12日(金) 帰省
上野から新幹線で3時間ちょっと。3月以来の帰省。 いつもはビールなんか飲んだりするのですが、今回は初めてのカップ酒。キオスクってカップ酒の品揃えはよくないですねえ……。今度からはあらかじめ買っていったほうがいいかなと思ったり。
13日(土) 犬と酒と
朝は5時に目が覚める。姪っ子がぎゃあぎゃあうるさい。 そのまま朝食を済ませ、今回初対面となる土佐犬テルと犬散歩。 一度写真では見ていましたが、本当に土佐犬らしからぬ面構え。知らない人が見たら、大きなビーグルと間違えるだろうなあと思ったり。
次に通されたのは、麹室(こうじむろ)。夏場で酒を作っている時期ではないので、なかに入れさせてもらうことができました。 麹蓋(こうじぶた)を置く棚を前に、麹についての説明を受ける。 「冬場であれば、麹室のなかは非常に暑い」 「蒸米の温度を一定に保つために、数時間毎に起きて麹蓋の順番を入れ替える作業などをする」 「大吟醸用の麹蓋は、他のものよりもひと回り小振り」 ちょっと気になったので納豆について質問してみた。 納豆は絶対というわけではないけど、まず食べないらしい。ただ見学者も朝に納豆を食べてきていないとも限らないし、それほど過剰なまでに神経質にはならないとのこと。んー、なるほどー。
次に通されたのは、酒母を造るタンクを置く部屋。夏場なのでタンクはありませんでしたが、面白い話は聞けた。 「速醸酵母の場合は12日ほど、山廃酵母の場合は20日ほどでできる」 「酵母は温度管理に気を使う。暖気樽(だきだる:湯たんぽのようなもの)を入れて、温度の上げ下げをする」 「普通飲む日本酒の酸度は高くても+2くらいだが、乳酸(乳酸を含んだ酵母だったかな?)は+6〜+7くらいになる」 次に通されたのは、蒸米・麹・水を仕込むタンクが並ぶ仕込蔵。階段をちょっと上がり、タンクの上のほうから見せてもらいました。 タンク1本で、一升瓶にすると3,200〜3,300本になるらしい。 仕込みは添・仲・留の三段仕込みで、約20日ほど。 本造醸酒など醸造アルコールを添加するタイプの酒の場合は、三段仕込みが終わったあとに添加するらしい。醸造アルコールは始めの段階やあるいは長いこと入れておくと、発酵に問題が出てくるみたい。
試飲を終えて1階に戻り、連続上槽機(通称ヤブタ。ヤブタは連続上槽機を作っている会社の名前)を見せてもらう。 普通酒などはこれで搾り、吟醸酒は槽(ふね)を使うとのこと。また、冬場であれば搾りたてが試飲できるらしい。んー、よだれが出そう……。
ひと通り説明を受けて、これにて見学は終了。帰りに180mlのミニボトルをお土産にもらったりして、まさかそんなことを用意してくれているとはびっくり。 はじめに書き忘れてしまいましたが、見学の前に見学のあとになにか予定があるかを訊かれ、特に予定もなかったのでたっぷり時間を掛けて説明してもらうことができました。橋本さんの気遣いに感謝です。ありがとうございました! 酒造りの方法や手順など、その手の本を読めばなんとなくは理解できるのですが、やはり“生の声”として聞くと、理解の度合いが違いますねえ。染み入ります。 今度はぜひとも冬に訪れてみたいなあと思ったり。
12時にスタートした見学が終わったのが13時すぎ。お腹も空いてきたので、屋台が並ぶ『みろく横丁』へ。ホームページを見ていて気になった『浜ちゃんラーメン』で、ほや酒(580円)とうに酒(780円)をいただく。 最近自分でも変わり酒を作ることに凝っており、レシピを訊いてみた。 ほや酒は生のほやを使用し、一晩真水に浸けて塩抜きしたものを適度な大きさに切って、燗した酒に入れるらしい。磯の香りとほやの香りがすばらしい。 一方うに酒は、蒸したうにを使うとのこと。以前自分で作ったときは生うにを使ったのですが、その辺があまりおいしくならなかった理由かなあと。こちらのうに酒は、うにの風味と塩加減が絶妙でした。
酒も入ったところで、次は腹ごしらえ。先ほど見学した八鶴が経営する『大正ロマン』へ行く。 事前にどこかのページでグラス1杯100円でお試しができるというのを見たのですが、メニューを見ると特に書かれていない。店員さんに訊いてみると「できますよ」とのこと。銘柄は八戸酒類5工場の酒があり、「八鶴」「菊駒」「男山(現:蔵物語)」「稲川」「花開」のすべてを持ってきてもらう。 なかでも稲川と花開はマイナーな酒なので、メモを取った。稲川は「香り穏やかでみずみずしい」、花開は「香り高く米米しい」という印象。本造醸なのか純米なのか、どのクラスかは訊くのを忘れちゃいましたが……。
八戸の市街地を離れ、次は郊外へ。鮮魚や塩干珍味、青果、精肉、お土産などが揃う『八食センター』へ行く。 たまたま「夏の吟撰酒祭(8/6〜8/17)」というイベントをやっており、青森県内の酒を試飲させてもらう。10蔵くらいきていたのかな。各3種類くらい試飲したので、合計すると30種類くらい。結局試飲しなかった酒を3種類買って帰る。
買い物を済ませ、地元に戻る。『小島商店』へ行き、また酒を買い込む。 高校時代はこの店の前を幾度となく通ったはずだけど、実際に店に入るのは初めて。ホームページを見るとオリジナルの酒もあるようで、つまりはそれだけ清酒に力を入れているとう証拠。 ラベルを見るとこの「三戸乃里」は、「陸奥八仙」で有名な八戸酒造が醸造しているんですよねえ。ちょっと期待。 レジへ持って行くと、「三戸の里」という風呂用の酒が並んでいて、四合瓶で300円。店員さんに訊いてみると、あくまでも風呂用なので飲用には向いていないらしい。裏ラベルを見るとこちらの店主が試行錯誤を繰り返して作ったと書かれてあり、その清酒への思い入れを汲んで購入してみた。
夜はもうひとり友人が増え、4人で飲み。2ヶ月ほど前にオープンしたという『三八一(みやいち)』という居酒屋へ。 昼は清酒ばかりだったので、今度は焼酎。かぼちゃ焼酎やごぼう焼酎、長いも焼酎にひし焼酎と、変わった焼酎をどんどん持ってきてもらう。 洋酒だとペルツォフカ(唐辛子ウォッカ)やズブロッカ(ズブロッカ草ウォッカ)もあり、酒瓶を見ているだけでまあ飽きない。地元に帰るたびに行きたくなる居酒屋になりました。
14日(日) 二日酔いで墓参り
さすがに前日の酒は多すぎた。頭痛薬を飲み、昼頃まで寝る。 夕方からは墓参り。この日したとこといえばこのくらいで、おとなしく過ごす。
15日(月) また墓参り、そして帰途