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冬の帰省 - 2003年12月26日(金)〜2004年1月5日(月)

26日(金) 実家へ

 いつもは東京駅から新幹線『はやて』に乗るのですが、今回は上野駅。11月に引越した関係上、こっちのほうが近くなったんでね。初の上野駅ということでちょっと早めに着くよう部屋を出た。
 上野駅構内の売店で買い込んだのは深川飯(830円)とペットボトルの緑茶。珍しくビールは買わない。ささっとかっ込み、谷崎潤一郎『』を読み始める。列車での移動ではなぜか古いものが読みたくなる。
 寝たり読んだり寝たり読んだりしているうちに、新幹線『はやて』は二戸駅に到着。在来線に乗り換え、さらに北へ10数分。昼過ぎに着いたので実家には誰もいない。初対面になる土佐犬を犬小屋から出してみた。

 まったく吠えることもなく、眉間にしわを寄せたままのそのそと歩いてきたが、外に出るなり、足に絡みつく絡みつく。こちらが気を抜くと、膝の裏側に噛みついてくる。なんだこいつは。
 顔も胴も長く、全然土佐犬に見えないけど、そこはやはり闘犬なんだなと感心してしまった。膝の裏側を噛ませたまんまで。

土佐犬土佐犬

(1)のそのそ(2)やっとお外だよ

土佐犬土佐犬

(3)ってかさ、(4)あなた、どこの人?

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 夕方。家族が帰ってきったので、富留屋古賀音庵の『古賀音だんご(季節限定・柚子)』を渡す。詳しくはこちらを参照。一口メモ

 夕飯は『かっけ』。青森県南の郷土料理で、うどんを平べったくして切ったものって言えば分かりやすいかな。これをお湯でさっと煮て引き上げ、にんにく味噌をつけていただく。ちなみに原材料は小麦粉、食塩、プロピレングリコールです。
 ……プロピレングリコールってなんだ?

古賀音だんごかっけ

27日(土) 牡蠣の土手鍋

 朝夕は土佐犬「鉄」くんの散歩。相変わらず足に絡みついてくる。まだ生後3ヶ月なので遊びたい盛りなんだろうね。元気よく噛みついてくる。すぐに振りほどいてもまた噛みにくるので、しばらく噛ませてやることにした。人間を噛んでは駄目だということを教えてあげなければならないしね。気分はなんだか風の谷のナウシカ。飽きるまで噛め。

 それにしても、まだ1回も「わん」と吠えたところを聞いたことがない。土佐犬の試合というのは吠えれば負けなので吠えないように犬種改良されているわけだけど、こうも吠えないとなんだかつまらない。代わりにわたしが吠えてやった。「わん、わんわん、わんっ」。

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 夜は高校時代の同級生宅に仲間4人が集まる。焼酎でも飲みながら牡蠣の土手鍋を食し、そのままほろ酔いで雑魚寝。

28日(日) 馬肉料理ざんまい

 正午近くにもっそりと起床。五戸の『尾形』で馬肉料理を食す。
 馬肉のたたき、コーネ(たてがみ)刺し、馬刺し、馬すじ煮込み、桜鍋、馬たん塩。ひと通り食べたけど、コースで頼むよりもいろいろな種類が食べれたし、それに安かった。ひとりあたま1,900円なり。

馬肉のたたきコーネ(たてがみ)刺し

馬肉のたたきコーネ(たてがみ)刺し

馬刺し馬すじ煮込み

馬刺し馬すじ煮込み

桜鍋馬たん塩

桜鍋馬たん塩


 ところで割り箸の箸袋にはこんなことが書かれてありました。勉強になりますかな?

「戸」のいわれ
一戸、二戸、三戸……九戸と、南部地方には「戸」のつく市町村がたくさんございます。これは南部藩時代、その地域は、軍馬の牧場だったことに由来します。一戸は一番目の木戸、「第一牧場」を意味して、五戸は「第五牧場」のことです。ここに現在「尾形の直営牧場」がございます。


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 飯のあとは八戸で買い物。とある店でLomo社の『SMENA 8M』が売っており、多少躊躇するも、結局は購入。6,000円なり。

 また、同じビルの別フロアはゲームコーナーとなっており、とんでもない数のガチャガチャが並んでいた。100台ぐらいあったんじゃないかな。圧巻だったのでパチリ。子供時分だったらテンション揚がってたと思う。
 子供時分といえば、よくコスモスのガチャガチャを買っていました。最近とんと見ないね、コスモス。

SMENA 8Mガチャガチャ

29日(月) 雨は夜更けすぎに……

 夜は従兄弟とボウリング。盆と年末年始は特別価格で値上がりするという、あこぎなボウリング場へ。近隣に1軒しかないのでこんなことができるのだと思う。値上がりってありえないよね、普通。
 帰宅は午前1時頃。ぽつぽつと降っていた雨が踏み切りあたりで雪へと変わった。なんとなく山下達郎の歌を思い出した。雨が雪に変わりかけているところを写真に撮ったんだけど、なにがなんだか分からないのが撮れてしまって、残念。

 ところで踏み切りにあるこの看板、なんか格好いい。ぐっとくる。

雨から雪へ踏み切りの看板

雨から雪へ踏み切りの看板

30日(火) 蝦夷鹿のルイベ

 朝夕は鉄と散歩。普通、犬って雪の中を喜んで走るものだけど、なんだかテンションが低い。どうした?

土佐犬土佐犬

(1)わ、真っ白!(2)けど、足冷たい。あんま行きたくない

土佐犬

(3)それでも行くの?

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 夕飯は蝦夷鹿の肉。蝦夷というくらいなのでもちろん北海道にしかいないわけで、どこかからもらってきたものらしい。ルイベ状態のところをにんにく醤油でいただきました。
 冬に野禽獣、つまりジビエを食すと、力がみなぎってくる気がする。精がつく。がおー。

蝦夷鹿のルイベ

蝦夷鹿のルイベ

31日(水) 雪国の冬の空

 夜は従兄弟の家でテレビで格闘技観戦。PRIDE、K-1、猪木と、チャンネルをザッピングして観ていました。まったく忙しい大晦日でした。
 主催者側もちょっとは考えて、来年はこんなことがないようにして欲しい。喧嘩しないで、共同で開催したらどうなの?

 午前1時頃、ふらっと帰る。空気が冷たいせいか、どうしても空を見上げてしまう。
 冬の夜は空が近い。いつもとは比べものにならないくらい、星が瞬いている。雪国の冬の楽しみは空にある。晴れれば満天の星、降れば柔らかい雪。

1日(木) 新年

 あけましたが、特にめでたくはない。いつもの変わらぬ朝がくるだけで、それがめでたいといえば、まあめでたいのかも。
 ひねくれ者のわたしとしては今日は変わった正月を過ごそうと考え、朝の犬散歩をしつつ古井戸や朽ち果てた自動車を巡ってみた。
 新しいだけが新年ではない。温故知新という四字熟語があるように、古いものから見つける新しさもある。

古井戸朽ち果てた自動車

古井戸朽ち果てた自動車

 ……特に新しい発見はありませんでした。ってかこの井戸、貞子が出てきそうで怖かった。覗こうかなと思ったけど、やめておきました。犬がわけも分からず飛び込まないとも限らないし。
 あ、デジカメ持ち歩くの忘れたので、この写真だけ携帯カメラです。

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 夜は友人等とボウリング。ひさびさにターキーが出て、新年早々クリスマス。正月から縁起がよい。今年は鳥料理のおいしい店をせめてみよう。ぴよぴよ。

2日(金) 同窓会

 八戸プラザホテルで高校時代の同級生と同窓会。熱っぽいし筋肉疲労だし最低のコンディションで出席。
 とはいえ、食いしん坊根性は生来のものなので、ばかばか食ってばかばか飲んで、気持ちいい感じでぴよぴよ酔っぱらう。眠くなる前に、3次会の途中で帰りました。大人なんで引き際はきれいに。

 というか、車はみんな持ってるし、結婚して子供のいる者もいるし、家を買った者もいるし、身の引き締まる思いになった。「負けてられない、そのうち俺も……」という気持ちにはあまりならないけど、ちょっと考えちゃいますね。40歳ぐらいになったら一気に追い越そうっと。

3日(土) 童話

 昼過ぎに鉄と散歩。やっぱり雪が降るとテンションが低い。なぜだ?

土佐犬土佐犬

(1)まぶしいんですけど(2)ってか、足冷たいんですけど。耳もめくれてるし

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 散歩から戻ると、3歳半の姪っ子がそらで覚えた桃太郎を聞かせてくれた。

「昔むかしあるところで、おばあさんが桃太郎さんを川で洗濯しました」

 ……子供ってすごいこと言うなあ。

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 夜は高校の同級生と近所で飲み。昨日は不完全燃焼だったんでね。
 飲んだあとはボウリング。変な癖がつくのであまりよくないことだけど、シュートをちょっとやってみた。曲がる曲がる、ぐぐっと曲がる。右曲がりダンディ。

4日(日) 最後の犬散歩

 朝夕は鉄と散歩。雪が解けていたせいか、元気よく小屋から飛び出してきた。立ち姿もどこか勇ましい。まだ生後3ヶ月なのにぐいぐい引っ張る。
 ちなみに体重は13.5kg。3歳半の姪っ子は15.0kg。今月中に追い越されることは必至です。

土佐犬

仁王立ち

 胴が長いので、そこそこの大きさまでは成長するかなと思う。今度帰省したとき、どのくらいまで大ききなっているか楽しみだ。成犬時の予想体重40〜50kgで。

5日(月) そして帰途

 11日間という長き帰省を終え、東京へ戻る日は6時に起床。風呂、飯ののち、駅へ向かう。
 坂を下り、中程まで行ったところで新幹線の切符を忘れてきたことに気づく。脱力のなか重い荷物を抱え、えっちらおっちらと引き返す。東北の朝は寒い。頭に雪が積もることなぞ気にも止めず、息も切れ切れで引き返す。荷物で肩も痛くなり、杉の木の根本にバッグを投げ置き、転ばぬよう小走りで家へ。コートのポケットに切符を突っ込み、再び駅へ。帰省して東京へ戻る日には必ずなにかを忘れる。パンツとか携帯の充電器とか。

 在来線に乗り込み空いている席に座ると、隣ではノートパソコンをにらみつつなにやら打ち込んでいる中年男性が。二戸駅で新幹線に乗り換えるときにその男性はどこかへ行ったのですが、仙台駅から乗り込んできた隣の中年男性も、席に着くなりノートパソコンを取り出し、なにやら打ち始めた。
 どちらも眼鏡をかけた痩せがたの森本レオっぽい風貌で、サラリーマンというよりは先生といった印象。車中で日記でも書いているのかなあと思ったり。かく言うわたしも、この日記の草稿は携帯で打って自宅のPCに送っているわけなのですが。

 自宅を出て上野駅まで3時間半。山手線に乗り換えると後ろのほうからは成人式の話をしている女性がふたり。やれ振り袖を買ったとか、そんな話が聞こえてくる。
 次の駅から乗り込んできた女性ふたりも、やはり振り袖をレンタルするとか、そんな話をしている。
 んー、今年はなんでも2倍なんでしょうか。ノートパソコンを持つ中年男性も2倍、振り袖の話をする女性も2倍。部屋へ着いてからスーパーへ行き、牛乳2本買った。流れには乗るに限る。

おまけ

 のんびり帰省してたくせに、かえって疲れました。何時に寝ようとも、朝6時になれば3歳半の姪っ子が寝ているところに登ってくるし、外に出て犬散歩に行けば、犬が足に絡みついてくるし……。休まる場所がない。
 今度帰省するときは、もう少し短めで。