりと飲みやすい。しかしながらその根底にある微弱な旨味も、しっかりと存在感を出しています。この高い香りが酒の味を邪魔をすることはまったくない。
 燗冷ましもうまい。ほどよく酸味が増して、ついつい飲みすぎてしまう。すぐに杯が空く。

 ……完璧、ですね。注文をつけるところがひとつもない。
 開華って飲めば飲むほど、きれいな酒が多いと感じてきた。酒質として好きなタイプが多い蔵です。

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種類 純米大吟醸生原酒
原材料名 米・米こうじ
アルコール分 16度以上17度未満
原料米 兵庫県特A地区産 山田錦100%
精米歩合 45%
蔵元 第一酒造株式会社
栃木県佐野市田島町488
杜氏 力石武司(越後杜氏)
開華 純米大吟醸 しぼりたて生原酒(純米大吟醸生原酒)

-円(720ml)
製造年月:2006年2月
開栓:2006年2月25日

開華 純米大吟醸 生詰め原酒「美山錦」

 流通限定品の純米大吟醸生原酒『開華 純米大吟醸 生詰め原酒「美山錦」』。升新商店(池袋)で購入。

『開華 純米吟醸 生詰め原酒「自家水田雄町」』『開華 純米大吟醸 生詰め原酒「雄町」』、そしてこの『開華 純米大吟醸 生詰め原酒「美山錦」』を同じ日に飲んだ――開華ファンの友人宅でご馳走になった――のですが、三つのなかでは、この酒が一番好きでした。
 伸びがあり、米のうまみも感じられ、適度な酸味。けなす部分がまったくない。

 三つに共通して言えるのは、香りは穏やかで、口当たりはきれいで雑味がないということ。
 可憐なんですよねえ。開華って女性的な酒だなあという印象が強まりました。

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種類 純米大吟醸生原酒
流通限定品
原材料名 米・米こうじ
アルコール分 16度以上17度未満
原料米 美山錦(長野県産特上米)
精米歩合 45%
蔵元 第一酒造株式会社
栃木県佐野市田島町488
杜氏 力石武司(越後杜氏)
開華 純米大吟醸 生詰め原酒「美山錦」(純米大吟醸生原酒)

4,200円(1800ml)
製造年月:2005年10月
開栓:2005年10月15日

開華 純米大吟醸 生詰め原酒「雄町」

 流通限定品の純米大吟醸生原酒『開華 純米大吟醸 生詰め原酒「雄町」』。升新商店(池袋)で購入。

『開華 純米吟醸 生詰め原酒「自家水田雄町」』と比べると、辛さがとれてさらにきれいになった印象。
 同じ雄町でも、純米吟醸と純米大吟醸、赤磐産と自家水田では随分と変わってくるものですねえ。
 どちらもレベルは高いのですが、たとえばブラインドで飲んだならこちらの純米大吟醸(赤磐産)を選んでしまうかも。並べると純米大吟醸(赤磐産)のほうに膨らみというか、力強さを感じます。

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種類 純米大吟醸生原酒
流通限定品
原材料名 米・米こうじ
アルコール分 16度以上17度未満
原料米 雄町(岡山県赤磐産特上米)
精米歩合 45%
蔵元 第一酒造株式会社
栃木県佐野市田島町488
杜氏 力石武司(越後杜氏)
開華 純米大吟醸 生詰め原酒「雄町」(純米大吟醸生原酒)

5,250円(1800ml)
製造年月:2005年10月
開栓:2005年10月15日

開華 大寒仕込み 純米吟醸

 一年で最も寒い時期である大寒(1月20日ごろ)に仕込まれた純米吟醸無濾過無加水生原酒『開華 大寒仕込み 純米吟醸』。友人が遊びにきた際、手土産としていただく。

 立ち香は穏やかで、白い花という印象。グラスを揺すると熟れた果実の表情もかすかに見える。
 口に含むとぱっと弾けるような辛さと旨さのインパクトが強く、切れのある酸が旨味を残したまま棚引くようにすーっと消える。アルコール度数のわりにすいすい飲めるのは開華の特徴ですね。きれいな酒だ。
 燗すると米香が増す。口当たりはふっくらとするが、辛さも目立つ。燗冷ましは酸が際立ち、どことなくばらばらになる印象。飲むなら冷やがいい。

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種類 純米吟醸無濾過無加水生原酒
原材料名 米・米こうじ
アルコール分 17度以上18度未満
精米歩合 53%
蔵元 第一酒造株式会社
栃木県佐野市田島町488
杜氏 力石武司(越後杜氏)
開華 大寒仕込み 純米吟醸(純米吟醸無濾過無加水生原酒)

評価グラフ
[評価グラフの説明]

---円(720ml)
製造年月:2007年3月(18BY)
開栓:2007年3月10日

開華 純米吟醸 生詰め原酒「自家水田雄町」

 流通限定品の純米吟醸生原酒『開華 純米吟醸 生詰め原酒「自家水田雄町」』。升新商店(池袋)で購入。

 第一印象は甘さ。その後、辛さも感じられるようになり、総体的にすっきりできれいな飲み心地という印象です。
 うますぎてつい飲みすぎて、すぐに盃が空きます。

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種類 純米吟醸生原酒
流通限定品
原材料名 米・米こうじ
アルコール分 17度以上18度未満
原料米 雄町(自家水田)
精米歩合 53%
蔵元 第一酒造株式会社
栃木県佐野市田島町488
杜氏 力石武司(越後杜氏)
開華 純米吟醸 生詰め原酒「自家水田雄町」(純米吟醸生原酒)

3,150円(1800ml)
製造年月:2005年9月
開栓:2005年10月15日

開華 初呑切り

 8月初旬発売の限定品、純米吟醸生詰酒『開華 初呑切り』。秩父屋酒店(板橋区大山)で購入。

 この日、宅飲みでお邪魔した友人が好きな銘柄は『開華』。秩父屋酒店に置いてあるということで、ちょっと行ってみた。
 あいにく買おうと思っていたものはなく、友人もまだ飲んだことがない『初呑切り』を購入。

 お店の人曰くこの『初呑切り』は酒販店の人たちが選んだ酒だそうで、「開華(第一酒造)には年に2回(金賞を取ったときは3回)行くのよ。朝の3時ぐらいに出発してね」と軽やかに笑って話してくれた。
 呑み切りのときに飲んだ味と、こうやって瓶詰されて売られるいる味は、やはりちょっと違うらしい。なるほど面白いものですねえ。(→「2005 開華 初呑み切り」参考)

 さて感想。
 香りは高くフルーティ。かなりしっかりと香ります。
 口当たりは酸味が溢れてて、すっきり爽やか。
 雑味は感じられずきれいで、非常に飲みやすい酒ですね。開華ってちゃんと飲んだのは初めてでしたが、かなりおいしい。今度は別のものも飲んでみたくなりました。

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種類 純米吟醸生詰酒
8月初旬限定発売
原材料名 米・米こうじ
アルコール分 17度以上18度未満
原料米 麹米:五百万石100%
掛米:美山錦59%
精米歩合 55%
タンク番号 51
蔵元 第一酒造株式会社
栃木県佐野市田島町488
杜氏 力石武司(越後杜氏)
開華 初呑切り(純米吟醸生詰酒)

1,575円(720ml)
製造年月:2005年8月
開栓:2005年8月21日

開華 あらばしり生原酒カップ

 無濾過の本醸造酒『開華 あらばしり生原酒カップ』。升新商店(池袋)で購入。

 色はしっかりとした黄色。
 口中に広がるべとっとした甘さと、喉の奥に染みる酒質の辛さがありますが、いままで飲んできたどんなカップ酒よりもおいしいと感じたり。無濾過原酒だからかなあ。ボディはあります。

 カップ酒ってその形状から、どうしても劣化しやすいものでしょう。このくらいパンチがあるほうが、商品としては正しいのかなあと思ったり。
 はじめから水っぽい酒がさらに劣化したものなんて、誰だって飲みたくはないでしょう。

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種類 無濾過無加水本醸造酒
原材料名 米・米こうじ・醸造アルコール
アルコール分 18度以上19度未満
日本酒度 +2.0〜+3.0
酸度 1.2〜1.4
アミノ酸度 1.2〜1.4
原料米 酒母・麹:五百万石(富山)
掛米:若水・月の光(栃木)
精米歩合 65%
蔵元 第一酒造株式会社
栃木県佐野市田島町488
杜氏 力石武司(越後杜氏)
開華 あらばしり生原酒カップ(無濾過無加水本醸造酒)

275円(180ml)
製造年月:2005年12月
開栓:2006年3月12日

開華 本醸造カップ

 本醸造酒『開華 本醸造カップ』。升新商店(池袋)で購入。

 香りはうっすらとアルコール臭。
 口に含むと辛さが感じられ、いつまでもだらだらと持続します。

 常温に戻して飲んでみると丸みや米米しさが出てはくるけど、それほど劇的に変化するわけでもなく……。

 200円という価格はまあ妥当ですね。1/3程度飲んで、あとは変わり酒にしちゃいました。

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種類 本醸造酒
原材料名 米・米こうじ・醸造アルコール
アルコール分 15度以上16度未満
日本酒度 +1〜+2
酸度 1.2〜1.4
アミノ酸度 1.2〜1.4
原料米 酒母・麹:五百万石(富山)
掛米:若水・月の光(栃木)
精米歩合 65%
蔵元 第一酒造株式会社
栃木県佐野市田島町488
開華 本醸造カップ(本醸造酒)

200円(180ml)
製造年月:2005年7月
開栓:2005年7月30日