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酒レビュー > 清酒(日本酒) [鳥取]

日置桜 伝承強力 無濾過生原酒

 純米吟醸無濾過生原酒『日置桜 伝承強力 無濾過生原酒』。松澤酒店(練馬)で購入。

 強力(ごうりき)は以前から気になっていた酒米。『米作りからこだわるとっておきの名酒』によると、強力は倒伏のしやすさから次第に姿を消し、昭和20年代後半から昭和60年ごろまでは種籾の存在さえ確認できなかった幻の米。穂先までの長さは140cm以上もあり、現存する酒米では最も丈が長いらしい。

 色は薄い山吹色。
 香りはいいですね。華やかで甘く、ぱっと広がります。メロン系かな。ほかにはかすかにキャラメルコーンのような甘さも。
 口当たりは丸い。舌の上といわず、口中全体を転がるようです。
 また、ほどよい酸味があり、すっと消えていきます。ある程度酔いが回ってくると、じわっと消えていくのも面白い。

 伸びはないけど、短さのなかにどっしりとしたものを感じる酒なので、肴は濃い口の魚の煮付けなど合いそうです。

 華やかな香りでアルコールの高い酒は、完全にわたしのストライクゾーン。いっぺんで気に入りました。
 これは山根酒造場(主流ブランド:日置桜)がうまいのか、あるいは原料米の強力がうまいのか、その両方か。ここの酒をもう少し飲んでみたくなりました。

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種類 純米吟醸無濾過生原酒
原材料名 米・米こうじ
アルコール分 17度以上18度未満
日本酒度 +4
酸度 1.7
原料米 強力(ごうりき)
精米歩合 50%
蔵元 有限会社山根酒造場
鳥取県鳥取市青谷町大坪249
日置桜 伝承強力 無濾過生原酒(純米吟醸酒)

1,575円(720ml)
製造年月:2005年5月
開栓:2005年7月5日

日置桜 無垢之酒 純米吟醸生原酒あらばしり

『日置桜 無垢之酒 純米吟醸生原酒あらばしり』。升新商店(池袋)で購入。

 ひさびさの升新商店。見たことのない日置桜があったので買ってみたのですが、製造年月は2005年3月。半年寝かせたあらばしりってのも、ちと微妙な……。
 香り穏やかでほとんど感じず、口当たりは柔らかく大人しい。濃醇は濃醇なのですが、なにかこう、ぶつかってくる力強さがないんですよねえ。一言でいうと、地味。

 やっぱり旬なうちに飲むのと時期外れでは、感じかたが違うのでしょうか。
 嫌いな方向性ではないので、今度はちゃんと旬のうちに飲んでみたいです。

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種類 純米吟醸無濾過生原酒
原材料名 米・米こうじ
アルコール分 17度以上18度未満
日本酒度 +6
酸度 1.9
原料米 麹:山田錦
掛:玉栄
精米歩合 麹米55%
掛米55%
酵母 KA-1
仕込み水 軟水岩清水
蔵元 有限会社山根酒造場
鳥取県鳥取市青谷町大坪249
杜氏 松崎英吉(出雲杜氏)
日置桜 無垢之酒 純米吟醸生原酒あらばしり(純米吟醸無濾過生原酒)

1,523円(720ml)
製造年月:2005年3月
開栓:2005年10月15日

日置桜 純米しぼりたて 槽口直詰

 季節限定の特別純米しぼりたて生原酒『日置桜 純米しぼりたて 槽口直詰』。Kito(練馬)で購入。

 これは山根酒造場(主流ブランド:日置桜)がうまいのか、あるいは原料米の強力がうまいのか、その両方か。
 前回の疑問を解決すべく買ってきたこの酒、今度はあえて強力(ごうりき)ではなく山田錦です。しかもちょっとタイプを変えてうすにごりの微炭酸。
 ギミックな機械栓に惹かれてつい手が伸びたのですが、あらためて考えてみると機械栓の清酒って初めて見たかも。意味なくがっちゃんがっちゃんしてみたり。

 瓶を横から覗くと底におりが薄く漂っており、開けた瞬間ぷしゅっという音。
 猪口に注ぐとおりがほどよく混ざり合い、猪口の底には小さな気泡がいくつもくっ付いています。

 香りは華やかなメロン系に、穏やかな岩清水が混ざり合っている印象。
 口に含むと炭酸はほとんど感じず、舌の上で静かに弾けて消えます。
 にごり(あるいはうすにごり)特有の強い酸味があり、試しに氷を落として飲んでみたら、より酸味が強く感じられるようになりました。逆に常温に近くなると米の旨味が出てくるのも面白い。

 これは冬季発売の酒なのですが、夏でもいいですね。さっぱりとしておいしいです。山根酒造場、レベル高いかも!
 ちなみに最初の開栓から三日経った今日でも、その日初めて開けるときには炭酸のぷしゅっという音がします。酸味は相変わらず高いですが、くごとに米の旨味が増してきたかも。日置桜っていうくらいですからね。  

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種類 特別純米しぼりたて生原酒
季節限定品
原材料名 米・米こうじ
アルコール分 16度以上17度未満
日本酒度 +3
酸度 2.2
原料米 山田錦
精米歩合 60%
蔵元 有限会社山根酒造場
鳥取県鳥取市青谷町大坪249
日置桜 純米しぼりたて 槽口直詰(特別純米しぼりたて生原酒)

日置桜 純米しぼりたて 槽口直詰(特別純米しぼりたて生原酒)

1,575円(720ml)
製造年月:2005年1月
開栓:2005年7月14日

日置桜 中垂れ純米生

 季節限定(8月頃まで)の特別純米生酒『日置桜 中垂れ純米生』。Kito(練馬)で購入。

 日置桜は『日置桜 伝承強力 無濾過生原酒』『日置桜 純米しぼりたて 槽口直詰』に続く3つめ。すっかり日置桜の虜になりました。

 香りはなんというか、昔のラムネのようですね。水っぽさと埃っぽさ、それと強めの糖分を予感させる香りというか。
 口にすると、辛さと米米しさが同時に感じられるのですが、どうにもばらばらな印象。たとえるなら、片方が12時の方向を向いていて、もう片方は3時の方向。決して交わらないし、喧嘩もしない。お互い微妙にそっぽを向いている感じ。
 また、いままで飲んだ二種類に比べて圧倒的に“薄い”という印象。加水して調整しているからだと思うのですが、パンチのあるものを期待していただけにちょっと拍子抜け。

 んー、きっと佳酒ではあるのだろうけども、これはわたしの好みではないですねえ。
 生酒なので当然のように冷蔵庫で保管し、冷えたものを飲んだのですが、同じ温度だと味(印象)が変らない気がしたので、少し燗してみました。
 んー、セメダイン臭が出てきた……。それと、辛さが引っ込み、米米しさが表に出てきました。これもまた、わたしの好みではなかったり。んー、残念。
『日置桜 伝承強力 無濾過生原酒』『日置桜 純米しぼりたて 槽口直詰』はもろにストライクゾーンなんですけどねえ。んー。



 二日目の印象にがらりと変化が。
 これは夏季限定の酒なので、もしかすると酒の温度ではなく、室内の温度で印象が変わるかなと思い、エアコンを切った暑いなかで飲んでみました。一日目に比べ、格段においしくなった!

 喉を駆け抜ける爽快感がいいですね。これくらい辛いほうが涼味が味わえる。
 一日目では“薄い”という印象でしたが、別の言いかたをすれば“さらりとしてあとを引かないタイプ”なので、これもまた喉の渇きを癒すには最適。
 また、香りも相変わらずラムネの印象なので、その辺も涼しさを感じるポイントかも。

 んー、日置桜ってすごい酒かも。というか、気温で印象が変わるということに初めて気付かされたという点で、個人的に「すごい」という思い入れを持ってしまったり。
 確かに灼熱の砂漠で飲むのと、氷点下の極点で飲むのとじゃ、同じ酒でもまるで違う印象になるでしょうねえ。今後はその辺も少し頭の片隅に置いとかないと。

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種類 特別純米生酒
季節限定品
原材料名 米・米こうじ
アルコール分 14度以上15度未満
日本酒度 +6.5
酸度 1.8
原料米 酒母・麹:山田錦 掛米:玉栄
精米歩合 55%
蔵元 有限会社山根酒造場
鳥取県鳥取市青谷町大坪249
日置桜 中垂れ純米生(特別純米生酒)

日置桜 中垂れ純米生(特別純米生酒)

1,575円(720ml)
製造年月:2005年5月
開栓:2005年7月20日

日置桜 初しぼり

 1月から出荷の純米無濾過生原酒『日置桜 初しぼり』。松澤酒店(練馬)で購入。

 紫外線防止フィルムに入っています。
 蔵元の酒に対する愛情がそこにあるような気がして、紫外線防止フィルムって好きなんですよねえ。ただ箱に入れて見栄えをよくするだけという化粧箱や桐箱は全部やめて、これに統一してくれればいいのに。

 香りは南国果実のような濃厚な甘さのなかに青りんごのような涼しさが強く立ち、とにかく爽やか。
 口に含むと凝縮された旨味とじわっと広がる辛味に、つばが止まらなくなる。濃いと感じるせいか、とろみすら覚える。
 少し燗すると酸味が出てきてますますうまくなります。冷やもいけますが、燗も面白い。

 香りといい、味わいといい、パイナップルを想起しました。
 日置桜は読んで字の如く「日を置くと味が乗る」という持論があるので、一合ほどを残して常温で一週間放置することに。

 一週間後。
 見事な完熟パイナップルになりました。口当たりは丸く柔らかく、それでいながら甘さやうまさはぐっと濃くなった印象。文句をつけようがない。ただ、うまいだけ。
 生酒ですが、一週間ぐらいは常温保存でも全然平気ですね(季節も関係あるかな)。これを一ヶ月、三ヶ月、半年、一年と試してみたくなる魅力が、日置桜にはあります。

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種類 純米無濾過生原酒
1月出荷の季節限定
原材料名 米・米こうじ
アルコール分 17.4度
日本酒度 +3.5
原料米 酒母・麹:山田錦 掛米:山田錦
精米歩合 麹米53%・掛米58%
酵母 KA-1
仕込水 布勢の清水
蔵元 有限会社山根酒造場
鳥取県鳥取市青谷町大坪249
杜氏 松崎英吉(出雲杜氏)
日置桜 初しぼり(純米無濾過生原酒)
紫外線防止フィルム

日置桜 初しぼり(純米無濾過生原酒)

1,418円(720ml)
上槽年月日:2006年2月1日
瓶詰年月:2006年2月
開栓:2006年3月13日

日置桜 天日干し 強力 純米生

 強力米を手刈りで自然乾燥させた純米無濾過生酒『日置桜 天日干し 強力 純米生』。Kito(練馬)で購入。

“天日干し”という部分に興味が沸き、購入。蔵のblogを見ると手刈りだそうで。
 よくよく考えると、酒米の稲刈り風景を見たことがない。わざわざ“天日干し”や“手刈り”と謳っていることを考えると、普通の場合はコンバインで刈り取り、工場か倉庫かで機械的に乾燥させているのかなあと思ったり。
 刈りかたはさて措き、天日か否かには興味が惹かれます。太陽を浴びるかどうかで、微妙なところで味わいに違いが生まれるような気がする。

 さて、感想。
 色は薄い琥珀色で、香りは熟れたマスカットのようにジューシーな甘みを感じる。
 口中や喉越しにさらりとした軽さを感じたのは、そんなにアルコール度数が高くないからかな。味わいとしては酸味、辛味、じわっと広がる濃醇な旨味が二秒ほどのあいだに順繰りに訪れ、余韻は長い。酒質自体は辛いほうだと思いますが、不思議とバニラのような甘みが口中に残る。
 少し燗したら、酸味が増した。燗もうまい。いける。

 開栓二日目、三日目、四日目。
 天日干しだと力強くなるのかなあ。味、香りとも変化は見られない。ぶれない。

 鯖の味噌煮やピーナッツ味噌など、甘い肴によく合う酒だと思います。
 ちなみに瓶は飴色で、藁を想起させるなんともいい色合い。ラベルも漉いた紙のようで味がある。意匠としても優れた酒ですね。

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種類 純米無濾過生酒
夏季限定品
原材料名 米・米こうじ
アルコール分 15度以上16度未満
日本酒度 +5.5
酸度 1.9
原料米 強力
精米歩合 60%
酵母 協会7号
蔵元 有限会社山根酒造場
鳥取県鳥取市青谷町大坪249
日置桜 天日干し 強力 純米生(純米無濾過生酒)

1,417円(720ml)
醸造年度:2005年
製造年月:2006年6月
開栓:2006年7月16日

日置桜 貝がら節カップ

 本造醸酒『日置桜 貝がら節カップ』。東武百貨店(池袋)で購入。

 色は軽く黄色がかっており、香りは甘ったるく米米しい。
 舌の触りは柔らかく、丸みを感じます。
 飲み口は、始めは甘いかなと感じさせながらも、「あ、やっぱり辛い」という瞬間の変化。すっきりと辛く、あとを引かずにさっと消えますね。飲みやすいのですいすいと入っていきます。

 ちなみに「貝がら節」とは鳥取の民謡のことらしい。
 字面のイメージもあってか、帆立焼きなど魚介類に合いそうな酒です。あるいは磯釣りのときにちょいとクーラーボックスに入れて持って行くのもいいかも。

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種類 本造醸酒
原材料名 米・米こうじ・醸造アルコール
アルコール分 15度以上16度未満
蔵元 有限会社山根酒造場
鳥取県鳥取市青谷町大坪249
日置桜 貝がら節カップ(本造醸酒)

241円(180ml)
製造年月:不明
開栓:2005年7月27日

諏訪泉 冨田2006 山田錦特別選別米 精米七割

 山田錦の等外米を使った普通酒『諏訪泉 冨田2006 山田錦特別選別米 精米七割』。東武百貨店(池袋)で購入。

 蔵のかたにいろいろ面白い話を聞くことができた。
 特定名称がないため精米歩合から「純米酒ですか?」と訊いたところ、普通酒だそうです。
 なんでも使用米の大きさは1.9〜2.0mmらしく、山田錦としては検査が受けられないため普通酒扱いになってしまうとか。

 また、「なんで冨田って名前なのですか?」と訊いたところ、山田錦の生産者の名前とのこと。「分かりやすいでしょ?」って。
 この冨田農場(冨田尚嗣さん)の米造りは、有機堆肥をしっかり入れた土造りを基本として病虫害に負けないしっかりしたイネを作ること。ただラベルを見てもどこにも「有機」の文字がない。有機で作ることはあたりまえだと思っているので、あえて有機の申請はしていないそうです。
 その他、レーザー農法(寸分の狂いもなく、均等にイネを植えることができるそうです)と呼ばれるものも取り入れているとか。
 有機という原点回帰プラス、進化した農業ですね。

 さて感想。
 最初に酸度2.4、アミノ酸度2.2というスペックを見たため、飲む前から燗上がりする予感がしましたが、まずは冷やで。
 グラスに注ぐと鮮やかな山吹色なのは、さすが有機といったところ。
 立ち香は米香が強く、やや紹興酒っぽさも。
 口に含むとすばらしいアミノ酸由来の旨味と酸。やはりすごく濃いです。
 45℃ほどに燗すると際立つ酸と、見事な柔らかさ。立ち香は広がり、秋の稲穂を吹き抜ける風を感じる。
 58℃。文句のつけようがない。まったく崩れない。うまい。
 続いて燗冷まし。やや辛さが立つがそれもいいアクセント。なかなかいい。
 かなり濃いので試しにロックで。すきっと酸が立ち、夏場には涼味があってこれまたいい。

 開栓七日目。
 全然変化しませんね。この辺の安定具合は、飲食店には心強いのでは。
 また、自宅で長期熟成させると面白くなるような予感も。

 ちなみに裏ラベルには、これでもかってぐらい細かなスペックが書かれています。
「隠したりしないでいっそ全部知らせたほうがお客さんにはいいでしょ?」だって。
 この蔵の姿勢、いっぺんで好きになりました。

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種類 普通酒
原材料名 米・米こうじ
アルコール分 17度以上18度未満
日本酒度 +3.5
酸度 2.4
アミノ酸度 2.2
原料米 兵庫県冨田農場産有機肥料栽培の山田錦
選定から漏れたもののため普通酒扱い
精米歩合 70%
粕歩合 平均27%
酵母 協会7号
仕込水 自家井戸(軟水)
仕込サイズ 1500〜2000kg
もろみ日数 17〜23日
蔵元 諏訪酒造株式会社
鳥取県八頭郡智頭町大字智頭451



【精米五割と七割の比較表】

一升瓶1本に必要な
玄米量(kg) 米粒数(粒) 注1 田んぼ面積(坪) 田んぼ面積(m2
五割 2.88 60000 2.16 7.13
七割 2.06 43000 1.55 5.11

仕込み1本に必要な 仕込み一本で取れる
一升瓶(本数)
白米(kg) 玄米(kg) 田んぼ面積(反) 注2
五割 1000 2000 5.00 1250
七割 1500 2143 5.36 1870

注1:山田錦の千粒重を26.5kgとして
注2:反収400kgとして
諏訪泉 冨田2006 山田錦特別選別米 精米七割(普通酒)

評価グラフ
[評価グラフの説明]

2,394円(1800ml)
製造年月:2007年6月
開栓:2007年8月14日

千代むすび 純米吟醸 強力 おおにごり生

 強力米の醪を直接綿袋で漉し、-4℃で通年氷温貯蔵している純米吟醸無濾過生酒『千代むすび 純米吟醸 強力 おおにごり生』。東武百貨店(池袋)で購入。

 春先に買ったものをたっぷりひと夏寝かせました。

 栓を捻るとシャンパーニュの如く炭酸が立ち上りますね。開栓注意です。滓が混ざらないよう、まずは上澄みだけいただく。
 滓が由来なのか、立ち香は芳醇でフルーティ。どことなくマスカットを想起。
 口に含むとぴちぴちと跳ね、ドライながらも余韻には溶け込んだ滓の甘味がある。
 燗すると強烈に跳ねる。40℃以上になると泡が柔らかくなるが、ドライな味わいは冷やのときと変わらない。

 続いて瓶を上下にゆっくり返し、滓とよく混ぜて。
 混ぜただけで炭酸がすごいですね。きめ細かい泡がクリーミーで、滓の甘さとこくが増します。ただし、あと味はドライ。
 燗するとかなり泡立つ。滑らかな口当たりになるが、味わいはやはりドライ。
 なんとなくクリームシチューに合わせてみたくなりました。

 開栓五日目。
 栓を捻るとぶしゅーという音がしっかりと聞こえる。かなり元気ですね。
 口に含んだときのびりびり感もまだまだ持続。
 どのくらい経ったらだれてくるのか気になりましたが、あいにくと飲み切ってしまいました。

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種類 純米吟醸無濾過生酒
マイナス四℃で通年氷温貯蔵
原材料名 米・米こうじ
アルコール分 17度以上18度未満
日本酒度 +5
酸度 1.7
原料米 鳥取県八郷産 強力
精米歩合 50%
酵母 鳥取県吟醸9号
蔵元 千代むすび酒造株式会社
鳥取県境港市大正町131
杜氏 岩成忠義(出雲杜氏)
千代むすび 純米吟醸 強力 おおにごり生(純米吟醸無濾過生酒)

評価グラフ
[評価グラフの説明]

1,732円(720ml)
製造年月:2007年4月
開栓:2007年9月7日

千代むすび 微発泡純米吟醸 生 小悪魔

 低アルコール微発泡の純米吟醸無濾過生酒『千代むすび 微発泡純米吟醸 生 小悪魔』。東武百貨店(池袋)で購入。

 この酒は自宅ではなく、知人が経営する西麻布『き』(港区西麻布4-10-1 ラポート西麻布3F)へ持ち込んで飲みました。
 この日はマスターが店に出る最後の日。別におこなっている仕事に専念するために若いひとに店を任せるということで、馴染みのお客さんが入れ替わり立ち替わりプレゼントを持ってやってきた。
 わたしは清酒党で通っているのでなにかめでたい酒をと思い、『白瀑 海の男の祝い酒 大漁ラベル』をチョイス。無難に『開運』に走らないところがひと捻りですね。
 また、お客さんには女性が多いので、この『小悪魔』もおまけとしてチョイス。みんなで分けて飲んだ。

 さて感想。
 香り穏やかにて、泡立ちびりびりと強く、舌触りはドライ。
 甘くはないですね。『小悪魔』というネーミングはなんともぴったりです。
 小悪魔たちも「こんな日本酒あるんだー」と喜んでいました。

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種類 純米吟醸無濾過生酒
瓶内二次醗酵
原材料名 米・米こうじ
アルコール分 12度以上13度未満
日本酒度 -0.5
酸度 1.6
原料米 鳥取県産五百万石
精米歩合 60%
蔵元 千代むすび酒造株式会社
鳥取県境港市大正町131
杜氏 岩成忠義(出雲杜氏)
千代むすび 微発泡純米吟醸 生 小悪魔(純米吟醸無濾過生酒)

千代むすび 微発泡純米吟醸 生 小悪魔(純米吟醸無濾過生酒)

評価グラフ
[評価グラフの説明]

630円(300ml)
製造年月:2007年8月
開栓:2007年10月5日

千代むすび 純米吟醸生 酉舌(なかぐみ)

 -4℃で氷温貯蔵した純米吟醸生原酒『千代むすび 純米吟醸生 酉舌(なかぐみ)』。東武百貨店(池袋)で購入。

 千代むすび。名前だけは知っていましたが飲むのは初めて。たまたま蔵の人が来て試飲会をしており、ひと通り飲ませてもらいましたが、どれもこれもしっかりとした味わいではずれがなかった。もっと早くに知っておけばと、悔しく思った。
 なかでも気に入ったのは、この『酉舌(なかぐみ)』。フォントもなく、トリヘン(=酒の意)に舌とは妙な漢字ですが、ラベルにも蔵のホームページにもそう記載されているので仕方がない。

 色はうっすらと緑かかった黄色。
 甘い米の香りがメーンで、あとはほんとりと酸っぱさを予感させる香り。
 口に含むと始めはさらりとしていながらも、じわりじわりと深い旨味を感じるようになる。果てしなく広がる。宇宙のようだ。
 燗すると、生酒であるせいか細かな粒が沸く。冷やのときに比べると、始めはさらに水のような滑らかさになりながらも、中盤以降はしっかりとふくらみを感じるようになる。このコントラストが実にすばらしい。なんとも不思議な変化だ。
 味わいでは辛さと酸味が強くなりじんわりとした甘みも出てくるが、やはり全体的な印象は、複雑な深い旨味。しみじみうまいねえ。

 開栓二日目。
 香り、味わいともに若干マスクメロンを思わせるようになるも、もうすでに飲み終えてしまった。三日目以降どう変化するか、非常に気になる。

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種類 純米吟醸生酒
原材料名 米・米こうじ
アルコール分 17.5度未満
日本酒度 +3
酸度 1.7
原料米 鳥取県産 玉栄
精米歩合 45%
酵母 協会14号
もろみ日数 34日
蔵元 千代むすび酒造株式会社
鳥取県境港市大正町131
杜氏 岩成忠義(出雲杜氏)
千代むすび 純米吟醸生 酉舌(なかぐみ)(純米吟醸生酒)

1,428円(720ml)
製造年月:2006年9月
開栓:2006年9月26日

千代むすび 純米吟醸 強力 ひやおろし

『千代むすび 純米吟醸 強力 ひやおろし』。松澤酒店(練馬)で購入。

 むほっとむせ返るような強烈な麦わらの香りが印象的。
 口に含むとさらりとした辛さに、ほどよく枯れた味わいが第一で、徐々に米の甘さを感じるようになる。
 燗するとアルコール臭さが出てくるのは残念だが、味わいでは甘さが強くなる。渋味も出る。

 ひやおろしらしいと言えばその通りだが、“千代むすび”らしさを期待していただけに肩透かしを食らった気分も。パンチのある酸味と旨味が欲しかった。

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種類 純米吟醸酒
原材料名 米・米こうじ
アルコール分 15度以上16度未満
蔵元 千代むすび酒造株式会社
鳥取県境港市大正町131
杜氏 岩成忠義(出雲杜氏)
千代むすび 純米吟醸 強力 ひやおろし(純米吟醸酒)

1,417円(720ml)
製造年月:2006年9月
開栓:2006年10月6日