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映画レビュー [サ行]

最後の晩餐

 ある日4人の壮年紳士が別荘へ集まる。目的はただひとつ「食べて食べて、死ぬため」。人は生き続けるために食べ、いずれ死ぬ。死ぬために食べようと言うのだから、何とも皮肉めいた話である。

 食べれば排泄するのは当然だし、生きていれば性欲も湧いてき、眠くもなる。この作品では「食」、「排泄」、「性」、「睡眠」、「生」、「死」がそのまま描かれている。ひとつの人生の縮図と言っていいだろう。結局人間とはこれだけのものなのだよとフェレーリ監督は言いたかったのかもしれない。

 さて、飽食の先に待つものは一体何なのか、それはあなた自身の目で確かめていただきたい。いや、確かめるではなく体感していただきたい。この作品を観た直後に食欲が湧くか湧かないか。映画そのものよりもそちらほうが非常に興味深い作品である。

 ちなみに私はアイスコーヒーで塩ようかんを食べました。私にとって最後の晩餐はまだまだ先のようです。

2002年5月5日(Video)

表題 La Grande Bouffe(最後の晩餐)
(1973年 / フランス / 130分)
監督 マルコ・フェレーリ
脚本 マルコ・フェレーリ
撮影 マリオ・ブルピアーニ
音楽 フィリップ・サルド
出演 マルチェロ …… マルチェロ・マストロヤンニ
ウーゴ ………………… ウーゴ・トニャッツィ
ミシェル …………………… ミシェル・ピコリ
フィリップ ……………… フィリップ・ノワレ
アンドレア ………… アンドレア・フェレオル

サイダー・ハウス・ルール

■内容
 あらすじはAmazon.co.jpをご参考ください。


■感想
 感動するように作られているなあというのはこの際抜きにして、いろいろ考えさせられてしまう作品です。

 青年ホーマーの成長を主題に置きながらも、もっとも存在感を放っているのはラーチ医師の人間味。ホーマーをわが子のように愛しつつも、それを当人に見せることのない真の優しさ。
 厳しく強い人に見えるが、実は心の底に弱いものを抱えている。中絶手術することに少なからず後ろめたさがあるのだろうか、エーテルに頼らなければならない姿など悲哀を感じずにはいられない。

2003年7月17日(DVD)

表題 The Cider House Rules(サイダー・ハウス・ルール)
(1999年 / アメリカ / 126分)
監督 ラッセ・ハルストレム
原作 ジョン・アーヴィング
音楽 レイチェル・ポートマン
出演 孤児院で育った青年、ホーマー・ウェルズ ………… トビー・マグワイヤ
孤児院の医師、ラーチ …………………………………… マイケル・ケイン
堕胎手術を受けた女、キャンディ・ケンドル …… シャーリーズ・セロン
[DVD]
サイダー・ハウス・ルール

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 価格:¥4,935(税込)

サイン

■内容
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■感想
 「なにかが起こる予感」といったBGMや効果音など、音の使いかたがうまい。それこそがまさに "サイン" 。
 他はまあなんというか、普通に楽しめる作品でした。得るものはなんにもないけど。


■私的メモ
 運のいい悪いはあとづけだからねえ。解釈がそのよし悪しを決めるのであって、絶対的なものは存在するといえようか。いや言えまい(反語)。

2003年6月23日(DVD)

表題 Signs(サイン)
(2002年 / アメリカ / 107分)
監督 M・ナイト・シャマラン
脚本 M・ナイト・シャマラン
撮影 タク・フジモト
音楽 ジェームズ・ニュートン・ハワード
出演 元牧師、グラハム・ヘス …………………… メル・ギブソン
グラハムの弟、メリル・ヘス …… ホアキン・フェニックス
グラハムの息子、モーガン・ヘス …… ローリー・カルキン
グラハムの娘、ボー・ヘス ……… アビゲイル・ブレスリン
婦警、キャロライン・パスキ ……… チェリー・ジョーンズ
獣医、レイ・レディ ………………  M・ナイト・シャマラン
[DVD]
サイン

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 価格:¥1,890(税込)

サタデー・ナイト・フィーバー

■内容
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■感想
 すみません。観る前は「どうせ古い時代の青春映画だろう」って莫迦にしてましたが、完全に撤回します。思っていたよりもいい映画でした。ってか、半端じゃなくいい。いま観ても格好いい。2003年9月5日にDVDが再販されるようなので、買おうかなと思ってるところ。それほどよい。あとサントラも欲しい。

 映画を観たことがない人でも、どこかで1度は耳にしたことのある曲が盛りだくさん。しかしながらただのダンス映画ではなく、若さゆえの過ち、焦り、憤り、不器用などが垣間見ることができ、子供から大人への脱却というような、むしろダンス以外の部分に面白みがある。未見の人はぜひ。

2003年7月7日(Video)Good!

表題 Saturday Night Fever(サタデー・ナイト・フィーバー)
(1977年 / アメリカ / 118分)
監督 ジョン・バダム
脚本 ノーマン・ウェクスラー
原作 ニック・コーン
撮影 ラルフ・D・ボード
音楽 ビージーズ / デヴィッド・シャイア
出演 トニー・マニロ …………………… ジョン・トラボルタ
ステファニー・マルガノ …… カレン・リン・ゴーニー
[DVD]
サタデー・ナイト・フィーバー

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 価格:¥2,625(税込)

ザ・リング

■内容
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■感想
 多少設定はいじってあるものの、印象という意味では日本のオリジナル版となんら変わりなく、ある意味 "コピー(増殖)" されたものと言えよう。
 日本人の視点で観た場合、怖さという点ではオリジナル版に分があるのは致しかたないが、悲しさという点ではこちらのリメイク版のほうが勝っているかもしれない。
 ただ作品としてみた場合、「なぜビデオが生まれたか」といった説明がきちんとなされていなかったのが残念。

2003年8月2日(DVD)

表題 The Ring(ザ・リング)
(2002年 / アメリカ / 116分)
監督 ゴア・ヴァービンスキー
脚本 スコット・フランク / アーレン・クルーガー
原作 鈴木光司
撮影 ボージャン・バゼリ
音楽 ハンス・ジマー
出演 ジャーナリスト、レイチェル …………… ナオミ・ワッツ
レイチェルの元夫、ノア …… マーティン・ヘンダーソン
息子、エイダン …………………… デビッド・ドーフマン
アンナ・モーガン …………………… シャノン・コクラン
[DVD]
ザ・リング

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 価格:¥3,990(税込)

秋刀魚の味

 この『秋刀魚の味』。初めて観た小津映画なのですが、小津映画の最後の作品みたいですね。ですから、いまああだこうだ感想を述べるのはちょっと難しいかなと(なんで棒読み口調なんだろうとか)。

 でも、観終わって最後に感じたのは「ほろ苦くて、かすかに甘い映画だなあ」ということ。タイトルの『秋刀魚の味』、言い得て妙です。

2002年9月7日(Video)

表題 秋刀魚の味
(1962年 / 日本 / 112分)
監督 小津安二郎
脚本 小津安二郎 / 野田高梧
撮影 厚田雄春
音楽 斎藤高順
出演 平山 …………………………… 笠智衆
平山の娘ミチコ …………… 岩下志麻
平山の長男コウイチ ……… 佐田啓二
コウイチの妻 …………… 岡田茉莉子
恩師 ……………………… 東野英治郎
恩師の娘 …………………… 杉村春子
「かおる」のマダム …… 岸田今日子

the EYE【アイ】

■内容
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  [オフィシャルHP]  http://www.the-eye.jp/


■感想
 んー、前評判で怖いよ怖いよと聞きすぎたためか、あまりコワクナカッタ。
 公開中のものなので内容について触れるつもりはないけど、ものとしてはよくできてると思うよ。見せかたの部分はしっかりしてる。
 ただ、前半と後半のノリがちょっと違ってて、なんかツボを外されたって感じ。前半の部分は好き。後半は、んー、どうかなあ。

 とりあえず、トム・クルーズのリメイク版が出たら観てみようとは思う。作ってんのかな? まだかな?

2003年4月12日(Theater)

表題 the EYE【アイ】
(2002年 / 香港・タイ / 99分)
監督 オキサイド・パン(彭順) / ダニー・パン(彭發)
脚本 オキサイド・パン(彭順) / ダニー・パン(彭發)
原案 オキサイド・パン(彭順) / ダニー・パン(彭發)
編集 オキサイド・パン(彭順) / ダニー・パン(彭發)
共同編集 ジョジョ・ホイ(許月珍)
撮影 デーチャー・シーマントラー
美術 クリッタパット・スッティネート / サイモン・ソー(蘇國豪)
CG セントロ・デジタル・ピクチャーズ(先濤數碼企畫有限公司)
音楽 オレンジ・ミュージック
出演 マン・ウォン …………… アンジェリカ・リー(李心潔)
心理療法士ワ・ロー …… ローレンス・チョウ(周俊偉)
リン ………………………… チャッチャー・ルチナーノン
マンの姉 …………………… キャンディ・ロー(盧巧音)
ロー医師 ………………… エドムンド・チェン(陳之財)
リンの母 ………………………………… ワン・スーユエン
マンの祖母 …………………… コウ・インペン(高燕萍)
インイン ……………………… ソー・ヤッライ(蘇日麗)
エーク医師 ……………… フォン・ジンファッ(方展發)
[DVD]
the EYE【アイ】

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 価格:¥3,990(税込)

ジーパーズ・クリーパーズ

 姉トリッシュと弟ダリーは、車で帰省中、不審なトラックに追われる。なんとかやり過ごしたふたりは、やがて先ほどのトラックが古びた館の脇で、地中深く伸びる穴に死体らしきものを投げ入れている場面を見てしまう。それに感づいたトラックは、再びふたりを追いかけてくる。なんとか逃げ延びたふたりは、先ほど見た光景を確かめるため古びた館に戻るのだが、しかしそこには……。


 以下、ネタバレあります。

 あれ? そういうおち? ものすごく消化不良。怖くもなんともない。
 前半部分は精神的圧迫感とか、その辺の怖さはあったのに、後半はなんか楽なところに逃げられた感じ。恐怖の対象の設定を怪物にしちゃったら、なんでもありじゃん。不死身なうえに空まで飛ぶか。ずるい。

 けど、「23年ごとの春、23日間、人間を食べ続ける。その食べた部位が肉体となる」といった設定自体はすごく魅力的。見せかた次第では面白くもできると思うんだけど、これいかに。

 [オフィシャルHP] http://www.coppola-presents.com/

2002年12月4日(Video)

表題 Jeepers Creepers(ジーパーズ・クリーパーズ)
(2001年 / アメリカ / 92分)
監督 ビクター・サルバ
撮影 ドン・E・ファン・ル・ロイ
音楽 ベネット・サルベイ
出演 姉、トリッシュ・ジェナー ……………………… ジーナ・フィリップス
弟、ダリー・ジェナー …………………………… ジャスティン・ロング
ザ・クリーパー …………………………………… ジョナサン・ブレック
超能力者、ジェゼル・ゲイ・ハートマン …… パトリシア・ベルチャー
猫屋敷のおばあさん ……………………………… アイリーン・ブレナン
[DVD]
ジーパーズ・クリーパーズ

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 価格:¥3,990(税込)

ジェヴォーダンの獣

■内容
 あらすじはAmazon.co.jpをご参考ください。

  [オフィシャルHP]  http://www.france-no1.com/


■感想
  "獣" とはなにか――。
 それがこの映画の最重要キーなはずなのに、「え、そういうオチ?」と激しく嘆息。妙につじつまを合わせようとするから、スケールが小さくなっちゃったのかな。すごく残念。

 全体的には面白い要素がたっぷりなのに、どれもこれも活かしきれていないような気がする。なんだか中途半端。
 反面、「フロンサックとマニの新大陸での出会い」や「ジャンのアフリカでの出来事」など、続編を作れそうな要素はたっぷり。そこまで計算していたとすれば、それはそれで賢い。あざとい。

 ストーリー的にはぐだぐだだけど、映像手法は好き。赤はより赤く、緑はより濃い緑。美しい。
 ただ、無駄な戦闘シーンが多すぎ。しかも人対人の。もっと獣と戦えよ。ああいう正体だったら、5〜6体は出してもよかったのでは?


■私的メモ
 『ヴィドック』やフランシス・F・コッポラの『ドラキュラ』を思い起こしたけど、その両者にも劣る内容。

2003年3月9日(DVD)

表題 Le Pacte des loups(ジェヴォーダンの獣)
(2001年 / フランス / 138分)
監督 クリストフ・ガンズ
脚本 クリストフ・ガンズ / ステファーヌ・カベル
撮影 ダン・ローストセン
音楽 ジョセフ・ロドゥカ
出演 王室博物学者の騎士、グレゴワール・デ・フロンサック …… サミュエル・ル・ビアン
フロンサックの義兄弟(インディアン)、マニ …………………… マーク・ダカスコス
片腕の貴族、ジャン・フランソワ・ド・モランジアス ………… ヴァンサン・カッセル
ジャンの妹、マリアンヌ・ド・モランジアス …………………… エミリエ・デュケンヌ
貴族の若者、マルキ・トマス・ダプシェ …………………………… ジェレミー・レニエ
娼婦(?)、シルヴィア ………………………………………………… モニカ・ベルッチ
[DVD]
ジェヴォーダンの獣

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 価格:¥3,990(税込)

シェフとギャルソン、リストランテの夜

■内容
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■感想
 努力してもうまくいかないジレンマはなんとも歯がゆい。才覚があることとそれを認知してもらうことは別物だということを、教えてくれる映画です。

 嵐のような1日が終わり、絶望の続きにあるもの、それは兄弟愛――。こんなに素敵なラストシーンはなかなかない。ぐっときた。


■私的メモ
 ティンパーノ、パスタの一種。イタリアの郷土料理。
 http://www.fujitv.co.jp/jp/b_hp/ginmaku/backnumber/14.html


■台詞抜粋
 ”神を認識することは天使のパンを食べること”
 意味不明だけど、信じるよ。

2003年9月28日(Video)

表題 Big Night(シェフとギャルソン、リストランテの夜)
(1996年 / アメリカ / 109分)
監督 スタンリー・テュッチ / キャンベル・スコット
脚本 スタンリー・トゥッチ / ジョセフ・トロピアノ
撮影 ケン・ケルシュ
音楽 ゲイリー・デ・ミシェル
出演 イタリア料理店オーナー、セコンド …… スタンリー・トゥッチ
セコンドの兄でシェフ、プリモ …………… トニー・シャローブ
セコンドの彼女で銀行員、フィリス ……… ミニ・ドライヴァー
セコンドの愛人、ガブリエラ ………… イザベラ・ロッセリーニ
ライバル店のオーナー、パスカル ……………… イアン・ホルム
ジャズシンガー、ルイ・プリマ …………………………… XXX

仕立て屋の恋

■内容
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■感想
 ふたりでなければ "愛" は始められないが、 "恋" はひとりでもできる。そう、まさに仕立て屋イールにとってアリスは "恋" だったのでしょう。裏切られたとき、 "愛" であればその裏側の憎しみも生まれることもあるが、 "恋" は破れるだけ。ひとりで始めた "恋" は自己責任で終わるしかないのだ。
 仕立て屋のイールの言動を、陰湿だ、あるいは滑稽だと笑うことはできない。孤独に生きた中年にとっては、唯一無二の恋だ。裏切られたと分かった瞬間でも、信じた自分を否定したくないからこそ「恨んでいない、せつないだけだ」という言葉が口に出る。悲しいくらい理解できる。

2003年8月28日(DVD)


 レンタル落ちしたものを200円で購入。ひさびさに再見。

 以前観たときの感想を読んで、思わず「ほう」と唸ってみたり。今回観たときにはそこまでなにかを感じるものってなかったんですよねえ。昔に比べて恋愛力が著しく低下しているのか、あるいは恋愛映画に興味がなくなってしまったのか。
 かつてはこの手のフランス映画が好きでよく観ていましたが、いまはラブコメディのほうが好きだったり。ある種の“緩さ”や“ユーモア”がないと駄目ですねえ、疲れちゃって。

2005年5月1日(Video)

表題 Monsieur Hire(仕立て屋の恋)
(1989年 / フランス / 76分)
監督 パトリス・ルコント
脚本 パトリス・ルコント / パトリック・ドヴォルフ
原作 ジョルジュ・シムノン
撮影 ドニ・ルノワール
音楽 マイケル・ナイマン
出演 仕立て屋、イール …………………………… ミシェル・ブラン
向かいの部屋に住む女、アリス …… サンドリーヌ・ボネール
[DVD]
仕立て屋の恋

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 価格:¥3,129(税込)

自転車泥棒

 第2次世界大戦直後のローマ。街には失業者があふれ、妻とふたりの子供を持つアントニオもそのうちのひとりだった。  そんな動乱の最中、運良くアントニオのもとへポスター貼りの仕事が回ってくる。このポスター貼りには自転車が不可欠であったが、あいにく自転車は質草に入れており、アントニオと妻マリアは自宅で使用しているシーツを質草になんとか自転車を取り戻すことができ、新しい生活に希望を抱くのであった。
 そしていよいよポスター貼りの仕事。作業に集中していたアントニオは、あろうことか自転車を盗まれてしまう。悲嘆にくれるアントニオは肩を落としつつも帰途につく。自転車がなければ仕事すらできないわけであり、アントニオと息子ブルーノは街をさまよい自転車を探すことになる。


 うーん、きつい話です。虚飾を一切廃し、現実に徹底したストーリーは、ただただ物悲しい。救いは微塵もない。
 映画として押さえる部分は押さえているし、伏線もきちんとしているし、よくできた作品だとは思うけれど、ストーリーが現実的であるがゆえに「映画にする必要はあるのか?」といった疑問は浮かぶ。周りを見渡してみても、また想像してみたとしても、「ありがちな話では?」と思ってしまった。
 とはいえ、観る人に「その後どうなったんだろう」という想像させる余地を残したラストシーンは、非常に好感が持てる。ブルーノがどういう成長をし、大人になっていくのか……。観終わったあとに「面白かったね」や「悲しかったね」で済むようなエンターテインメント色の強い映画ではなく、「どうなんだろう?」とディスカッションできるような、そんな映画です。不況のいまこそ観るべき映画かな。景気がいいときに観たとしても、理解は得られにくいかも。

2002年7月10日(Video)Good!

表題 Ladri Di Biciclette(自転車泥棒)
(1948年 / イタリア / 104分)
監督 ビットリオ・デ・シーカ
脚本 チェザーレ・ザバッティーニ、他
原作 ルイジ・バルトリーニ
撮影 カルロ・モントウォーリ
音楽 アレッサンドロ・チコニーニ
出演 アントニオ・リッチ …… ランベルト・マジョラーニ
ブルーノ ………………… エンツォ・スタヨーラ
マリア …………………… リアネッラ・カレル
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自転車泥棒

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シモーヌ

■内容
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■感想
『ガタカ』や『トゥルーマン・ショー』が佳作だった分期待を持って観てしまったせいか、さほど面白いと思えず。
 この監督が一貫して持つ「人間の尊厳」といったテーマは感じられましたが、ちょっと薄っぺらくなったような気が。

2004年12月12日(Video)


■私的メモ
 1と0の世界。原題もエンドロールも、i→1、o→0のお遊び。


■私的メモ
 エンドロールのあとにちょっとしたおまけ映像あり。
表題 S1M0NE(シモーヌ)
(2002年 / アメリカ / 117分)
監督 アンドリュー・ニコル
脚本 アンドリュー・ニコル
撮影 エドワード・ラックマン
音楽 カーター・バーウェル
出演 CG女優、シモーヌ …………………………………………… レイチェル・ロバーツ
映画監督、ヴィクター・タランスキー …………………………… アル・パチーノ
ヴィクターの元妻で映画プロデューサー、エレイン …… キャサリン・キーナー
ヴィクターの娘、レイニー ……………………… エヴァン・レイチェル・ウッド
わがままな女優、ニコラ ……………………………………… ウィノナ・ライダー
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シモーヌ

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シャイニング

■内容
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■感想
 昨今のホラー映画といえば、「呪怨」であるとか「ザ・リング」のような幽霊系が主流であるけども、個人的にはこの「シャイニング」のような狂気系のほうが好きだ。愛する夫が狂い行く恐怖。自分も息子も殺されるかもしれないという恐怖。これほど怖ろしいものがほかにあろうか。
 これほどまで怖く感じるのはキューブリック監督の演出もさることながら、ジャック・ニコルソンの演技力なしには語れない。最近、「カッコーの巣の上で」を観たせいもあるかもしれないが、ジャック・ニコルソンに狂気の役をやらせたらぴか一だと思う。未見のかたは合わせてどうぞ。

2003年9月22日(DVD)

表題 The Shining(シャイニング)
(1980年 / アメリカ / 119分)
監督 スタンリー・キューブリック
脚本 スタンリー・キューブリック / ダイアン・ジョンスン
原作 スティーブン・キング
撮影 ジョン・オルコット
音楽 ベラ・バルトーク / ギョルギ・リゲッティ / クリシュトフ・ペンデレッキ
出演 小説家、ジャック・トランス ……………… ジャック・ニコルソン
ジャックの妻、ウェンディー・トランス …… シェリー・デュパル
ジャックの息子、ダニー・トランス ……………… ダニー・ロイド
ホテルの料理主任、ハロラン ……… スキャトマン・クローザース
[DVD]
シャイニング

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 価格:¥1,500(税込)

終着駅

 1時間ちょっとの短い映画です。ですので、あらすじをここに記すのはやめときましょう。

 駅という場所は、出会いと別れがあり、終わればまた新しい始まりがある。列車には必ず出発時刻というものがあり、 "乗る" か "乗らないか" で大きく人生が変わる。いったん走り出せば降りることは適わないわけだから、躊躇もする。逆に乗らなければ乗らないで、「乗っていた未来」を想像してしまうことになり、焦りもする。
 駅はさまざまなものを繋ぎ、また別ける場所。喜びや悲しみといった相反するふたつのものを内包できる場所が駅。そこでは自然にドラマが生まれる。感傷も生まれる。

 この映画、かなり好きです。

2002年7月17日(Video)Good!

表題 Indiscretion of an American Wife / Stazione Termini(終着駅)
(1953年 / アメリカ・イタリア / 64分)
監督 ビットリオ・デ・シーカ
脚本 チェザーレ・ザバッティーニ
撮影 G・R・アルド
音楽 アレッサンドロ・チコニーニ
出演 メアリー・フォーブス(マリア) …… ジェニファー・ジョーンズ
ジョバンニ・ドリア …………………… モンゴメリー・クリフト
[DVD]
now printing

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 価格:¥3,990(税込)

シュレック

■内容
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■感想
 子供向け映画なのかなあ。オチもよめたし、全然面白くなかった。

2003年7月6日(DVD)

表題 Shrek(シュレック)
(2001年 / アメリカ / 94分)
監督 アンドリュー・アダムソン / ヴィッキー・ジェンソン
音楽 ハリー・グレグソン・ウィリアムス / ジョン・パウエル
声の出演 怪物、シュレック …… マイク・マイヤーズ
ロバ、ドンキー ………… エディ・マーフィ
フィアナ姫 ………… キャメロン・ディアス
ファークアード卿 ……… ジョン・リスゴー
[DVD]
シュレック

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 価格:¥2,625(税込)

食神

■内容
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■感想
 くだらねえ。観なくていいよ。

2003年5月13日(DVD)Bad!

表題 食神
(1996年 / 香港 / 92分)
監督 チャウ・シンチー / リー・リクチー
脚本 チャウ・シンチー / K.C.ツァン / ロー・マンサン
撮影 ジングル・マ
音楽 クラレンス・ホイ
出演 食神 ……………………………… チャウ・シンチー
廟街の姉御 …………………………… カレン・モク
審査員ミス・ナンシー …………… シッ・カーイン
大快楽チェーン社長 …………………… ン・マンタ
新食神・トン ………………… ビンセント・コック
食神コンテスト司会者 …………… ロー・ガーイン
少林寺の大師・夢精 ………………… タッツ・ラウ
廟街の親分 ………………………… レイ・シウゲイ
香港料理鉄人の司会者 …………… アウ・ガムトン
食神コンテストのレポーター …… ゴン・ヘンマイ
廟街の易者 ………………………… ユン・キンタン
食神ファンの女子高生 …………… レイ・ギンヤン
夢の中の女子高生 …………… クリスティ・チョン
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ショコラ

 ある日、フランスのとある小さな村(ランスケネ村・架空の地名)へ、ヴィアンヌとアヌークというふたりの母娘がやってくる。母娘はこの村で『マヤ』というチョコレートショップを開く。
 保守的な村長は彼女たちを受け入れようとせず、また村人にも悪い噂を吹聴し、この店へ近づかないように命ずる。
 そんな村長の所業なぞ意にも介さないヴィアンヌは、思いやりの心とそのチョコレートの甘さで、徐々に村人たちの心を溶かしていくのであった……。


 架空の地名もそうだし、舞台はフランスなのに登場人物が英語を話してるあたりとか、もうすでにファンタジーですね。悔しいけど、心溶けるように作られています。かなり温まった。
 例えば子供(いないけど)と一緒に観たいと思える映画ですね。子供じゃないにしても、誰かと一緒にホット・チョコとか飲みながら観たい映画かな。俺的にかなりストライク・ゾーンです。

2002年8月15日(Video)

表題 Chocolat(ショコラ)
(2000年 / アメリカ / 121分)
監督 ラッセ・ハルストレム
脚本 ロバート・ネルソン・ジェイコブズ
原作 ジョアン・ハリス
撮影 ロジャー・プラット
音楽 レイチェル・ポートマン
出演 ヴィアンヌ …………………………………………… ジュリエット・ビノシュ
ヴィアンヌの娘、アヌーク ………………… ヴィクトワール・ティヴィソル
ルー …………………………………………………………… ジョニー・デップ
ヴィアンヌの大家さん、アルマンド ……………………… ジュディ・デンチ
アルマンドの娘、カロリーヌ ………………………… キャリー・アン・モス
カロリーヌの息子、リュック …… オーレリアン・ペアレント・ケーニング
ランスケネ村村長、ポール・レノ伯爵 …………… アルフレッド・モリーナ
セルジュ ………………………………………………… ピーター・ストーメア
セルジュの妻、ジョゼフィーヌ ………………………………… レナ・オリン
アンリ神父 …………………………………………………… ヒュー・オコナー
ギヨーム・ブルロ ……………………………………………… ジョン・ウッド
マダム・オデル …………………………………………… レスリー・キャロン
[DVD]
ショコラ DTS特別版

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スナッチ

 うーん、ここであらすじ書いちゃうと、未見の人はつまんなくなるでしょ、この映画。できれば頭のなか空っぽの状態で観て欲しい。

 『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』のときもそうだけど、ガイ・リッチー監督は切り貼りのうまい監督だね。構成力が卓逸してるんでしょう、きっと。始めこそテンポの速さに翻弄されがちだが、後半になると次第に慣れてくる。それどころか、「あ、これ伏線」ってな感じに先が読めてくる。
 役者にしてもきちっと役割分担ができていて、間抜けなキャラは間抜けなまま、狡猾なキャラは狡猾なままなので、観ていて非常に理解しやすい。
 また、ところどころに笑いもちりばめており、それがアップテンポになりがちな展開を適度にクールダウンさせている。
 カメラアングルにしても、奇をてらう一歩手前の妙味を出しており、それほどあざとさは感じられない。

 総括すると、チャップリンのどたばた喜劇に通ずるような、非常に楽しい映画でした。ポップコーンでもつまみながら、気楽に観たい映画ですね。


■私的メモ
 スナッチ=ひったくり

2002年7月22日(Video)

表題 Snatch(スナッチ)
(2000年 / イギリス・アメリカ / 103分)
監督 ガイ・リッチー
脚本 ガイ・リッチー
撮影 ティム・モーリス・ジョーンズ
音楽 ジョン・マーフィ
出演 ボクシングのプロモーター、ターキッシュ …… ジェイソン・ステイサム
ターキッシュの弟分、トミー …………………… スティーブン・グレアム
裏ボクサー、ゴージャス・ジョージ ……………… アダム・フォガーティ
流浪民(パイキー)、ミッキー・オニール …………… ブラッド・ピット
賭博好き、フォーフィンガー・フランキー ……… ベニチオ・デル・トロ
アメリカ人、アビー …………………………………… デニス・ファリーナ
アビーの従兄弟、ダグ・ザ・ヘッド ……………………… マイク・リード
弾丸歯、トニー ………………………………………… ビニー・ジョーンズ
弾丸をくぐる男、ボリス・ザ・ブレイド ………… ラデ・シェルベッジヤ
質屋、ソル(ソロモン) ……………………………… レニー・ジェイムズ
ソルの相棒、ビニー …………………………………………… ロビー・ジー
逃がし屋、タイロン …………………………………………………… エイド
ノミ屋、ブリックトップ ………………………………… アラン・フォード
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スナッチ デラックス・コレクターズ・エディション

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セックスと嘘とビデオテープ

■内容
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■感想
 いまいち評価の難しい映画だなあというのが正直なところ。
 四者四様の性癖が描かれており、それぞれが複雑に絡み合っているかと思わせつつも、実は単純だったりして、なんて言っていいのかよく分からない。
 ただ、つまらない映画だなあとは全然思わなかった。あとで観直すとまた印象が違うかも。


■私的メモ
 本音を隠す(あるいは嘘で固める)実生活と、本音をさらけ出すことができるビデオテープ。キーはセックス(性描写はほとんどないけど)。明快といえば明快。

2003年8月3日(DVD)

表題 Sex, Lies, and Videotape(セックスと嘘とビデオテープ)
(1989年 / アメリカ / 100分)
監督 スティーブン・ソダーバーグ
脚本 スティーブン・ソダーバーグ
撮影 ウォルト・ロイド
音楽 クリフ・マルティネス
出演 ジョン ………………………………………… ピーター・ギャラガー
ジョンの妻、アン ………………………… アンディ・マクダウェル
アンの妹、シンシア ……………………… ローラ・サン・ジャコモ
ジョンの大学時代の親友、グレアム …… ジェームズ・スペイダー
[DVD]
セックスと嘘とビデオテープ

Amazon.co.jp
 価格:¥995(税込)

セレンディピティ

■内容
 あらすじはAmazon.co.jpをご参考ください。


■感想
 やばい、相当に好きな映画です。セントラルパークのスケートリンクが出てくるだけで、もう駄目。なぜか知らんけど、昔からこのスケートリンクに憧れがあるんです。もう最高にいい!

 シナリオ的に「ありえねー」という声も聞こえてきそうだし、面白いか面白くないかでいえば万人が合格点をくれるか疑問。個人的にも満点はあげられないけど、それでもかなり好きな映画。「好き」というのは欠点も含めて丸ごと好きという意味。

 害のない映画だし、落ち込んでいるときに元気になりそうな映画。また、クリスマスに観たくなる映画だし、冬が恋しくなる映画。
 男のほうは特に格好いいというわけじゃないけど、女のほうはすげえかわいい。かわいいかわいくないは主観なので人それぞれだろうけど、個人的には相当タイプ。DVD買っちゃいます。


■私的メモ
 セレンディピティ=幸せな偶然、思わぬ発見をする特異な才能


■台詞抜粋
 人生は無意味な偶然の積み重ねではない

2003年10月1日(DVD)Good!

表題 Serendipity(セレンディピティ)
(2001年 / アメリカ / 91分)
監督 ピーター・チェルソム
脚本 マーク・クライン
撮影 ジョン・デ・ボーマン
音楽 アラン・シルヴェストリ
出演 ジョナサン・トレーガー ………………………… ジョン・キューザック
サラ・XXX(あえてシークレット) ……… ケイト・ベッキンセイル
ジョナサンの友人、ディーン・カンスキー …… ジェレミー・ピヴェン
サラの友人、イヴ ……………………………………… モリー・シャノン
ジョナサンの婚約者、ハリー ………………… ブリジット・モイナハン
サラの婚約者、ラース ……………………………… ジョン・コーベット
ブルーミングデールズの販売員 ……………………… ユージン・レヴィ
[DVD]
セレンディピティ

Amazon.co.jp
 価格:¥2,625(税込)

戦場のメリークリスマス

■内容
 あらすじはAmazon.co.jpをご参考ください。


■感想
 まず最初の印象は、みなぼそぼそっとしゃべっているので聞き取りにくいということ。また、日本語を話す外国人がいるんだけど、その日本語が非常に下手くそ。なに言ってるか分かりにくい。さらにはデビット・ボウイを殴るシーンがたびたび出てくるんだけど、どれもこれも殴った振りがみえみえで、興ざめ。遠慮しないでがんといけばいいのにと思った。

 映画の中身うんぬんよりも、まずその辺が非常に気になって、観るに耐えかねると感じた。最初から最後まで眠いのなんのって。
 あらかじめ断っておくと、戦争未経験の人にはこの手の映画は正しく理解することができないと思っています。もちろん俺もそう。
 いつの時代の話なのかほとんど説明されていない(終盤に差し掛かったころ、ようやく1936年2月26日がどうこうという話が出てくる)し、歴史に明るい人でなければなにがなんだか理解しきれないと思われる。
 当時の日本軍とイギリス軍捕虜の力関係がどのようなものだったかは不勉強ゆえに分からないけど、日本軍の精一杯の虚勢の姿は見て取れることができた。この映画のきもはそこでしょ? 違う?

2003年7月9日(Video)

表題 Merry Christmas,Mr. Lawrence(戦場のメリークリスマス)
(1983年 / 日本・イギリス / 123分)
監督 大島渚
脚本 大島渚 / ポール・マイヤースバーグ
原作 『影の獄にて』サー・ローレンス・ヴァン・テル・ポスト
撮影 杉村博章
音楽 坂本龍一
出演 ジャック・セリアズ …… デビット・ボウイ
ジョン・ロレンス ………… トム・コンティ
ヨノイ大尉 ………………………… 坂本龍一
ハラ軍曹 ……………………… ビートたけし
ヒックスリ ………… ジャック・トンプソン

スタッフ、キャストは「日本映画データベース」を参照。
[DVD]
戦場のメリークリスマス

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 価格:¥2,625(税込)

ソウル・フード

■内容
 あらすじはAmazon.co.jpをご参考ください。


■感想
 まず「家族の理想像」ありきで、適度にトラブルを散らし、最後はまとめるといった、きれいごとな作品。眠くてねむくて仕方がなかった。
 倉本聰か橋田壽賀子が脚本し、日本人のキャストでやっても同じような出来映えになると思う。黒人社会がはらむ問題には、深く追求していない。

2004年12月14日(Video)

表題 Soul Food(ソウル・フード)
(1997年 / アメリカ / 115分)
監督 ジョージ・ティルマンJr.
脚本 ジョージ・ティルマンJr.
撮影 ポール・エリオット
音楽 リサ・コールマン
出演 ママ・ジョー ……………………………………  イルマ・P・ホール
長女、テリー ………………………  ヴァネッサ・L・ウィリアムス
次女、マキシーン ……………………  ヴィヴィカ・A・フォックス
三女、バード …………………………………………… ニア・ロング
テリーの夫マイルス ……………………………… マイケル・ビーチ
バードの夫レム ……………………………… メキー・ファイファー
マキシーンの夫、ケニー …………………  ジェフリー・D・サムズ
マキシーンの息子、アマッド ……………… ブランドン・ハモンド
ママ・ジョーの妹の娘、フェイス ……………… ジーナ・ラヴェラ
ママ・ジョーの兄、ピート …… ジョン・エム・ワトソン・シニア
一族の問題男、シミュエル ……………………… メル・ジャクソン
[DVD]
ソウル・フード

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 価格:¥995(税込)