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酒レビュー > 清酒(日本酒) [長野]

翠露 中取り袋しずく生酒(美山錦)

2005年3月6日
1,400円(720ml)

 きちんとした品質管理をしている酒販店にしか卸さない、数量限定品の純米吟醸生酒『翠露 中取り袋しずく生酒(美山錦)』。東武百貨店(池袋)で購入。

 ラベルが素っ気なく逆に目につくこのお酒、「すいろ」って読むんですねえ。振り仮名がなかったので読めませんでした。
「翠露」については、オフィシャルのページよりもこちらこちらのほうが詳しいかな。見れば見るほど希少な酒なんだと実感。

 ちょっと漠然としちゃいますが飲んだ感想としては、「一点の曇りもない美」「涼しげな大人の女性」という印象が頭を離れない。
 香りはほんのりとした果実香。あえて香らせすぎないという節度を知っている、粋な女性。
 飲み口はすっきり。しかし、あとからじわじわと旨味がき、ただ透明なだけではない、見えない深みを感じさせる。

 なんとなくですが、小西真奈美のような透明感ある美しい女性を思わせる酒ですねえ。突出した癖がないので、誰にも受け入れられるというか。
 ……んー、いまいちうまく伝えきれない。「ただきれいなもの」を表現するって難しいですねえ。

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種類 純米吟醸生酒
数量・酒販店限定
原材料名 米・米こうじ
アルコール分 15度以上16度未満
日本酒度 +1
酸度 1.1
アミノ酸度 1.2
原料米 美山錦100%
精米歩合 49%
使用酵母 MK-8(自社酵母)
保存方法 要冷蔵
蔵元 舞姫酒造株式会社
長野県諏訪市諏訪2-9-25
杜氏 雨宮武治(諏訪杜氏)
翠露 中取り袋しずく生酒(美山錦)(純米吟醸生酒)

翠露 中取り袋しずく生酒(雄町)

2005年3月20日
1,600円(720ml)

 きちんとした品質管理をしている酒販店にしか卸さない、数量限定品の純米吟醸生酒『翠露 中取り袋しずく生酒(雄町)』。東武百貨店(池袋)で購入。

 酒銘から分かるように、以前飲んだ『翠露 中取り袋しずく生酒(美山錦)』とは、兄弟分の酒ですね。あるいはきれいな酒なので姉妹分とでも言うべきか。

 精米歩合も使用酵母も同じ。違いは原料米だけなのになぜこんなにも味が違うのか、と正直驚きました。
 雑味がなく、相変わらず澄んだイメージは変わらないのですが、こちらの雄町のほうは強烈に甘い。日本酒度は±0ですが、それ以上に甘さを感じるのは、バナナのような上立ち香のせいでしょうか。

 美山錦をしっとりとした大人に例えるならば、雄町は天真爛漫な女の子。にぎやかな童歌が聞こえてきそうです。
 どちらもまだ飲んだことがない方には、同じ日に飲み比べることをおすすめします。きっとその違いに驚きますよ。

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種類 純米吟醸生酒
数量・酒販店限定
原材料名 米・米こうじ
アルコール分 15度以上16度未満
日本酒度 ±0
酸度 1.0
アミノ酸度 1.1
原料米 雄町100%
精米歩合 49%
使用酵母 MK-8(自社酵母)
保存方法 要冷蔵
蔵元 舞姫酒造株式会社
長野県諏訪市諏訪2-9-25
杜氏 雨宮武治(諏訪杜氏)
翠露 中取り袋しずく生酒(雄町)(純米吟醸生酒)

翠露 純米吟醸 袋しぼり中汲み 雄町おりがらみ生原酒

 純米吟醸生原酒『翠露 純米吟醸 袋しぼり中汲み 雄町おりがらみ生原酒』。升新商店(池袋)で購入。

 翠露――。好きなんですよねえ。見たことがない銘柄を見つけたら必ず手に取ってしまうほど傾倒していたりします。

 おりは瓶底1〜2cm。開けると少し、ぷしゅっという音。酵母がしっかりと生きている証拠ですね。
 香りは高く、酸味と甘みのあるヨーグルトというか、蔵見学のときに感じるあの醪のような香りがします。
 口に含むと酸味、そして生きた酵母のぴりぴり感。軽みがあり、爽やかさばかりが目立ちます。
 燗すると酵母が騒ぎ出す。グラスの底に炭酸がつく。味わいでは米の甘味が増します。

 二日目。酸味もぴりぴり感も初日同様感じるのですが、それを忘れさせるくらい表に出てくるのは辛味。
 辛くなることで、逆に甘みも際立ちます。味が多面的になってきましたね。

 三日目。前日とほぼ同様の印象ですが、味は格段に乗ってきた。飲んだあといつまでも旨味が口のなかに残ります。
 ほかになにも口にしなければ、10〜20分は平気で口のなかが旨味でいっぱいになる感覚。この持続性はやばい。うまい。

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種類 純米吟醸生原酒
原材料名 米・米こうじ
アルコール分 16度以上17度未満
原料米 備前雄町100%
精米歩合 49%
蔵元 舞姫酒造株式会社
長野県諏訪市諏訪2-9-25
杜氏 雨宮武治(諏訪杜氏)
翠露 純米吟醸 袋しぼり中汲み 雄町おりがらみ生原酒(純米吟醸生原酒)

1,733円(720ml)
製造年月:2006年3月
開栓:2006年3月6日

翠露 純米吟醸しぼりたて 直汲み生原酒

 冬季限定品の純米吟醸生原酒『翠露 純米吟醸しぼりたて 直汲み生原酒』。松澤酒店(練馬)で購入。

 これぞ翠露、といったきれいな透明感。
 それでいながらしっかりと凝縮されたうまさ。
 また、しぼりたてらしいフレッシュ感。

 あまりにおいしいと、感想も短くなりますねえ。くどくど述べるのが恥ずかしくなってくるというか。
 うん、うまいです。脱帽です。参った。

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種類 純米吟醸生原酒
冬季限定
原材料名 米・米こうじ
アルコール分 16度以上17度未満
日本酒度 +1.0〜+2.0
原料米 信州産美山錦100%
精米歩合 こうじ米49%・掛米49%
蔵元 舞姫酒造株式会社
長野県諏訪市諏訪2-9-25
杜氏 雨宮武治(諏訪杜氏)
翠露 純米吟醸しぼりたて 直汲み生原酒(純米吟醸生原酒)

1,575円(720ml)
製造年月:2005年12月
開栓:2005年12月24日

翠露 吟醸 うすにごり 雲の峰

 夏季出荷、数量限定品の活性生酒『翠露 吟醸 うすにごり 雲の峰』。松澤酒店(練馬)で購入。

 よく利用する松澤酒店が月イチで出しているチラシを見たところ、舞姫酒造の杜氏の名前が中村清輝さんという方に変わっていた。え、うそ、と調べてみたところ、雨宮武治さんは引退したらしい(後日松澤酒店の店主に訊いたところ2005年12月ぐらいからとか)。オフィシャルページには相変わらず雨宮さんが載っているので気がつかなかった。
 さらに調べたところ、『舞姫酒造 雨宮武治杜氏 特別限定引退記念酒』というものが出ている。うわああ、これは飲みたい。飲まなきゃ一生後悔する。
 ということで松澤酒店(練馬)や升新商店(池袋)、西武百貨店(池袋)、東武百貨店(池袋)、東急百貨店東横店(渋谷)鈴傳(四ツ谷)とまわってみたのですがどこにも置いていなかった。お店を通じて蔵にも問い合わせてしてもらいましたが、在庫もないとのこと。……く、悔しいです。悔いても悔いきれない。
 都内で出回っているのは流通限定の『翠露』が多く、ひょっとすると『舞姫』は――特にこの引退記念酒は――地元ですべて消費されたのかもしれない。もしそうだとすれば、それは“地酒の本来の姿”であり、諦めもつくんですけどねえ。

 さてこの酒、どちらの杜氏の仕事になるのでしょうか。ラベルには明記されていないので判断がつかない。
 香りとしては、甘酸っぱいヨーグルト+蔵見学のときに感じるような甘さ。涼やかです。
 まずは上澄みだけ飲んでみる。パイナップルの甘さにほどよい酸味が差し込んでおり、あとから旨味が広がってくる。
 続いて、滓を混ぜて飲んでみる。甘さが広がった。
 最後に少し燗してみる。冷やのときと印象はさほど変わらず、燗もいける。

 いやー、おいしいですねえ。『翠露』らしい雑味のない透明感は感じるし、きれいな印象です。もしこれで代替わりしていたとすれば、なにも心配ないですね。安心です。
 ちなみに三日四日と経つほどに、ますますパイナップルらしさが増してきた。面白い酒だ。

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種類 吟醸うすにごり活性生酒
夏季出荷・数量限定品
原材料名 米・米こうじ・醸造アルコール
アルコール分 14度以上15度未満
原料米 山田錦
精米歩合 55%
蔵元 舞姫酒造株式会社
長野県諏訪市諏訪2-9-25
杜氏 雨宮武治(諏訪杜氏)?
中村清輝(諏訪杜氏)?
どっちだろう
翠露 吟醸 うすにごり 雲の峰(吟醸うすにごり活性生酒)

1,365円(720ml)
製造年月:2006年7月
開栓:2006年7月20日

翠露 吟醸 あらごし 活性にごり酒

 数量限定の『翠露 吟醸 あらごし 活性にごり酒』。松澤酒店(練馬)で購入。

 裏ラベルにも書かれてあるのですが、開栓注意です。
 ちょっと蓋を開くと炭酸が吹き上がると同時に液面も上昇し、瓶底の滓が、海底の泥をすくったかの如くもうもうと立ち上がります。
 ちょっと開けてすぐ閉めて落ち着いたころにまた開けてを三度ほど繰り返したでしょうか。始めは混ぜずに飲んで、次に振って飲む、なんて楽しみかたを考えていたのですが、それは無理。見事に混ざり合ってしまいます。

 にごり酒なので、色は当然の如く白。
 泡立ちはきめ細かく、ふんわりとクリーミー。炭酸の粒が小さいのだろうなあというのが、実感できます。
 酸味は強く、爽やかに喉を通り過ぎて行き、さっと切れる。口当たりがいいので飲みやすいのですが、意外とアルコール度数が高いので、すぐに頬っぺたが熱くなってきます。ぐいぐい飲むのはやめましょう。

 こういった酒は、普通は燗しないと思うのですが、ちょっと試してみました。
 驚くほどまろやかになりますね。さらにクリーミーになりました。そして辛さもちょっと増す。うん、燗も悪くない。

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種類 吟醸活性にごり酒
数量限定品
原材料名 米・米こうじ・醸造アルコール
アルコール分 18度以上19度未満
日本酒度 +1.0〜+2.0
原料米 信州産酒造好適米
蔵元 舞姫酒造株式会社
長野県諏訪市諏訪2-9-25
杜氏 雨宮武治(諏訪杜氏)
翠露 吟醸 あらごし 活性にごり酒(吟醸活性にごり酒)

1,260円(720ml)
製造年月:2005年12月
開栓:2006年1月22日

翠露 純米酒 無濾過生原酒 山田錦

『翠露 純米酒 無濾過生原酒』。升新商店(池袋)で購入。

 杜氏が代わってからなのかな。翠露に無濾過があるのは、知らなかった。
「翠露=きれいな酒」という概念があるだけに、パンチのある無濾過はどうもぴんとこない。がしかし、飲んでみることに。

 香りは芳醇なるマスカットに、きついアルコール臭。良くも悪くも“濃い”ですねえ。
 口に含むとこれまたマスカット。香りだけではなかった。
 少し燗すると香りが急激に変化。アルコール臭さが消え、甘い香りが漂うようになった。味わいでは濃さがさらに増し、辛さも出てきた。

 開栓二日目。
 上立ち香のアルコール臭さが消えた。酸味が増し、飲みやすくなった。明らかに丸くなった。

 翠露なのに濃いなあ、きついなあ、と思いながらも、なんだかんだで二日で空いてしまったのが自分でも驚き。
 たった二日で飲みやすくなったのだから、もう少し様子を見たらどうなるのか気になるところ。一日目は飲まずに開栓だけし、二日からゆっくりと飲むのがいいかもしれない。

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種類 純米無濾過生原酒
原材料名 米・米こうじ
アルコール分 17度以上18度未満
原料米 山田錦
蔵元 舞姫酒造株式会社
長野県諏訪市諏訪2-9-25
杜氏 中村清輝(諏訪杜氏)
翠露 純米酒 無濾過生原酒 山田錦(純米無濾過生原酒)

1,470円(720ml)
製造年月:2006年9月
開栓:2006年9月24日

翠露 花の雪 辛口うすにごり

2005年5月13日
1,365円(720ml)

 数量限定品の純米生酒『翠露 花の雪 辛口うすにごり』。松澤酒店(練馬)で購入。

 裏ラベルを見ると、「辛口秋あがり」という表記があり、正式名称がなんなのかちょっと分かりにくい。というか、2月出荷の秋あがりって、んんん……。そんなのあるの?
 調べると『翠露・辛口秋あがり』という酒もあるようですが、この『花の雪』は『翠露・からくち山田錦』の限定うすにごりバージョンらしい。
 もうなにがなんだかさっぱり分からん。混乱しっぱなし。

 まあ、いいや。とりあえず感想を。
 瓶の底には5mm程度のオリがあり、軽く振ると、積もっていた雪が風にさらわれたかのようにゆらゆらと。
 香りはほんのりと桃の香り。ラベルがピンクだから連想されたというわけではなく、本当に桃っぽい甘い香り。
 微炭酸のくせに、当たりは柔らか。尖ったところがない。舌触りも口唇の当たりも非常に滑らか。粉雪のようにさらさら。
 名前は「辛口うすにごり」ですが、それほど辛さを感じないのはなぜだろう。どちらかといえば甘酸っぱいですよ。

 なかなか面白い酒ですが、あくまでもデザートですね。肴はいらない。
 休日の昼間に飲んだりとか、あるいは料理するときに軽く飲むとテンションが上がるかも。

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種類 純米生酒
数量限定(蔵元限定2,000本)
原材料名 米・米こうじ
アルコール分 15度以上16度未満
日本酒度 +6
酸度 1.5
アミノ酸度 1.4
原料米 山田錦
精米歩合 55%
使用酵母 自社酵母
蔵元 舞姫酒造株式会社
長野県諏訪市諏訪2-9-25
杜氏 雨宮武治(諏訪杜氏)
翠露 花の雪 辛口うすにごり(純米生酒)

翠露 花の雪 辛口うすにごり(純米生酒)

翠露 辛口秋あがり

 秋口に出始める季節限定の純米酒『翠露 辛口秋あがり』。松澤酒店(練馬)で購入。

 色は無色透明。
 香りはガリガリ君のソーダ味、さらには薄荷、のちにセメダイン。爽やかさのなかに、鼻を刺激するきつさが混ざっています。
 味わいは「辛口」というだけあって確かに辛いですが、それよりも先にどっしりとしたコクを感じる。伸びもある。少し燗すると、辛さが際立ちます。

 翠露は『中取り袋しずく生酒(美山錦)』『中取り袋しずく生酒(雄町)』のように女性的なイメージがあったのですが、この『辛口秋あがり』は実に男っぽい。
 香りと味が多少まとまっていない印象もあるので、そういった意味では40代ほど落ち着いていない、20代後半から30代の男というイメージですね。

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種類 純米酒
季節限定
原材料名 米・米こうじ
アルコール分 15度以上16度未満
日本酒度 +6
原料米 山田錦100%
精米歩合 55%
蔵元 舞姫酒造株式会社
長野県諏訪市諏訪2-9-25
杜氏 雨宮武治(諏訪杜氏)
翠露 辛口秋あがり(純米酒)

1,365円(720ml)
製造年月:2005年9月
開栓:2005年9月9日

舞姫酒造 雨宮武治杜氏 特別限定引退記念酒

 ラストダンス――。
 酒造り暦五十五年。舞姫酒造(長野県諏訪市)の雨宮武治杜氏最後の仕事となる500本限定の純米吟醸酒『舞姫酒造 雨宮武治杜氏 特別限定引退記念酒』。松澤酒店(練馬)で購入。

 清酒にはまるきっかけでもあった舞姫酒造の『翠露(すいろ)』。翠露と名の付くものは片端から飲んできたし、蔵併設のアンテナショップにも行ってきた
 その翠露を造る杜氏が先ごろ引退した。実に寂しい。寂しい限りだ。

 とあるきっかけで『舞姫酒造 雨宮武治杜氏 特別限定引退記念酒』という存在を知った。ただ、どこに問い合わせても置いていないし、自分の脚で探しても見つけることはできなかった
 いつもお世話になっている松澤酒店の店主にその旨を話すと、蔵に問い合わせしてくれるという。それが7月のこと。

 8月某日、松澤酒店から一本の電話があった。引退記念酒が見つかったという。「25日ごろになるのですがいいですか?」と訊かれたが、それはもういつでもいい。「送料もいくらかかっても構わないです」と答えた。
 もうないだろうなあと諦めていただけに、すわ驚いた。あな嬉し。なぜ見つかったかというと実は多方面の尽力があったからで、概ね以下の通り。

  1. 松澤酒店の店主が舞姫酒造の営業さんに「うちのお客さんで引退記念酒を飲みたいという人がいる」と電話
  2. ただ、舞姫酒造にも在庫はなかったため、営業さんが一度卸した店に問い合わせをし、残っていないか確認
  3. ようやく見つかったため一度舞姫酒造のほうで引き上げ、このたびの連絡にいたる
 本当に感謝以外のなにものでもない。ありがたい。

 さてここで感想と行きたいところですが、それはもういいですかね。翠露がなければいまのように清酒にはまらなかっただろうし、思い入れが強すぎてうまく言葉にできそうもない。
 いっぺんに飲むのはあまりにももったいなく思え、四合は別の瓶に移して冷蔵庫で保管した。三十年ほど寝かせ、還暦を迎えたら飲みましょうかね。


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種類 純米吟醸酒
500本限定
原材料名 米・米こうじ
アルコール分 15度以上16度未満(15.6度)
日本酒度 +3.0
酸度 1.4
アミノ酸度 1.3
原料米 美山錦100%
精米歩合 49%
酵母 アルプス酵母
蔵元 舞姫酒造株式会社
長野県諏訪市諏訪2-9-25
杜氏 雨宮武治(諏訪杜氏)
舞姫酒造 雨宮武治杜氏 特別限定引退記念酒(純米吟醸酒)

舞姫酒造 雨宮武治杜氏 特別限定引退記念酒(純米吟醸酒)

3,675円(1800ml)
製造年月:2006年8月
開栓:2006年8月26日

舞姫 吟醸しぼりたて 無濾過生原酒

 冬季限定品の『舞姫 吟醸しぼりたて 無濾過生原酒』。2007年2月24日に諏訪に行った際、蔵に併設されたアンテナショップ『酒の蔵まいひめ』で購入。

2007年2月24日『酒の蔵まいひめ』にて試飲  昨年は原料米に「しらかば錦」を使用し、65%まで削った本醸造を飲みましたが、今年は美山錦60%の吟醸(価格は同じ)。そのほか舞姫のしぼりたてシリーズには『活性にごり酒 生酒』というのもあるそうです。こちらも機会があれば、ぜひとも飲んでみたい。

 さて感想。
 立ち香はマンゴーにも似た果実香。しぼりたて生酒特有の、いい吟醸香がします。
 口に含むと硬さ、きつさ、とげとげしさがあるものの、それを上回る濃醇な旨さを感じ、また酸も負けじと入り込み、なんだか暴れん坊なイメージ。また、口に含んだ瞬間は辛いが余韻は甘いという短いタームでの変化も、そのイメージをより助長させる。
 燗するとナッツ系の香ばしい香りに変化。味わいでは渋味、苦みが立ち、甘さが強くなる印象で、悪くはないが個人的には冷やが好ましい。

 開栓三日目。多少落ち着いてきた。やんちゃだった中学三年生が高校一年生になった感じ。

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種類 吟醸無濾過生原酒
冬季限定品
原材料名 米・米こうじ・醸造アルコール
アルコール分 18度以上19度未満
原料米 美山錦100%
精米歩合 60%
蔵元 舞姫酒造株式会社
長野県諏訪市諏訪2-9-25
舞姫 吟醸しぼりたて 無濾過生原酒(吟醸無濾過生原酒)

2007年2月24日『酒の蔵まいひめ』にて

評価グラフ
[評価グラフの説明]

1,260円(720ml)
製造年月:2006年12月
開栓:2007年3月3日

舞姫 本醸造しぼりたて 無濾過生原酒

 冬季限定品の『舞姫 本醸造しぼりたて 無濾過生原酒』。松澤酒店(練馬)で購入。

 この『舞姫しぼりたて』は2005年11月に諏訪に旅行に行った際、蔵に併設されたアンテナショップ『酒の蔵まいひめ』で飲んで、いっぺんで惚れた酒。普段、本醸造はほとんど飲まないのですが、ときどきこういった化け物クラスにおいしい本醸造と出会うことがあるから、清酒は分からない。そして面白い。
 そのときに飲んだのは2004年のしぼりたて――つまり1年近く置いたしぼりたて――でしたが、今回飲んだのは2005年の、本当に本当のしぼりたて。どれほどの違いがあるのでしょうか。

 香りは爽やか。
 味わいは辛さやとげとげしさが目立ちかなり飲みにくいですが、燗すると途端に甘味が出てくる。
 以前『酒の蔵まいひめ』で飲んだおいしさは、この甘さなんですよえね。いまのままだとおいしさを引き出せないまま飲み切ってしまいそうなので、一合は冷蔵で、一合は常温で半年ほど自家熟成させようかと思います。

 ――翌日。ちょっと飲んでみたら、とげとげしさが嘘みたいに消えていました。たった一日でこれだけ変わるんですねえ。びっくりです。

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種類 本醸造無濾過生原酒
冬季限定
原材料名 米・米こうじ・醸造アルコール
アルコール分 18度以上19度未満
原料米 しらかば綿100%
精米歩合 65%
蔵元 舞姫酒造株式会社
長野県諏訪市諏訪2-9-25
杜氏 雨宮武治(諏訪杜氏)
舞姫 本醸造しぼりたて 無濾過生原酒(本醸造無濾過生原酒)

1,260円(720ml)
製造年月:2005年12月
開栓:2005年12月23日

麗人 口福旨酒 旬あがり2005

 純米吟醸無濾過原酒『麗人 口福旨酒 旬あがり2005』。長野に酒蔵見学に行った際、麗人酒造(長野県諏訪市)で購入。

 蔵で四〜五種類試飲させてもらいましたが、一番初めにいただいたのがこちら。これが一番アルコール度数が高く、その後いただいたものはどうも物足りなく感じたんですよねえ。明らかに飲む順番を間違えた。

 無濾過原酒のわりには繊細ですっきりとした印象がありますが、いかんせん酒の感想を書いているのが、飲んでから二週間以上も経っていたりして、どうにもあやふや。メモぐらい残さないと駄目ですねえ。

 ちなみに酒銘の読み仮名は「こうふくうましさけ ときあがり」だそうです。振ってなきゃ読めませんねえ。

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種類 純米吟醸無濾過原酒
原材料名 米・米こうじ
アルコール分 18度以上19度未満
精米歩合 59%
蔵元 麗人酒造株式会社
長野県諏訪市諏訪2-9-21
麗人 口福旨酒 旬あがり2005(純米吟醸無濾過原酒)

1,000円(500ml)
製造年月:2005年10月
開栓:2005年11月12日

横笛 純米吟醸原酒

『横笛 純米吟醸原酒』。伊東酒造(長野県諏訪市)酒蔵見学の際に購入。

 いくつか試飲させてもらいましたが、横笛のなかではこれが一番正統派で、存在感があると感じました。
 ただ、いかんせん酒の感想を書いているのが、飲んでから二週間以上も経ったあと。
 細かなところまでは思い出せない。んん……。

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種類 純米吟醸無濾過原酒
原材料名 米・米こうじ
アルコール分 18度以上19度未満
日本酒度 +3
酸度 1.5
原料米 長野県産美山錦
精米歩合 59%
酵母 1701号
蔵元 伊東酒造株式会社
長野県諏訪市諏訪2-3-6
横笛 純米吟醸原酒(純米吟醸無濾過原酒)

-円(720ml)
製造年月:2005年8月
開栓:2005年11月12日

横笛 山廃純米酒

『横笛 山廃純米酒』。伊東酒造(長野県諏訪市)酒蔵見学の際に購入。

 色はものすごくしっかりとした山吹色。
 香りには相当癖があり、木の皮をしばらく水に漬けて引き上げたような、そんな香り。
 そして、酸味がすこぶる強い。これもまた癖がある。
 燗しても香りや味は変わらず、丸みが出てきて飲みやすくなりました。わたしは燗したほうが好きですねえ。

 ちなみに工場長さん曰く、「わたしはどうも山廃が苦手で……」。
 造っている当人でも好き嫌いってあるんですねえ。正直すぎてびっくりでした。

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種類 山廃純米酒
原材料名 米・米こうじ
アルコール分 17度以上18度未満
日本酒度 +2
酸度 1.9
精米歩合 59%
蔵元 伊東酒造株式会社
長野県諏訪市諏訪2-3-6
横笛 山廃純米酒(山廃純米酒)

2,100円(720ml)
製造年月:2005年10月
開栓:2005年11月12日

横笛 特別高濃度酒 古道

 本醸造酒『横笛 特別高濃度酒 古道』。伊東酒造(長野県諏訪市)酒蔵見学の際に購入。

 この本醸造はとびきりうまい!
 なんでしょう、この濃醇なとろみ。芳醇な香り。いつまでも伸びる余韻。黙って出されたら、「お。純米吟醸無濾過生だね」って言ってしまいそうなくらい本醸造らしくなく、いい意味で裏切られた。

 自分ではあまり好んで本醸造を買ったりすることはないのですが、たまにこういった化け物クラスのおいしいやつにぶち当たるから、こわい。
 食わず嫌いならぬ、飲まず嫌いはいけませんねえ。

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種類 本醸造酒
原材料名 米・米こうじ・醸造アルコール
アルコール分 18度以上19度未満
日本酒度 +2
酸度 1.5
精米歩合 59%
蔵元 伊東酒造株式会社
長野県諏訪市諏訪2-3-6
横笛 特別高濃度酒 古道(本醸造酒)

-円(720ml)
製造年月:2005年5月
開栓:2005年11月12日

真澄 純米大吟醸 山花

『真澄 純米大吟醸 山花(さんか)』。2007年2月24日に諏訪に行った際、蔵に併設されたアンテナショップ『Cella MASUMI(セラ・マスミ)」』で購入。

2007年2月24日『Cella MASUMI(セラ・マスミ)』にて試飲 真澄DVD(30分・1,050円)
 300円の有料試飲では『純米吟醸あらばしり』『吟醸あらばしり』『純米 奥伝寒造り』『山廃純米大吟醸 七號(ななごう)』『低アルコール酒 花まる』『リキュール まるめろ酒』『梅酢』のすべてを飲みましたが、あえて試飲できなかった『山花』をチョイス。それとついでにDVD(30分・1,050円)も買ってみた。
 初心者でも分かりやすく酒造りの工程を知ることができるという意味では清酒党には物足りないですが、逆に初心者に清酒の面白さを伝えるツールとしては、使い勝手があるかもしれない。全体のトーンとしてはNHKでも観ているような感じ。そんな印象。

 さて感想。
 立ち香穏やかにてほのかに甘く、舌触り滑らかにて淡雪の如くすーっと消えゆく。仕舞いは線香花火が散るかのように刹那に辛い。
 燗するとかすかにアルコール臭が漂い、口当たりはいやに甘くなった。冷やがいい。

 佳酒ではあるがきれいにまとまりすぎている感もあり、こっくりとした味が好きなかたには物足りないかもしれない。味わいに変化がない分、料理の邪魔をしない食中酒向けという点では評価したい。

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種類 純米大吟醸
原材料名 米・米こうじ
アルコール分 16度以上17度未満
原料米 兵庫県加東市山国地区産 山田錦100%
精米歩合 45%
蔵元 宮坂醸造株式会社
長野県諏訪市元町1-16
真澄 純米大吟醸 山花(純米大吟醸)

2007年2月24日『Cella MASUMI(セラ・マスミ)』にて

評価グラフ
[評価グラフの説明]

1,045円(300ml)
製造年月:2007年2月2日
開栓:2007年3月1日

真澄 純米吟醸あらばしり

2005年2月20日
1,522円(720ml)

 2月出荷で3月ぐらいには売切れてしまう限定品の純米吟醸生原酒『真澄 純米吟醸あらばしり』。西武百貨店(池袋)で購入。

 試飲会をやっており、『大吟醸 夢殿(ゆめどの)』や『山廃純米大吟醸 七號(ななごう)』『純米大吟醸 山花(さんか)』『吟醸 あらばしり』などいろいろ飲ませてもらいましたが、期間限定という言葉に弱いのでこの酒を購入。
 あらためて自宅でじっくりと飲んでみた感想としては、「面白い酒」という印象が強まった。

 上立ち香はバナナやメロンのような、華やかでにぎやかな甘い果実の吟醸香。口に含むとより一層甘さが強く感じられますが、原酒だけあってアルコール度数は高い。甘っ強い。
 酸度も高く、また生酒のみずみずしさもあり、それらが渾然一体となった複雑で奥深い味わいが、実に楽しい。
 それぞれが喧嘩することなく、それでいて自信に溢れた謙虚な主張をしており、まだいろいろな魅力を内に秘めているような、何度飲んでも飽きのこない、面白い酒です。

 この宮坂醸造の酒は、どれをとってもはずれがなかった。今度は別の酒をじっくりと楽しみたいですね。

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種類 純米吟醸生原酒
2月出荷の限定品
原材料名 米・米こうじ
アルコール分 17度以上18度未満
日本酒度 -1
酸度 1.8
原料米 美山錦80%・ひとごこち20%
精米歩合 55%
飲み方 ◎冷酒 ×常温 ×燗酒
保存方法 要冷蔵
蔵元 宮坂醸造株式会社
長野県諏訪市元町1-16
真澄 純米吟醸あらばしり(純米吟醸生原酒)

真澄 吟醸生酒

『真澄 吟醸生酒』。2007年5月26日(土)、松澤酒店(練馬)で行われた「さわやか信州 清酒 真澄 デー」というイベントできき酒大会があり、全問正解だったので賞品としていただく。

 この日は真澄の杜氏さん、蔵元さんを招いてのイベントでした。
 真澄は諏訪蔵・富士見蔵のふたつを抱えており、その辺の話を聞きつつあれこれ試飲させてもらい、最後にきき酒。A・B・C・Dと書かれた4つの酒がそれぞれどれかを当てるブラインドでしたが、素直に第一印象のまま記入したらすべて当たっていた。やはりあれこれ考えず(悩まず)最初に思ったことを信じるのが一番ですね。
 ただ、77人がチャレンジして全問正解者は11人とか。んー、意外と正解率はいいですね。簡単すぎたのかな。

 さて感想。
 夏向けの生酒だけあって、立ち香は涼やかですっきりとしています。
 口に含むと醸造アルコール由来の甘さと滑らかさもありますが、概ねはすっきりとした冷涼感のある印象。ただファーストアタックから余韻にかけての変化はほとんどなく、単調といえば単調。
 40℃ほどに燗すると、甘さに加えてふくらみも出るようになった。
 55℃ほどだと若干のアルコール臭も。断然冷やがいい。

 開栓五日目。
 香り、味ともに、少しだれてきた。早めに飲みきるのがいいかもしれない。

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種類 吟醸生酒
4〜11月に出荷
原材料名 米・米こうじ・醸造アルコール
アルコール分 15度以上16度未満
日本酒度 +2.0前後
酸度 1.3前後
原料米 美山錦(長野県産)80%
ひとごこち(長野県産)20%
精米歩合 55%
蔵元 宮坂醸造株式会社
長野県諏訪市元町1-16
真澄 吟醸生酒(吟醸生酒)

全問正解の賞品
「久保竜大様」ってね。

評価グラフ
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1,313円(720ml)
製造年月:2007年4月23日
開栓:2007年7月6日

御湖鶴 純米吟醸 金紋錦 新酒おりがらみ生

『御湖鶴(みこつる) 純米吟醸 金紋錦 新酒おりがらみ生』。はせがわ酒店 表参道ヒルズ店(表参道)で購入。

 ひょっとすると金紋錦の酒を飲むのは初めてかも。調べてみると長野の酒造好適米のようですね。たかね錦と山田錦の交配だそうです。

 おりがらみということですが、滓はほとんど見えません。
 立ち香は冷えているときはオレンジのようにみずみずしく、温度が上がってくるとメロンのようなねっとり感も。
 口に含むと、フレッシュな高い酸と、余韻に持続性がある旨味。常温に近くなるとメロンのような印象が強くなってくる。
 燗すると粒が立つ。口当たりは柔らかく、酸もすっとしたシンプルなものに変わる。悪くはないが、どちらかといえば冷やがベター。
 燗冷ましはすっとした酸と、切れる辛さが印象的。これはなかなかの好印象。

 開栓二日目。切れのある辛さを感じるようになったが、早くも線の細さも見えるようになった。たった一日だが、フレッシュさはだいぶ落ち着いた。

 開栓八日目。ずいぶんと柔らかくなってきた。これはこれで妙味がある。

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種類 純米吟醸生酒
原材料名 米・米こうじ
アルコール分 16度以上17度未満
原料米 金紋錦
精米歩合 50%
蔵元 菱友醸造株式会社
長野県諏訪郡下諏訪町3205-17
御湖鶴 純米吟醸 金紋錦 新酒おりがらみ生(純米吟醸生酒)

評価グラフ
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1,801円(720ml)
製造年月:2007年3月
開栓:2007年4月9日

渓流 どむろく

 活性にごり生原酒(どぶろく)『渓流 どむろく』。2007年2月24日に諏訪に行った際、諏訪大社下社秋宮近くの二葉屋酒店(長野県諏訪郡下諏訪町)で購入。

 旅先での楽しみといえば、居酒屋と酒販店巡り。何気なく入った店が当たりだったりすると嬉しくなってくる。
 この二葉屋酒店は清酒に力を入れているようで、常時5〜6種類が試飲できる模様。店主(65歳ぐらいの好々爺然とした印象)も清酒の造詣は深いようで、訊けばすかさず返ってくるやりとりも楽しい。「その土地に行ったら、その土地の酒を」がモットーなので、見ためでまず気になったこの酒を購った。

 瓶の横から覗いても分かるように、9割以上はにごりの状態。丸米(まるまい)も見える。精米歩合は明記されておらず、想像するに普通酒でしょうか。首に掛かった説明書を読むと、「粗くあみごし(酒税法上承認)」しただけらしい。“粗漉し”という言葉はよく聞くが、“網漉し”という言葉は初めて聞いた。しかも“粗い”らしい。
 酒税法第3条第3号の定義によると清酒には必ず「漉す」という工程が必要なわけで、「酒税法上承認」と書かれてはあるが、どうもぎりぎりのような気がする。まさに「法の網を潜り抜ける」というか、漉す意味がないくらい粗い網を使ってるんじゃないか、って。
 また『どむろく』というネーミングも、どぶろくを名乗れないからなのかなあと想像したり(あ、ひょっとしたらその地方の方言なのかもしれません)。

 さて感想。
 上澄みだけグラスに注ぎ香ってみると鼻腔にまとわりつくような甘さがあり、キャラメルのよう。口に含むと飛び跳ねるほど甘く、糖類は添加されていないのにどうしてこうなるかが不思議。日本酒度は-20〜-30ぐらいあるんじゃないでしょうか。濃厚な蜂蜜を舐めているようで、ちょっときつい。
 続いて混ぜていただく。相変わらず甘くきついが、切れが出るようになった。余韻は意外と辛い。また、丸米の食感が面白い。試しに燗もしてみたが、冷やのときと印象は変わらなかった。
 原酒だけあってアルコール度数は高く、また甘すぎるせいか、冷やでも燗でもどうも飲みにくい。氷をじゃぼじゃぼ入れロックでやってみたところ案外よくなったが、本質は全然ぶれなかった。飲み人を選ぶ、難しい酒ですねえ。

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種類 普通酒活性にごり生原酒
原材料名 米・米こうじ・醸造アルコール
アルコール分 17度以上18度未満
蔵元 株式会社遠藤酒造場
長野県須坂市大字須坂29
杜氏 勝山敬三
渓流 どむろく(普通酒活性にごり生原酒)

評価グラフ
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540円(300ml)
製造年月:2006年12月
開栓:2007年3月6日

牧水 純米吟醸 ひやおろし 無濾過原酒

『牧水 純米吟醸 ひやおろし 無濾過原酒』。松澤酒店(練馬)で購入。

 上立ち香はマスカットのよう。
 口に含んだ瞬間に強い酸、旨味、辛さが同時に訪れてバランスよく混ざり合い、それらの余韻は非常に長い。
 燗すると柔らかくなる。抜群にうまくなる。

 開栓二日目。
 前日より明らかに香り、味ともにきつくなった。
 香りではマスカットのなかに若干のアルコール臭さも見えるようになり、味わいでは酸、旨味、辛さともに増した。重さを感じるようになった。

 開栓三日目。
 一転して、柔らかくなった。丸くなった。
 なんだか忙しい酒ですなあ。

 少し甘すぎる(辛すぎる)、なんて言いかたがあるけど、これは少し旨すぎる。いや正確に言うならば、少し旨さが強すぎる。アルコール度数の高さも関係するのでしょうが、体力のないときに飲むと、飲み疲れしてしまうかも。

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種類 純米吟醸無濾過原酒
原材料名 米・米こうじ
アルコール分 18度以上19度未満
原料米 長野県産美山錦100%
精米歩合 59%
醸造地・採水地 長野県佐久市茂田井
蔵元 武重本家酒造株式会社
長野県佐久市茂田井2179
杜氏 中澤源栄(越後杜氏)
牧水 純米吟醸 ひやおろし 無濾過原酒(純米吟醸無濾過原酒)

1,575円(720ml)
製造年月:2006年9月
開栓:2006年11月7日

大信州 仕込み1号 槽場詰め 純米吟醸生

 瓶底にうっすらと滓が見られる純米吟醸生原酒『大信州 仕込み1号 槽場詰め 純米吟醸生』。東急百貨店東横店(渋谷)で購入。

 立ち香はりんごや梨など爽やかな高い香りで、グラスを揺するとバニラのような甘い香りも出る。
 まずは上澄みだけを注いで口に含むと、旨味と酸と辛さが絶妙なバランスで訪れ、直感的に「ああ、これはうまい酒だ」と感じる。欠点らしい欠点がまるで見つからない。余韻のベースはやや渋さを帯びた辛味で、持続性がある。
 続いて滓と混ぜていただく。甘みと酸が増し、味に厚みがついた。複雑になった。滓を混ぜたものと混ぜないもの、甲乙つけがたく、どちらも魅力がある。
 燗すると粒が立つ。甘い香りが前面に出るようになり、ややうしろのほうで若干のセメダイン臭も。舌触りには丸みが出てき、味わいでは旨味と甘みが先に立ち、あとから酸と辛さが余韻として追っかけてくる。燗もいける。燗もいけるが、冷やのほうが個性を感じられるので好み。

 開栓二日目、三日目、四日目。特に変化はなく、相変わらずうまい。

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種類 純米吟醸生酒
原材料名 米・米こうじ
アルコール分 16度
日本酒度 +3〜+5
酸度 1.5〜1.8
原料米 長野県産美山錦100%
精米歩合 60%
仕込水 北アルプス連峰伏流水
蔵元 大信州酒造株式会社
長野県松本市島立2380
杜氏 下原多津栄(小谷杜氏)
大信州 仕込み1号 槽場詰め 純米吟醸生(純米吟醸生酒)

評価グラフ
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1,680円(720ml)
製造年月:2006年11月19日
開栓:2006年12月20日

笹の誉 吟醸造り 初しぼり

 吟醸生貯蔵酒『笹の誉 吟醸造り 初しぼり』。笹井酒造(長野県松本市)酒蔵見学の際に購入。

 香りはヨーグルト(プレーンじゃない甘さたっぷりのヨーグルト)+甘酒。独特の甘ったるい酸味があります。
 味わいもこれまた甘酒を思わせるような、ねっとりとした甘さ。

 生貯蔵酒なので、一度火入れはしているんですよねえ。なんでこんなに滓っぽさを感じるんだろう。不思議です。
 開栓から一週間もすれば劇的な変化を遂げる予感がするので、もう少し待ってみることにする。

 ――そして八日後。
 香りはますます滓っぽさを増し、味わいはまろやかになった。期待していたほど変化はしませんでしたが、以前より飲みやすくなった。
 なにが一番近いかといえば、にごり酒かな。目をつぶって飲んだら「にごりだね」って、言ってしまいそうなほどベクトルは一緒です。純然たる吟醸酒なのに、面白いですねえ。

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種類 吟醸生貯蔵酒
原材料名 米・米こうじ・醸造アルコール
アルコール分 18度以上19度未満
原料米 (美山錦)
ラベルには書かれていませんが、
蔵の人が言っていました
精米歩合 60%
蔵元 笹井酒造株式会社
長野県松本市島内3682
笹の誉 吟醸造り 初しぼり(吟醸生貯蔵酒)

1,200円(720ml)
製造年月:2005年11月
開栓:2005年11月20日

笹の誉 古代黒米の酒

 黒紫の色が印象的な純米酒『笹の誉 古代黒米の酒』。笹井酒造(長野県松本市)酒蔵見学の際に購入。

 色に騙されて、ワインの匂いに感じてくるから不思議。
 普段、いかに目で食しているかというのが分かりますねえ。

 酒の特徴としては苦さがメーンで、あとはほんのりとした甘さ。
 舌触りは絹のようにさらりとしており、食道を滑り落ちる。

 どうも好き嫌いが分かれそうな酒ですねえ。わたしはちょっと苦手です。そもそも赤ワインが飲めないので、妙な先入観が拭いきれなかったのかも。どうしても清酒を飲んでいる気分になれませんでした。

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種類 純米酒
原材料名 米・米こうじ
アルコール分 14度
原料米 紫黒米
蔵元 笹井酒造株式会社
長野県松本市島内3682
笹の誉 古代黒米の酒(純米酒)

600円(300ml)
製造年月:2005年9月
開栓:2005年11月21日

神渡 氷湖の雫 純米生酒 極寒しぼり

 冬季限定品の『神渡(みわたり) 氷湖の雫(ひょうこのしずく) 純米生酒 極寒しぼり』。2007年2月24日に諏訪に行った際、諏訪大社下社秋宮近くの二葉屋酒店(長野県諏訪郡下諏訪町)で購入。

 この透明感のある黄金色は、瓶に由来するものかと思ったら酒そのものだったんですね。濾過も加水もしてあると思うのですが、薄っすらとした黄金色が見事です。酒銘から想起してしまうのか、品すら感じる。

 立ち香は穏やかながらも、バナナのような甘い香り。
 グラスを揺すると適度な足があり、口に含むと濃醇な甘み、旨味、酸味がバランスよく順繰りに訪れ、とろりとした食感を残す。自然とつばも沸く。
 燗すると炊き立ての米のような香りに変化。味わいでは辛さと渋さが目立つようになり、この酒の特徴が消えてしまう。冷やがいい。

 それにしてもきれいで優しい酒質ですね。蔵のホームページを見ると、夏季限定の生貯蔵氷温熟成のバージョンもあるようです。こちらもぜひ飲んでみたい。

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種類 純米生酒
冬季限定品
原材料名 米・米こうじ
アルコール分 15度以上16度未満
原料米 長野県産ひとごこち100%
精米歩合 65%
蔵元 株式会社豊島屋
長野県岡谷市本町3-9-1
神渡 氷湖の雫 純米生酒 極寒しぼり(純米生酒)

評価グラフ
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1,200円(720ml)
製造年月:2007年2月
開栓:2007年3月6日

黒松仙醸 禮葉 純米無濾過

 瓶燗急冷の『黒松仙醸 禮葉(らいは) 純米無濾過』。仙醸(長野県伊那市)の杜氏、丸山慎一さんよりお送りいただきました。感謝です。なお、禮葉はこちらで購入できます。

 色はうっすらと黄金色。
 立ち香にはふくらみがあり、揺するとほんとりとメロンの果実香も。
 口に含むとまず感じるのは透明感のあるジューシーさ、続いてかなり濃醇な旨味、最後に力強い切れ。この切れがたまらなくいい。
 手肌で常温に戻すと、舌触りは滑らかになり、辛さが和らぐ。ジューシー感が増す。
 35℃ほどに燗すると、辛さや渋さが強まる。
 50℃ほどだと、切れのある辛さがぐっと強まり、余韻では米の旨味が出てくる。

 開栓四日目。
 相変わらず辛さを十分に含んだ、濃醇な旨み。メロン感は持続。

 開栓六日目。
 ここにきてぐっと乗ってきた。香りは初日と比べるとだいぶ落ち着いてきたが、旨みと甘みは一気に増した。力強くてうまい。

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種類 純米無濾過酒
原材料名 米・米こうじ
アルコール分 17.5度
日本酒度 +1
酸度 1.7
原料米 信州産ひとごこち
精米歩合 60%
酵母 協会1701
仕込水 南アルプスの伏流水
蔵元 株式会社仙醸
長野県伊那市高遠町上上田2432
杜氏 丸山慎一
黒松仙醸 禮葉 純米無濾過(純米無濾過酒)

評価グラフ
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1,260円(720ml)
製造年月:2007年5月(18BY)
開栓:2007年6月6日

黒松仙醸 禮葉 純米無濾過

 瓶燗急冷の『黒松仙醸 禮葉(らいは) 純米無濾過』。仙醸(長野県伊那市)の杜氏、丸山慎一さんよりお送りいただきました。感謝です。なお、禮葉はこちらで購入できます。

 先日飲んだのは18BYでしたが、こちらは17BY。
 四合瓶はすでに終売しており、一升瓶から詰め替えしたものを送っていただいたため、裏ラベルのみです。
 ちなみに18BYと17BYの主なスペックはこんな感じ。酵母の違いに注目ですね。

17BY 18BY
米/精白 ひとごこち60% ひとごこち60%
アルコール度数 17.8 17.5
日本酒度 +2 +1
酸度 1.8 1.7
酵母 協会1501 協会1701


 18BYに比べると一年寝かせているせいか香りはぐっと落ち着いた。
 口当たりには丸みが出るようになったが、それでいながら濃醇さはひとつも薄れることなく、バランスがよくなった印象。
 手肌で常温に戻したときのジューシー感は、17BYも18BYもある。
 35〜40℃ほどに燗すると、ジューシーでほどよく辛く、おいしい。
 60℃ほどだと、ただひたすら辛い。ぬる燗までが限度か。ただ、ゆるく冷めると切れのある辛さがなかなかの妙味。

 開栓六日目。
 18BYと同じく、こちらも乗ってきた。香りは18BYのほうが高いですが、不思議とメロンっぽさを感じるのはこちらの17BY。

 どちらも冷やしすぎるよりは常温がいいですね。このみずみずしさと鋭い切れは、実に魅力的です。

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種類 純米無濾過酒
原材料名 米・米こうじ
アルコール分 17.8度
日本酒度 +2
酸度 1.8
原料米 信州産ひとごこち
精米歩合 60%
酵母 協会1501
仕込水 南アルプスの伏流水
蔵元 株式会社仙醸
長野県伊那市高遠町上上田2432
杜氏 丸山慎一
黒松仙醸 禮葉 純米無濾過(純米無濾過酒)

評価グラフ
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1,260円(720ml)
製造年月:2006年5月(17BY)
開栓:2007年6月6日

深江蔵 無濾過純米吟醸

 生貯蔵瓶詰火入れ酒『深江蔵(ふかえぐら) 無濾過純米吟醸』。友人が長野に旅行した際の、お土産としていただく。

 色は薄い琥珀色。
 花のような高い香りに、かすかなヨーグルト香。バニラのような甘さも、少しあるかな。
 口に含むと、最初は米の甘味と渋み。終盤は辛味。凝縮されているというか、深いというか、全体的に濃い印象ですね。
 ちなみに少し燗してみたところ、さらに米の甘味が膨らみました。

 開栓二日目。
 香りは一気に収束。単一的になったが、代わりに味がぐっと乗った。

 開栓三日目。
 渋み、苦みが出てきた。どんどん深みが増しますね。こういう酒質であれば、「深江蔵」という名前もどことなくしっくりくる。

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種類 純米吟醸無濾過酒
(生貯蔵瓶詰火入れ酒)
原材料名 米・米こうじ
アルコール分 16度以上17度未満
日本酒度 +4
原料米 ひとごこち
精米歩合 55%
蔵元 EH酒造株式会社
長野県南安曇郡豊科町大字高家1090-1
杜氏 北條勝一
深江蔵 無濾過純米吟醸(純米吟醸無濾過生貯蔵瓶詰火入れ酒)

---円(720ml)
製造年月:2005年10月
開栓:2006年5月9日

木曽路 三割麹

 長野県原産地呼称管理委員会認定。麹の割合が三割という純米酒『木曽路 三割麹』。2007年4月13日(金)に東京サンケイビル1F・フラット(最寄駅:大手町)で行われた『夜桜、利き酒会』(主催:ウイメンズ日本酒会)で購入。

 立ち香はブルーベリーのよう。これと似た酒がまったく思い浮かばないくらい、かなり珍しいタイプです。
 口に含むとごつりとした甘みに野趣あふるる酸味、個性的な渋味がバランスよく感じられ、口中には重みが残る。
 40℃ほどに燗すると山廃のような酸が出るようになり、55℃まで行くとすっきりときれいな甘みと酸が見える。いやな香りは出ないし、バランスも崩れない。まだまだ熱くしても耐えられそうな力強さがある。
 燗冷ましは渋味が前面に出るようになり、甘みも冷やのときのように戻った。

 こういうクラシカルな造りの酒を飲むと、たとえば35%まで磨いた大吟醸や醸造アルコールを添加した本醸造ってなんだろう、ましてや普通酒という名の“異常酒”ってなんだろう……って考えちゃいますね。
 純米党というわけではないのでアル添酒はわりとよく飲むし否定はしませんが、それでも「なんだろう……」と考えてしまう。

 ちなみに肴ですが、わらびのおひたし、ふきのとうの天ぷら、若竹煮など、和を感じるものに合いそうです。
 あるいはちょっと変化球で、ステーキなど肉料理にぶつけてみるのも面白いかもしれない。

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種類 純米酒
原材料名 米・米こうじ
アルコール分 15度以上16度未満
日本酒度 -6
酸度 2.0
原料米 長野県産美山錦
精米歩合 70%
米:米麹割合 7:3(一般は1.5〜2)
酵母 協会9号
蔵元 株式会社湯川酒造店
長野県木曽郡木祖村大字薮原1003-1
木曽路 三割麹(純米酒)

評価グラフ
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500円(300ml)
製造年月:2007年3月
開栓:2007年4月17日

七笑 新酒蔵出し しぼりたて生

 普通酒の生原酒『七笑 新酒蔵出し しぼりたて生』。西武百貨店(池袋)で購入。

 試飲したときすごくおいしかった。
 醸造アルコールが入っていたので「本醸造ですか?」と聞いたらそうだと答えたので、これはひさびさの“化け物クラスの本醸造”かなと思い買ったのですが、蔵のホームページを見ると普通酒のようです。
 ……まあ本醸造だったら本醸造って書きますよねえ、普通。それに気づかない自分の半可通なところを少し恥じたり。

 香りは醪がメーン。セメダイン臭も少しする。
 飲んだ瞬間は辛い。「からっ」と言ってしまうほど辛い。ただ持続性はなく、すぐに旨味がやってくる。
 この辛さの面白いのは舌の縁だけがぴりっと辛く、そのほかは水のようになにも感じないというところ。
 燗すると甘みが出ます。

 二日目。味が乗った。
 決してきれいな酒ではなく、それとは反対に位置する男臭さを感じる酒ですが、なかなかうまい。普通酒にしたらレベルは高いと思いますよ。

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種類 普通酒・生原酒
期間限定
原材料名 米・米こうじ・醸造アルコール
アルコール分 19度以上20度未満
日本酒度 +1
酸度 1.7
原料米 トドロキ
精米歩合 70%
酵母 アルプス酵母
蔵元 七笑酒造株式会社
長野県木曽郡木曽町福島5135
七笑 新酒蔵出し しぼりたて生(普通酒・生原酒)

1,120円(720ml)
製造年月:2006年2月
開栓:2006年3月9日