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映画レビュー [ヤ行]

用心棒

■内容
 あらすじはAmazon.co.jpをご参考ください。


■感想
「用心棒だっていろいろある。雇ったほうで用心しなきゃならねえ用心棒だってあらあ」

 この台詞がすべてを物語っている。桑畑三十郎(三船敏郎)の行動は本当に用心ならない。
 また、監督・脚本の黒澤明も当然ながら用心ならない。やられた。

2005年5月6日(Video)

表題 用心棒
(1961年 / 日本 / 110分)
監督 黒澤明
脚本 黒澤明 / 菊島隆三
撮影 宮川一夫
音楽 佐藤勝
出演 桑畑三十郎 ………… 三船敏郎
新田の卯之助 ……… 仲代達矢
馬目の清兵衛 …… 河津清三郎
新田の丑寅 ………… 山茶花究

スタッフ、キャストは「日本映画データベース」を参照。
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用心棒

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 価格:¥6,300(税込)

欲望のあいまいな対象

 初老のブルジョア紳士 "マチュー" が、新しく雇い入れた若いメード "コンチータ" に一目惚れし、翻弄されつづける様を描いた作品。

 何としても "物にしたい" 男と、 "物として扱って欲しくない" と言う女。金品を与えてもなかなか物にできない男は、次第に「欲望」を募らせ、「欲望=性欲」と「愛情」を混同していく。
 一方、したたかな女は、最も望むものを得るまで決して身体を許そうとせず、自称 "処女" を武器に貞操を守りつつも「欲望=金欲」を満たしていく。

 この作品のテーマは「欲望」と「愛情」の履き違えと思われる。とかく人は「欲望」を恥じ、それを「愛情」だと言いがちである。あるいは「欲望」だと気付かず「愛情」だと思い込んでいる人も大勢いるかもしれない。
 ブニュエル監督は「欲望」を「愛情」だと言うこと自体詭弁であり、「欲望」にかられた人間はいかに愚かかを描きたかったのかもしれない。あの隠喩めいたラストシーンにはそんな意味が込められていたのではと感じ取れた。

2002年5月3日(Video)Good!

表題 Cet Obscur Objet Du Desir(欲望のあいまいな対象)
(1977年 / フランス・スペイン / 104分)
監督 ルイス・ブニュエル
脚本 ルイス・ブニュエル / ジャン・クロード・カリエール
原作 ピエール・ルイス
撮影 エドモン・リシャール
出演 マチュー …… フェルナンド・レイ
…………………… キャロル・ブーケ
………………… アンヘラ・モリーナ
……………… ジュリアン・ベルトー
……………… アンドレ・ヴェベール
※マチュー以外の配役はあえて表さず
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欲望のあいまいな対象

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