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鎌倉 - 2002年8月19日(月)

鎌倉で吟行

 こんちくしょう、曽良(仮名)の野郎、寝坊しやがった。俺の最寄駅で8時に落ち合って、仕事に向かうサラリーマンを冷やかしながら遊びに行くべってことになってたのに、実際落ち合ったのは12時近く。4時間の遅刻かよ、ったく!
 この曽良こと友人M、6月に横浜へ一緒に行った奴なんだけど、なんだかんだで8年の付き合いになる。9割5分は遅刻するね、間違いなく。しかも、来ねえなあと思って電話しても、7割5分は出ないし、もう慣れっこだ。やきもきしても仕方がないんで、家で不貞寝して待ってました。ぐーすかぴー。
 あ、そうそう、なんで曽良って名前なのかってことなんだけど、今回の個人的な目的(真の目的はまた別にあるんだけど、それは後述)は吟行だったので、奴のことを勝手に曽良って呼んでます。俺が俳句……じゃないや都々逸のことを考えながら歩いていたなんて、奴には一言も言ってないけどね。あっはっは。

 12時に最寄駅を出て、まずは横浜駅まで。そこから横須賀線で北鎌倉駅へ向かおうとしたのですが、そこでちょっとトラブルが……。そのまま横須賀まで行くはずの電車が、乗って走り出した瞬間に「台風のため大船までしか行きません。そこから先はお乗換えください」という車内アナウンス。
 んー、のっけからつまずきです。今日は非常に嫌な予感が。
 結局、北鎌倉駅のホームへ降り立ったのは13時30分頃。腹ぺこです。

横浜駅北鎌倉駅


 たいがいどこか行くときにはある程度下調べしてから行くんだけど、今回はほとんど無計画。ネットでさらっと観光スポットを見ただけで、ガイドブックは買っていない。決めていたことといえば、北鎌倉駅から歩いて鎌倉駅へ向かい、余裕があったら大仏を見るってことだけ。
 俺も曽良も鎌倉は初めてだけど、まあなんとかなるでしょうって感じで、いざ行かん。まずは1番近い円覚寺へ向かう。拝観料200円なり。

仏像坂道

タツ曽良
 左:タツ  右:曽良

花鐘


 円覚寺をあとにし、続いて明月院へ。
 途中の民家で妙な光景を見かけたので、許可なくパシャリ。犬小屋の中に犬の置物が鎮座ましましてるんですけど……。あとついでに、もう緑になっちゃった紫陽花もパシャリ。

犬の置物緑の紫陽花


 そして、明月院へ到着。
 「本日は台風接近のため閉門いたしました。   明月院」
 ……だそうです。さっきの円覚寺もそうだったけど、今日はやけに人が少ない。鎌倉には初めて来たので比較のしようがないけど、それにしても人が少ない。こんな台風の日ぐらい、坊主もなまぐさ……もとい、ゆっくりしたいんだろうなあと、寛大な気持ちで受け止めて引き返した。もう腹ぺこだ。

明月院


 明月院をあとにし、建長寺へ向かう大通りのすぐ角に和食味処を見つける。店名は『利久』。ランチタイムは14時30分までと書かれてあり、時計を見ると14時26分。微妙だ。
 「まだランチ大丈夫ですか?」と言いながら暖簾をくぐる。天気のせいもあってか他に客はなく、片付けの準備をしているようだったが、快く迎え入れてくれた。座敷のほうを勧められたが、雨で濡れているからとやんわり辞退し、テーブルへ着いた。こういうやりとりがなんだか嬉しい。いい雰囲気の店だ。
 天ぷら膳(1,500円)を注文。当然おいしかった。

天ぷら膳


 腹くちくなったところで、建長寺へ。拝観料300円なり。
 ぶらっと建物を見てまわったあと、左手奥のほうへ向かう。
 半僧坊への階段は半端じゃなかった。いったい何段あったんだろう。天気のせいもあってか、中腹へ差しかかった付近は結構もやっていた。天狗が数体おり、手水には竜がいた(←個人的にかなり嬉しい)。
 最後の階段を上り、ようやく半僧坊へ。そこで面白い絵馬を見かけたので、許可なくパシャリ。差支えがあるといけないので、一応名前にはモザイク処理を施しました。
 「千石君が私とつきあう」
 「歩実が写真を焼増ししてくれます」
 「山口に中村くんといって、21日はみんなとあそぶ」

 うーん、3人でお金を出し合って絵馬を購入したんでしょうねえ。微笑ましいです。でも、結局この3人はなんの願をかけたんでしょう。わけ分からん。

天狗天狗
 左:オィーッス(いかりや)  右:アイーン(志村)

竜絵馬


 建長寺をあとにし、続いて鶴岡八幡宮へ。
 いくら健脚とはいえ、台風のなかここまで歩くと、さすがの俺ももうへとへと。橋の欄干に足をかけてみる。
 これでセーラー服(水兵服)でも着てパイプをくゆらせでもしたら、 "海の男" って感じなんだろうけど、あいにく俺は泳げない。海は怖い。

建物建物

橋橋

鳥鳥


 さていよいよ、源頼朝の墓(法華堂跡)。
 軽く前述もしましたが、真の目的はここにありました。
 本当かどうか眉唾ものだけど、ウチの先祖ってのは壇ノ浦の合戦のとき平家側についた人間らしいんです。(ちなみに家紋は抱き茗荷
 源氏の本拠地である鎌倉に乗り込んで、頼朝の墓を見る(じっと見る)という行為は、先祖の弔いでもあるんです。その記念に写真をパシャリ。
 墓だけを撮ったらちゃんと写るのに、俺が入ったらぼやけてしか撮れませんでした(周りに比べ、特に俺だけがぶれる)。10枚以上は撮ったのに……。うう、ごめんなさい。もう来ません。

源頼朝の墓源頼朝の墓


 そそくさと源頼朝の墓をあとにし、鎌倉駅へ。
 とぼとぼ歩き着いたころには17時になっていた。これから大仏を見に行くのはちと厳しいので、帰ることに。今日は13時30分に到着し、食事の時間を30分と見ても、3時間は歩いたことになる。しかも台風のなか歩いたのだから、結構な運動だ。よかった。
 ってか、当初の目的でもあった吟行が全然できていないことに気づく。人間は天災の前ではそんな余裕なぞなくなるらしい。駄目だこりゃ。

 明日は実家へ帰るので、お土産を購入。店員のおばちゃんに「鎌倉の土産ってなにが有名なんですか?」と尋ねたところ、「鎌倉は特産物がないからねえ。 "鎌倉" って名前が入っているのがお土産になっちゃうんだよ」と言われた。なんて正直な人だ。勢いで2個買った。

お土産


 そして帰途へ。
 保土ヶ谷駅でバイクが列車に接触する事故(の連絡)があったらしい。10分近く足止めをくらった。
 今日は行きも帰りもついていない。しかも家に帰ったら、草履がぼろぼろになってた。ちっ。
 ええっと、今回の鎌倉小旅行をざっくりまとめると、「台風の日には出歩くな」ってこと。天ぷら膳はうまかったけど、ちと割に合わない。新しい草履買わねば。

草履