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映画レビュー [ハ行]

バーバー

■内容
 あらすじはAmazon.co.jpをご参考ください。


■感想
 それでも髪は伸びる――。

 放っておくと無秩序に伸びるのが髪の毛であって、それを整えるのは理髪師の仕事。その理髪師がほんの出来心で犯罪に手を染めてしまい、もはや整えることができくなくなった姿を描いたのがこの作品。

 以下、ネタバレあり。

 「うまくまとめたなあ」というのが第一の印象。
 最終的には取り返しのつかないところまでいってしまい、それをリセットするには "死" ほど絶対的なものはないんだけど、それでも残された者にとってはそれが最後ではない。髪が伸びるように、疑念や後悔が心の中で伸び続ける。
 苦しさや辛さこそが真の人生の姿であって、いっときの喜びや快楽なぞ風の前の塵に同じ。私利私欲に走ると必ず足元をすくわれるという痛烈な皮肉を見ることができた。


■私的メモ
 ・ロズウェルの話が軽く出てくるあたりなど、ちょっとお茶目。
 ・ドライクリーニングって、水を使わない洗濯方法だったんだ……。知らなかった。

2003年8月6日(DVD)

表題 The Man Who Wasn't There(バーバー)
(2001年 / アメリカ / 116分)
監督 ジョエル・コーエン
脚本 ジョエル・コーエン / イーサン・コーエン
撮影 ロジャー・ディーキンス
音楽 カーター・バーウェル
出演 理髪店店員、エド・クレイン ……………………… ビリー・ボブ・ソーントン
エドの妻、ドリス ………………………………… フランシス・マクドーマンド
ドリスの働くデパートの店長、デイヴ・ブリュースター
                 ………… ジェームズ・ガンドルフィーニ
デイヴの妻、アン …………………………………… キャサリン・ボロウィッツ
理髪店店主でエドの義弟、フランク・ラッフォ ………… マイケル・バダルコ
エドの客で弁護士、ウォルター・アバンダス …… リチャード・ジェンキンズ
ウォルターの娘、レイチェル ……………………… スカーレット・ヨハンソン
かつらを着けた起業家、クレイトン・トリヴァー …………… ジョン・ポリト
ドリスの弁護士、フレディ・リーデンシュタイナー …… トニー・シャルーブ
音楽教師、ジャック・カルカノグ ………………… アダム・アレクシ・モール
[DVD]
バーバー

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 価格:¥4,935(税込)

バグダッド・カフェ 完全版

 ラスベガスへ向かう途中の砂漠にあるガスステーション兼コーヒーショップ兼モーテル『バグダッド・カフェ』。
 夫との喧嘩別れの末、車からおっぽり出されたジャスミンは、このバグダッド・カフェへなんのあてもないまま逗留しつづける。
 はじめこそいぶかしげに接していたバグダッド・カフェの女主人ブレンダだが、ジャスミンの周囲の人々に対する思いやりの心に触れるにつれ、次第に心を開いていくのであった……。


 一言で感想を述べるなら、「投げたブーメランは必ず帰ってくる。たとえ投擲に失敗したとしても、そのときはもう1度投げればいい」。

 実はこのバグダッド・カフェ……と言うか主題歌の『コーリング・ユー』、ものすごくトラウマな曲です。
 19歳の頃、PRONTOで彼女とお茶してるときに別れ話を切り出され、そのときに流れていたのが『コーリング・ユー』。そんなわけで、バグダッド・カフェはなんとなく観るのを避けていました。
 とは言え、もう何年も昔の話だし、いまは全然気にならないので、なんとなく観てみることに。
 ……すげえ、よくできた映画でした。カメラワークと音楽の使いどころが秀逸。若干あざとさも感じられたりもしたけれど、それを上回るくらいよくできた脚本だと思う。未見の人はぜひ。

2002年9月27日(Video)

表題 Bagdad Cafe(バグダッド・カフェ 完全版)
(1987年 / 西ドイツ / 109分)
監督 パーシー・アドロン
脚本 パーシー・アドロン / エレオノール・アドロン
撮影 ベルント・ハインル
美術 ベルト・アマデウス・カプラ / ビルナデッド・ディ・サンノー
音楽 ボブ・テルソン
出演 太ったドイツ女性ジャスミン …… マリアンネ・ゼーゲブレヒト
バグダッド・カフェの女主人ブレンダ ………  CCH・パウンダー
俳優(画家?)ルディ・コックス ………… ジャック・パランス
彫り師デビー ……
ブレンダの娘フィリス ……
ブレンダの夫サル ……
バグダッド・カフェの店員カヘンガ ……
バグダッド・カフェのピアノ弾き、サロモ …… 
保安官アーニー …… 
ブーメランを投げるキャンパー、エリック …… 
[DVD]
バグダッド・カフェ 完全版

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 価格:¥3,990(税込)

パズル

■内容
 あらすじはAmazon.co.jpをご参考ください。


■感想
 「 "言葉" や "文字" を扱ったテーマというのは、別の言語で育った人々には理解されにくいのでは?」といった懐疑的な視点で観てみたんだけど、別の意味で理解できなかった。……んー、全然つまらないんですけど。
 前半はいいんだよ。謎が多くてはらはらする。ただ、途中からわけの分からない殺人ゲームになってしまい、一気に興ざめ。
 映画のタイトルを "パズル" とした時点でそれは、作品に対する自信と挑戦を観客にアピールしていることに他ならないと思うけれど、実際はそれほどよくできた脚本でもなく、大いに名前負けしている。パズル的な要素ってどこ? ご都合主義で書いてない?
 後半は眠くて眠くて仕方がなかった。頑張りは見えるけど浅いなあ。

2003年4月27日(DVD)

表題 Puzzle(パズル)
(1999年 / スペイン / 108分)
監督 マテオ・ヒル
脚本 マテオ・ヒル
原作 ファン・ボリニャ
撮影 ハビエル・サルモネス
音楽 アレハンドロ・アメナーバル
出演 小説家志願の青年、シモン・カルデナス …… エドゥアルド・ノリエガ
英語教師の同居人、カエル ………………………… ジョルディ・モリャ
新聞記者、マリア …………………………………… ナタリア・ベルベケ
バーで働く恋人、アリ ………………………………………… パス・ベガ
[DVD]
パズル

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 価格:¥4,935(税込)

バタフライ・キス

 結論から言うと、今は冷静に批評できません。

 この映画はとある人に薦められ観たのですが、まずオープニングで打ちのめされました。ユーニスの行動性にはこの映画を薦めてくれた人とだぶるものがあって、なぜ観ろと言ったのかそちらにばかり気がとられて、映画自体を客観視できませんでした。落ちついたらあらためて観てみようと思います。


 ■オープニングテーマ曲
   おかしいけど本当よ
   寂しさのせいかしら
   あなたと別れてから
   日ごとに愛が募るの
   幸せを もう一度
   寂しさよ さようなら
   こんなに あなたを 愛していたなんて
   あなたと幸せを もう一度
   後悔してるのよ
   私が犯した過ちを
   去るなんてバカね 今日こそ戻るわ
   投げだした幸せを 取り戻しに
   あなたと幸せを もう一度
   寂しさに別れを告げて
   涙から学んだの 愚かなプライドを
   私が帰ると彼に伝えて
   憂うつは吹き飛んだわ
   心からの愛を 今度こそ あなたに
   あなたと幸せを もう一度


 以下、少々野暮ったいですが、脚本的、演出的手法について私的メモ。

1.対比・同化
 ユーニス(通称ユー)を悪とするならば、ミリアム(通称ミー)は善である。
 「人間誰しも善と悪は持ち合わせている」と言うミリアムと、「私を救おうとしたって、いずれ悪に染まる」と言うユーニス。言わばユーとミーはふたりでひとつであって、だからこそお互い異質な相手に惹かれあうし、離れることはできないのだとウィンターボトム監督は伝えたかったのであろう。

2.聖書の引用
 この作品は聖書が根底に敷かれている。いわれなき罪により十字架を背負うイエスを、自らの意思により鎖を身に纏うユーニスになぞらえているのだろう。
 イエスはユダ [Judas] に裏切られ死ぬことになるが、ユーニスはジュディス [Judith] を生け贄にするため旅を続ける。イエスを善とするならばユーニスは悪であり、性格や行動性は全く相反するが、「逆もまた真なり」と言いたかったのかもしれない。

2002年5月6日(Video)




 再見しました。2年以上もスパンを置くと、随分冷静に観られるものですねえ。
 で、感想。

 以下、ネタバレあり。

 主人公ユーニスの行動心理を一言で言うと、愛に飢えている――。
 神の大いなる愛を信じたいユーニス。「罰が欲しいので、悪事を重ねる」という非常にシンプルで異常な行動は、普通であれば許しがたいことだが、ではその "普通" というのは一体なんなのかと、観ている者に問う。

 善行や悪行という観念は人が生活をしやすくするために作り上げたもので、絶対的なものではないし、全てが正しいとは限らない。
 もちろんユーニスの行動は自分勝手以外のなにものでもなく、その自虐的かつ苛虐的な行動は常人には理解しにくい。決して許せるものではないが、それは結局は常人の倫理観からくるもの。 "自分勝手" という倫理観も、結局元々は人が作り上げたもので、ユーニスの倫理観には存在しない。

 もうねえ、リアルにこんな人が周りにいたら大変だと思うんですよ。それを体現してくれているのがもうひとりの主人公ミリアム。

 ミリアムはユーニスを愛するがゆえに彼女に従い、最後には彼女の望む究極の罰、つまり "死" を与える。
 これって一見非常に考えさせられるテーマだと思うんです。相手が望むから、愛する人を殺すことって……。
 ただ、別のものとして考えた場合、例えば父母が老衰で入院したとしましょう。身体中チューブだらけで、ただただ死のくるその日を先延ばしにしている状態となった場合、どうしますか。入院前、「意味のない延命措置だけはやめてくれ」と言われてたとしたら、どうしますか。

 答えは死を与える者にあるのではなく受ける者にあるのでは、と思いました。相手の望むことを拒絶し、死を与えないことこそ、 "自分勝手" なのではと。

2004年7月26日(Video)

表題 BUTTERFLY KISS(バタフライ・キス)
(1995年 / イギリス / 85分)
監督 マイケル・ウィンターボトム
脚本 フランク・コトレル・ボイス
撮影 シェイマス・マクガーヴェイ
音楽 ジョン・ハール
出演 ユーニス ………………………… アマンダ・プラマー
ミリアム ………………………… サスキア・リーヴス
ウェンディ(GS従業員) …… カティ・ジェイミソン
エラ(GS従業員) ………… ポーラ・ティルブルック
ジュディス(GS従業員) …… ケイティ・マーフィー
ミスター・マクダーモット ……… デス・マッカリー
ミリアムの祖母 …………………… フリーダ・ドウイ
青い車の男 ……… ファイン・タイム・フォンテイン
トラック運転手 …………… リッキー・トムリンソン
[DVD]
バタフライ・キス

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 価格:¥4,935(税込)

ハッシュ!

■内容
 見ず知らずの3人を偶然が結びつける。
 ペットショップで働く直也(高橋和也)は、気ままなゲイライフを送りながらも人生に何か物足りなさを感じていた。
 土木研究所で働く勝裕(田辺誠一)は、ゲイであることを隠している。同僚の女性に好意を寄せられるが、それさえ拒めない優柔不断な自分を情けなく思っている。
 歯科技工士の朝子(片岡礼子)は、人との関わりをアキラメたような生活を送っていた。好きでもない男とセックスして、空っぽの気持ちを誤魔化すのだった。

 付き合いはじめた直也と勝裕。しかし偶然出会った朝子の出現で、彼らの平穏にいくかに見えた関係が揺れ動きはじめる。
 朝子は勝裕がゲイだと知ったうえで、ある相談を持ちかけた。「結婚とか、付き合うとかではなく、子供がほしいの」と。
 その朝子の決意は、直也と勝裕、そして個々の家族の心に大きな波紋を起こしていく。
 そのなかで3人は、みずからの人生をどう選びとっていくか、決断するときを迎えていた。
オフィシャルHPより)


■感想
 なんかすげえリアルなの。気張った演技もないし、全員が自然体。会話とか、かんでるのにそのまま続けてたりとか。
 こういった自然に見せる演技はすげえと思った。んー、演出のなせる業。すげえ。

 設定としては多少くせのある人たちが、明日への希望や糧を見つけ邁進する姿を見せてくれるのがこの映画の主題。
 一見好き勝手に生きているような人たちも、その陰には痛みや苦悩を抱えて生きている。いや、痛みや苦悩があるから、ひと癖もふた癖もある人格になるのかな。

 痛みや苦悩といった弱い部分は誰もがみな多かれ少なかれ持ち合わせているわけで、面と向かって見つめ、逃げたりせず乗り越えて行こうと思い始めたとき、人は強くなれる。

 勝裕、直也、朝子とその家族らが対話するシーン。勝裕の義姉(秋野暢子)が朝子に問い詰める場面。
 ようやく前に進もうとしたときに過去の言動を引っ張り出させれ、それを非難される姿などは、見ていて痛々しい。正論による救いのない言葉が、心をずたずたにする。
 けど、これもまた往々にして起こる現実なんだよね。この辺がすげえリアル。

 ひさびさにいい邦画を観たって感じです。未見のかたはぜひどうぞ。

2003年4月1日(DVD)Good!

表題 ハッシュ!
(2001年 / 日本 / 135分)
監督 橋口亮輔
脚本 橋口亮輔
撮影 上野彰吾
音楽 ボビー・マクファーリン
出演 栗田勝裕 ……… 田辺誠一
長谷直也 ……… 高橋和也
藤倉朝子 ……… 片岡礼子
栗田容子 ……… 秋野暢子
栗田勝治 ………… 光石研
長谷克美 …… 冨士眞奈美
永田エミ ………… つぐみ
マコト …………… 沢木哲

スタッフ、キャストは「日本映画データベース」を参照。
[DVD]
ハッシュ!

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 価格:¥2,800(税込)

バッファロー'66

 ストーリーなどはこちら(手抜き)。
 http://www.kinetique.co.jp/buffalo/


 映画としてよくまとまっているし、カメラワークも妙味があって面白かった。観終わったあとのすっきりした気持ちよさは、かなりいい感じ。
 なんだろう。心理描写がうまいというか、ちょっとした機微の表現がすばらしいので、観ていて感傷的になってしまう。
 弱いけど強がって見せて、誰も傷付けたくないから自分が傷つく――。
 そんな男にもうめろめろ。男から見ても、いい男だ。

2002年10月4日(Video)

表題 Buffalo '66(バッファロー'66)
(1998年 / アメリカ / 118分)
監督 ヴィンセント・ギャロ
脚本 ヴィンセント・ギャロ / アリソン・バグナル
撮影 ランス・アコード
音楽 ヴィンセント・ギャロ
出演 ビリー・ブラウン ……………………………… ヴィンセント・ギャロ
レイラ ………………………………………… クリスティーナ・リッチ
ビリーの親友、グーン …………………………… ケビン・コーリガン
ビリーの父 ……………………………………………… ベン・ギャザラ
ビリーの母 ……………………………… アンジェリカ・ヒューストン
ビリーの同級生、ウェンディ ……………… ロザンナ・アークエット
ボーリング場経営者、ソニー …… ジャン・マイケル・ヴィンセント
[DVD]
バッファロー'66

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 価格:¥4,935(税込)

バトル・ロワイアル

■内容
 あらすじはAmazon.co.jpをご参考ください。


■感想
 数年前に原作は読了。そのときはちょうど流行っていたので一応目を通したんだけど、現実感が全然感じられず、ただただ興ざめしていたのを覚えている。はたして映画ではどうか――。

 んー、意外といいかも。たぶん原作を知らない人でも十分に楽しめるんじゃないかな。要所ようしょをかいつまんでうまく見せるあたりは、監督の力量といったところか。スピード感はある。
 ただ、あまりにも展開が速すぎて薄っぺらくも感ぜられる。原作のときに感じた緊張感はまるで足りない。……まあ、2時間に収めるほうが無理といえば無理かもしれないけど。

 内容としては殺すか殺されるかの極限を描いており、そういう状況下で人間は、いかなる行動をとるのかといった生々しいものを見せてくれる。
 死の隣には裏切りや絶望だけではなく、友情や愛情、信頼もある。なんの虚飾もないプレーンな感情だけに、強く心に響く。

2003年3月31日(Video)

表題 バトル・ロワイアル
(2000年 / 日本 / 114分)
監督 深作欣二
脚本 深作健太
原作 高見広春
撮影 柳島克己
音楽 天野正道
出演 教師キタノ ……………… ビートたけし
川田章吾(男子五番) ……… 山本太郎
桐山和雄(男子六番) ……… 安藤政信
七原秋也(男子十五番) …… 藤原竜也
相馬光子(女子十一番) …… 柴咲コウ
中川典子(女子十五番) …… 前田亜季

スタッフ、キャストは「日本映画データベース」を参照。
[DVD]
バトル・ロワイアル

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 価格:¥5,460(税込)

バニラ・スカイ

■内容
 あらすじはAmazon.co.jpをご参考ください。

  [オフィシャルHP]  http://www.uipjapan.com/vanillasky/


■感想
 正直あまり期待はしてなかったけど、最後は拍手したくなるような、そんな気持ちのいい映画です。

 劇中では夢と現実を行ったりきたりするんだけど、どれが現実でどれが夢かをきちんと説明しているあたりは、観客をないがしろにはしていないなあと好感が持てた。

 それと、ラストシーンは非常にすがすがしい。
 「あまりにも正論」だとか「青臭い」といった観もなかったわけじゃないけど、いい終わりかたであったと思う。
 元ネタの『オープン・ユア・アイズ』を観てみたくなった。

2003年1月20日(DVD)

表題 Vanilla Sky(バニラ・スカイ)
(2001年 / アメリカ / 136分)
監督 キャメロン・クロウ
脚本 キャメロン・クロウ
原案 アレハンドロ・アメナバール / マテオ・ヒル
撮影 ジョン・トール
音楽 ナンシー・ウィルソン
出演 雑誌社社長、デヴィット・エイムスJr. …… トム・クルーズ
ダンサー、ソフェア・セラノ ……………… ペネロペ・クルス
ジュリー・ジアーニ …………………… キャメロン・ディアス
精神分析医、マッケイブ …………………… カート・ラッセル
作家、ブライアン …………………………… ジェイソン・リー
弁護士、トミーティップ ……………… ティモシー・スポール
[DVD]
バニラ・スカイ

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 価格:¥1,575(税込)

パリのレストラン

■内容
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■感想
 とらえどころのない不思議な味の映画。しかし、よく咀嚼してみると……。

 以下、ネタバレあり。

 客も店員もそれぞれ悩み(病気・浮気・妊娠・妹を愛している・子供が愛してくれない・親が認めてくれない・etc.)を抱えて生きているのだけど、いま眼前にあるのは「店がなくなる」という現実で、今夜を境にこの味を楽しむことができなくなってしまう。寂しさは誰の胸にもあるのだが、その寂しさを吹き飛ばすには騒ぐしかないではないか。また騒ぐことで各々が持つ悩みもわずかの間ではあるが忘れることができるではないか。
 全体としては騒々しい食事風景が印象的な映画になっているが、騒々しいからこそ対極にある寂しさも感じることができる。

 ラストの雪のシーン。全てを覆い隠しまっさらする雪は寂しさの極限でもあり、また再生の象徴でもある。それぞれの人生はここから続いていくのだが、それを見守ることができない店主は1番寂しいのかもしれない。

2003年9月16日(Video)

表題 Au Petit Marguery(パリのレストラン)
(1995年 / フランス / 95分)
監督 ローラン・ベネギ
原作 ローラン・ベネギ「パリのレストラン」
撮影 リュック・パジェス
音楽 アンジェリーク・ナション / ジャン・クロード・ナション
出演 シェフ、イポリット・イレルギ ……………… ミシェル・オーモン
イポリットの妻、ジョゼフィーヌ …… ステファーヌ・オードラン
イポリットの息子、バルナベ ……………… ジャック・ガンブラン
[DVD]
パリのレストラン

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 価格:¥4,935(税込)

ハンニバル

 レクター博士は人を食った性格ですね(ものすごく端的で手抜きな感想)。


■私的メモ
 DEA=麻薬取締局
 ATF=アルコール・タバコ・火器取締局

2002年7月23日(Video)

表題 Hannibal(ハンニバル)
(2001年 / アメリカ / 131分)
監督 リドリー・スコット
脚本 デビッド・マメット / スティーブン・ザイリアン
原作 トマス・ハリス
撮影 ジョン・マシソン
音楽 ハンス・ジマー
出演 医学博士、ハンニバル・レクター ……………… アンソニー・ホプキンス
FBI特別捜査官、クラリス・スターリング …………  ジュリアン・ムーア
大富豪、メイスン・ヴァージャー …………………… (ノンクレジット)
ヴァージャーの主治医、コーデル ………………… ゼルイコ・イヴァネク
イタリアの刑事、リカルド・パッツィ …… ジャンカルロ・ジャンニーニ
施設の男、バーニー …………………………  フランキー・R・フェイソン
[DVD]
ハンニバル スペシャルプライス版

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 価格:¥5,040(税込)

ビッグ・ウェンズデー

■内容
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■感想
 んー、全然面白くありませんでした。サーフィンが好きな人、海が好きな人なら楽しめるのかもしれないけど、興味のない人にはどうでもいいテーマだなあ。
 けど、撮影の苦労は想像できて、その辺は二重丸。

2003年9月16日(DVD)

表題 Big Wednesday(ビッグ・ウェンズデー)
(1978年 / アメリカ / 118分)
監督 ジョン・ミリアス
脚本 ジョン・ミリアス / デニス・アーバーグ
撮影 ブルース・サーティーズ
音楽 ベイジル・ポールドゥリス
出演 マット ……………… ジャン・マイケル・ビンセント
ジャック ………………………… ウィリアム・カット
リロイ ……………………………… ゲイリー・ビジー
ジャックの彼女、サリー …… バティ・ダーバンビル
マットの彼女、ペギー ……………… リー・バーセル
[DVD]
ビッグ・ウェンズデー

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 価格:¥1,575(税込)

ビッグ・フィッシュ

■内容
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  [オフィシャルHP]  http://www.sonypictures.jp/homevideo/bigfish/


■感想
 ――子は親の背中を見て育つ。
 父親というものは特に同性である息子の前では常に大きくありたい、偉くありたいという願望を潜在的に持っており、弱い部分は見せたくないものだ。
 結果、語り聞かせる話には多少の誇張が起こる。脚色もする。たとえるなら「いやー、今日は一匹も釣れなかったけど、大きい当たりは何度もきていたよ」。まさに“ビッグ・フィッシュ”だ。

 金魚は小さな鉢で飼うとそれなりの大きさにしかならないが大きな鉢で飼うと二倍三倍にもなる、という父の話がある。
 親は子に、期待する。小さくまとまって欲しくない、大きな人間になって欲しいと願うからこそ、大きな話をいくつも語って聞かせる。
 幼いころはそれでもいい。無心で信ずる。がしかし、子は成長するにつれ、真実と嘘の見極めができるようになってくる。あまりにも大きな話ばかりを聞き続けると、すべての話が嘘に思えてくる。根幹にある“事実”すら信じられなくなる。父とのあいだに溝ができる。

 父と息子という関係は、多かれ少なかれこのような経験すると思うんです。不理解。齟齬。反発。不変のテーマなのかなと。
 ただ、そのまま断絶するようなことはまれで、たいがいは息子が大人になったころ父を理解できるようになる。いつそのタイミングがくるか、だ。

 父の最期に息子が語る嘘。あんなに嫌っていた嘘を、息子自らが語り始める。
 これまでの話を息子はきちんと聞いていたし、それを語ることは理解した(分かり合えた)という印。やっとここで、父の思いが結実する。
 こんなに優しい嘘は、冗談ではつけない。


■私的メモ
 a big fish in a little pond(=井の中の蛙)

2006年6月20日(DVD)Good!


表題 Big Fish(ビッグ・フィッシュ)
(2003年 / アメリカ / 125分)
監督 ティム・バートン
脚色 ジョン・オーガスト
原作 ダニエル・ウォレス
撮影 ハンス・メッツ / ケヴィン・スコット・マック
音楽 ダニー・エルフマン
出演
若き日のエドワード  ……   ユアン・マクレガー
エドワード  ……   アルバート・フィニー
エドワードの息子、ウィル  ……   ビリー・クラダップ
エドワードの妻、サンドラ  ……   ジェシカ・ラング
スペクターの住人、ジェニファー/魔女(二役)  ……   ヘレナ・ボナム=カーター
[DVD]
ビッグ・フィッシュ

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 価格:¥1,980(税込)

ひなぎく

■内容
 「幻の60年代、女のこ映画の決定版! ウソとバカ騒ぎとお気楽さだけの女のこ二人のハチャメチャ行状記。オシャレして、男だまして食べ放題……泣きまねして逃げちゃえ!」
(パッケージより)


■感想
 おしゃれ映画、あるいはおしゃれだと思わせようとする映画。
 先鋭的すぎて誰もついてこれない、あるいは誰もついていかない映画。
 ある種の人間には理解されるだろうが、大概はまがい物。
 かわいいからといって、乱痴気な奇行が許されるわけではない。度が過ぎれば腹立たしいということを示唆する映画。または訓示。
 感受性豊かな若者(あるいは確固たる自分を持っていない未熟な大人)がこの映画を理解したと勘違いし、得意げになってしまう映画。また、賞賛することで自分自身の特異性を誇示できると思ってしまうような映画。

 以上、エスプリを効かして批評してみました。正直言って観ている途中から胸糞が悪くなった。莫迦じゃねえの。
 とはいえ、この映画から感化されるものは案外大きい。なぜか『バミリオン・プレジャー・ナイト』の石橋義正監督が頭をよぎった。

2003年1月30日(Video)

表題 Sedmikrasky(ひなぎく)
(1966年 / チェコスロバキア / 75分)
監督 ヴェラ・ヒティロヴァ
[DVD]
ひなぎく

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 価格:¥6,090(税込)

ビョークの「ネズの木」

 舞台は中世アイスランド。カトラとマーギット姉妹は、魔女である母を失い、そして故郷も失い、荒野を彷徨っていた。姉カトラはふたりの保身のため、妻を失った父子に近づき、魔法によって後妻に収まる。しかし、そこで発生するのは決して分かり合えない継母、継子の確執。そしてその先に待つものは……。


 原作はグリム童話ですが、読んでいないので比較のしようがありません。ラストはちょっとあわただしく、つじつま合わせのような気がして少し残念に感じました。また、モノクロフィルムの映像手法により、荒涼とした大地やさめざめとした感情がよりよく表現されていると思いました。
 テーマとしては未来永劫なくならないであろう継母、継子の問題。当人同士はもちろんのこと、周りの人たちがどう接し、どういう行動に出るのか。
 この作品で描かれているものは数あるケースの内のたったひとつですが、考えさせられるものは非常に大きいです。特に子供の気持ちがよく分かります。いま現在、このような状況にある人にはぜひ観ていただきたい作品です。

2002年5月10日(Video)

表題 THE JUNIPER TREE(ビョークの「ネズの木」)
(1986年 / アイスランド / 78分)
監督 ニーツチュカ・キーン
脚本 ニーツチュカ・キーン
撮影 ランディ・セラーズ
音楽 ラリー・リプキス
出演 マーギット ………… ビョーク・グズムンドゥスドゥティル
カトラ ……… ブリンディース・ペトラ・ブラガドゥティル
ヨハン …… ヴァルディマール・オルン・フリーゲンリング
ヨナス …………………… ゲイルロイグ・スンナ・ポルマル
[DVD]
ビョークの「ネズの木」

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 価格:¥4,935(税込)

ピンポン

■内容
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■感想
 ただのエンターテイメント。楽しめるけど、それ以上ではない。

2003年9月23日(TV)




■感想
 地上波だと、ちょっと省略されているのがよく分かった。CMでテンポが途切れるのもよくない。

2003年9月17日(DVD)

表題 (2002年 / 日本 / 114分)
監督 曽利文彦
脚本 宮藤官九郎
原作 松本大洋「ピンポン」
撮影 佐光朗
音楽 二見裕志
出演 ペコ(星野裕) …………… 窪塚洋介
スマイル(月本誠) …………  ARATA
チャイナ(孔文革) …… サム・リー
ドラゴン(風間竜一) …… 中村獅童
アクマ(佐久間学) ……… 大倉孝二
卓球タムラのおばば ……… 夏木マリ
小泉先生 …………………… 竹中直人

スタッフ、キャストは「日本映画データベース」を参照。
[DVD]
ピンポン

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 価格:¥4,935(税込)

ファイナルファンタジー

 全編フルCGの映画。すごい頑張ったね。はい、おつかれさん。


■私的メモ
 ガイア理論を映像という形で具現化し、それをファンタジーにおとしめた罪はきわめて重い。
 理論(概念)は抽象的であるから想像力が広がるのであって、こうやって形にしてしまうことほど野暮ったいことはない。この映画を観た子供が、ガイア理論を嘘モノとして莫迦にしてしまわないことを願う。

2002年7月21日(Video)Bad!

表題 Final Fantasy: The Spirits Within(ファイナルファンタジー)
(2001年 / 日本・アメリカ / 106分)
監督 坂口博信
共同監督 榊原幹典
脚本 アル・ライナー / ジェフ・ヴィンター
原作 坂口博信
アニメーション・ディレクター アンディー・ジョーンズ
ステージング・ディレクター タニ・クニタケ
VFXスーパーバイザー レモ・バルセルス
字幕監修 戸田奈津子
字幕翻訳 林完治
出演 アキ・ロス博士 ……………… ミン・ナ
グレイ …… アレック・ボールドウィン
ニール ………… スティーブ・ブシェミ
ライアン ………… ヴィング・レイムス
シド博士 …… ドナルド・サザーランド
ハイン将軍 ……… ジェームズ・ウッズ
ジェーン …………… ペリー・ギルピン
[DVD]
ファイナルファンタジー

Amazon.co.jp
 価格:¥3,990(税込)

フェリーニの8 1/2

 才能の枯れてしまった映画監督のグイドが、湯治場で映画を作ろうとする話……?


 ごめん、分からんわ、これ。なにが言いたいのかさっぱり分からん。映画自体にも腹立つし、理解力のない自分自身にも腹が立つ。むかー。


■私的メモ
 全編モノクロフィルム。途中で眠くなった。腹立つ。むかー。

2002年7月30日(Video)

表題 Otto E Mezzo(Fellini's 8 1/2)(フェリーニの8 1/2)
(1963年 / イタリア / 132分)
監督 フェデリコ・フェリーニ
脚本 フェデリコ・フェリーニ / トゥリオ・ピネリ / ブルネロ・ロンディ / エンニオ・フライアーノ
原作 フェデリコ・フェリーニ
撮影 ジャンニ・ディ・ベナンツォ
音楽 ニーノ・ロータ
出演  …… マルチェロ・マストロヤンニ
 …… クラウディア・カルディナーレ
 …… アヌーク・エーメ
 …… サンドラ・ミーロ

フェリックスとローラ

■内容
 あらすじはAmazon.co.jpをご参考ください。


■感想
 つまんねえ。観る価値なし。

 「君がついた嘘の数で、愛の深さをはかりたい――」というのがキャッチだけど、きちんと理由付けされた嘘ならば納得もいくというもの。このローラはただただ嫌な女にしか見えなかった。
 また、男のほうもなぜそこまで騙されるのか、許すのか、執着するのか、理由がよく分からない。莫迦なんじゃないの。

 時間を無駄に過ごしてしまった気分。げんなり。

2003年5月20日(DVD)Bad!

表題 Felix et Lola(フェリックスとローラ)
(2000年 / フランス / 89分)
監督 パトリス・ルコント
脚本 クロード・クロッツ / パトリス・ルコント
撮影 ジャン・マリー・ドルージュ
美術 イバン・モッシオン
出演 ローラ …… シャルロット・ゲンズブール
フェリックス …… フィリップ・トレトン
歌手 ………………… アラン・バシュング
[DVD]
フェリックスとローラ

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 価格:¥5,040(税込)

フォロウィング

■内容
 あらすじはAmazon.co.jpをご参考ください。

  [オフィシャルHP]  http://www.amuse-pictures.com/following/


■感想
 『メメント』の監督・脚本をしたクリストファー・ノーランのデビュー作。70分と短い作品ながらも重厚さは満ち満ちており、切れ味は鋭い。ラストの展開にはただただ瞠目するだけで、「なるほど、そうだったのか」とやられた感110%。見事な構成力です。
 個人的には『メメント』のほうが面白いと思うので、どちらも未見のかたには、『フォロウィング』→『メメント』という順番をおすすめします。ぜひ。

 以下、ネタバレあり。

 この『フォロウィング』も『メメント』と同じように時間軸に作為があり、普通であれば理解に苦しむところだけど、その辺は主人公の "風貌" を変えることにより時間の流れを見事にあらわしている。
 『フォロウィング』であれば、髭面から髭を剃った顔に変わり、最後は殴られた顔。『メメント』ではどんどん刺青が増えていく。ワンパターンといえばそれまでだけど、ひとつの手法として「時間軸をぶっ壊す&それでも分かりやすくする」という手法を会得した感のあるこの監督は、やはりすごいかも。今後の作品にも注目。


■私的メモ
 DVDの特典映像として「クロノロジカル・シークエンス再生」というものが入っている。これは時間軸を普通に並べたパターンの映画。これはこれで普通に楽しめるからすごい。


■私的メモ2
 フィルム・ノワール

通常再生  2003年5月11日(DVD)
クロノロジカル・シークエンス再生  2003年5月12日(DVD)

表題 Following(フォロウィング)
(1998年 / イギリス / 70分)
監督 クリストファー・ノーラン
脚本 クリストファー・ノーラン
撮影 クリストファー・ノーラン
音楽 デイヴィッド・ジュルヤン
出演 ビル ………… ジェレミー・セオボルド
コッブ ……………… アレックス・ハウ
ブロンドの女 …… ルーシー・ラッセル
警察官 ……………… ジョン・ノーラン
[DVD]
フォロウィング

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 価格:¥2,940(税込)

フライド・グリーン・トマト

■内容
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■感想
 これは女の映画ですね。多分男の視点と女の視点じゃまるで違ってくるんじゃないかな。男の私が観た感想としては、まあ普通に面白かったというのが正直なところ。これといった感慨はない。

 ちなみにタイトルの「フライド・グリーン・トマト」。作中では1度しか登場しないのになぜこのタイトルをつけたのか、読みきれませんでした。
 というかフライド・グリーン・トマトって食べたことがない! 食ってみたい。


■私的メモ
 フライド・グリーン・トマトのレシピ

2003年10月2日(Video)

表題 Fried Green Tomatoes(フライド・グリーン・トマト)
(1991年 / アメリカ / 130分)
監督 ジョン・アブネット
脚本 ファニー・フラッグ / キャロル・ソビエスキー
原作 ファニー・フラッグ
撮影 ジェフリー・シンプソン
音楽 トーマス・ニューマン
出演 中年主婦、エブリン・カウチ ………………………… キャシー・ベイツ
老女、ニニー ………………………………………… ジェシカ・タンディ
イジー・スレッドグッド …… メアリー・スチュアート・マスターソン
イジーの兄、バディ …………………………………… クリス・オドネル
バディのかつての恋人、ルース ……… メアリー・ルイーズ・パーカー
ルースの元夫、フランク・ベネット …… 
イジーの使用人(黒人)、ビッグ・ジョージ ………… スタン・ショウ
イジーの使用人(黒人)、シプシー ……………… シシリー・タイソン
[DVD]
フライド・グリーン・トマト

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 価格:¥3,990(税込)

ブラス!

■内容
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■感想
 追い詰められた男たちがなにかに生きがいを見出す設定は『フル・モンティ』と一緒。舞台も同じイギリスだし、どうにも『フル・モンティ』が脳裏をかすめてしまい、どちらが面白いかといえば、『フル・モンティ』に軍配が上がるかなあといったところ。
 もともと音楽の素養がないせいか、あまり楽しめませんでした。

2003年8月25日(DVD)Bad!

表題 Brassed Off(ブラス!)
(1996年 / イギリス / 108分)
監督 マーク・ハーマン
脚本 マーク・ハーマン
撮影 アンディ・コリンズ
音楽 トレバー・ジョーンズ
出演 指揮者、ダニー …………………… ピート・ポスルスウェイト
バンドのメンバー、アンディ …………… ユアン・マクレガー
新加入のメンバー、グロリア …… タラ・フィッツジェラルド
[DVD]
ブラス!

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 価格:¥3,129(税込)

ブラッドシンプル / ザ・スリラー

■内容
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■感想
 拳銃やジッポーといった個人を象徴する小道具がキーとなり、そこから派生する愛憎と狡猾と勘違い。筋としてはシンプルだし、無理がない。サスペンスとしてよくできている。
 また、ラストの緊張感にも大いに満足。あまり期待していた映画じゃなかっただけに、面白く感じることができた。はなまる。

2003年7月16日(DVD)

表題 Blood Simple(ブラッドシンプル / ザ・スリラー)
(1984年 / アメリカ / 95分)
監督 ジョエル・コーエン
脚本 イーサン・コーエン
出演 アビー
アビーの不倫相手、酒場の店員、レイ
アビーの夫、酒場のオーナー、マーティ
私立探偵
[DVD]
ブラッドシンプル/ザ・スリラー

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 価格:¥4,935(税込)

ブルジョワジーの秘かな愉しみ

■内容
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■感想
 普段はいいもの食べているブルジョワ階級の人々が、食事のときなると決まって邪魔が入り、全然食べられないという話。
 率直に言うと、まったくなにがなんだか分かりませんでした。けどブニュエルだけに「つまらん」の一言で切り捨てたくないなあと思ってみたり。しばらく寝かせてから、また観直してみたいと思います。

2003年9月24日(Video)

表題 Le Charm Discret De La Bourgeoisie
(ブルジョワジーの秘かな愉しみ)
(1972年 / フランス / 102分)
監督 ルイス・ブニュエル
脚本 ルイス・ブニュエル
撮影 エドモン・リシャール
出演 ミランダ共和国大使、ラファエル・アコスタ …… フェルナンド・レイ
[DVD]
ブルジョワジーの秘かな愉しみ

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 価格:¥3,990(税込)

フル・モンティ

■内容
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■感想
 本当は暗い内容なのに、全然その気配を見せないところは演出のなせる業か。
 ただ、あまりにもからっとしすぎて、逆にどうかなあと思った。観ていて楽しいけど、ただそれだけ。身になるものはなにもない。

2003年7月6日(DVD)

表題 The Full Monty(フル・モンティ)
(1997年 / イギリス / 92分)
監督 ピーター・カッタネオ
脚本 サイモン・ボーフォイ
音楽 アン・ダドリー
出演 ガズ …………………………………… ロバート・カーライル
ガズの息子、ネイサン ……………… ウィリアム・スネープ
デイブ ………………………………………… マーク・アディ
デイブの妻、ジーン …………………… リスリー・シャープ
ガズの元上司、ジェラルド ………… トム・ウィルキンソン
赤毛の男、ロンパー …………… スティーブ・ヒューイソン
初老の黒人、ホース ……………………… ポール・バーバー
[DVD]
フル・モンティ

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 価格:¥2,079(税込)

ペーパー・ムーン

■内容と感想
 母親を亡くしたアディの葬儀に参列した、風来坊のモーゼ。他の参列者に焚きつかれ、孤児になってしまったアディを叔母さんの家へ送り届けることになってしまう……。


 モーゼは詐欺師だが、それ以上にずる賢さをみせるのはアディ。本来なら憎らしい子供に見えるだろうけど、逆にかわいらしく見えるから不思議。
 感動は特にないし、なにがどういいって説明するのは難しいんだけど、温かい映画です。

2003年8月8日(Video)

表題 Paper Moon(ペーパー・ムーン)
(1973年 / アメリカ / 102分)
監督 ピーター・ボグダノビッチ
脚本 アルビン・サージェント
原作 ジョー・デビッド・ブラウン
撮影 ラズロ・コバックス
出演 聖書を売る詐欺師モーゼ …… ライアン・オニール
孤児、アディ・ロギンズ …… テイタム・オニール
アディの死んだ母、ロギンズ …… 
アディの叔母(母の姉)、ビリー …… 
[DVD]
ペーパー・ムーン

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 価格:¥1,575(税込)

ヘッドライト

 以下、ネタバレありまくりです。

 筋としては「長距離トラック運転手のジャンが、移動の途中で休憩のために立ち寄る宿屋の女中クロチルドと好い仲になってしまい、家族を捨てて逃げてしまう」という過去を思い出す回想録。
 宿屋の一室で休憩した場面から過去を思い出す訳だが、その一室というのは、クロチルドと初めての思い出(Hじゃないよ)が出来た場所。つまりジャンは、ノスタルジーの念を持っていまも変わらずその部屋を利用しているということをあらわしている。男というものは多かれ少なかれ "過去あっての自分" を意識して生きているものであって、その辺の見せかたがうまいなあと感じてしまいました。
 また、親子ほども歳の差があるのに、なぜクロチルドがジャンと恋に落ちてしまったかという理由ですが、これもちゃんと説明がなされているんですね。クロチルドには父親がおらず(死別か離婚かは不明)、母親は別の男と好い仲になっており、つまりクロチルドには帰る場所がない。こういう背景からもファザコンになる理由に無理がない。
 さらにジャンとクロチルドがトラックで一緒に移動するシーンですが、クロチルドは「頭だけのキーホルダー」を見つめているうちに具合が悪くなってしまう。これはジャンとの子供を(黙って)中絶したことに対する後悔の念が込められているのですね。

 そんな訳で、この映画はとても分かりやすく、またいつの世にも通ずるスタンダードな側面を持っています。ジャンの「家族を取るか、愛する人を取るか」といった苦悩や、クロチルドの「愛する人と一緒になりたいが、家族を壊したくない」といった葛藤も描かれています。1度観ても損はないと思います。

追記
 ウチの親父は長距離トレーラー運転手だったのでよく分かるのですが、全ての描写(細かな描写もなにもかも全部)に不自然さは感じませんでした。リアルという意味ではとても秀逸な脚本です。


■私的メモ(筋に関係ない話)
 何回か字幕で "女中" と出てきますが、近年では差別用語ですね。映画を観ていて時代を感じてしまいました。

2002年7月28日(Video)Good!

表題 Des Gens Sans Importance(ヘッドライト)
(1956年 / フランス / 101分)
監督 アンリ・ヴェルヌイユ
脚本 アンリ・ヴェルヌイユ / フランソワ・ボワイエ
原作 セルジュ・グルッサール
撮影 ルイ・パージュ
音楽 ジョセフ・コスマ
出演 長距離トラック運転手、ジャン・ヴィアール …… ジャン・ギャバン
宿屋の女中、クロチルド ……………… フランソワーズ・アルヌール
ジャンの娘、ジャクリーヌ …………………………… ダニー・カレル

ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ

■内容
 あらすじはAmazon.co.jpをご参考ください。

  [オフィシャルHP]  http://www.gaga.ne.jp/hedwig/


■感想
 友達に「すげえいいよ」って言われてようやく観たんだけど、びっくりするくらい琴線に触れるものがありませんでした。んー、やばいなあ。どうしよう……。

 片割れを探す旅とか、裏切りとか、エジプトの神オシリスだとか、あるいは神と人間の関係、人類の起源といった、古い(本当に古い)題材を引っ張ってくる(=頼っている)あたりとか、またはドイツを東西に分けたベルリンの壁を自らの人生の障害に見立てたりとか、どうにも分かりやすくて薄っぺらい。しかも帰着する先が安易に予測できるときている。

 もともとが舞台だからかな。万人が理解でき楽しめるような内容なのかもしれない。
 そういった意味では自宅のちっちゃいテレビで観て感想を書くのは、間違っているかも。
 大きな舞台あるいはスクリーンで、しかも大勢で観たならばまた、違った感想を持つかもしれない。

 とりあえずはそこいら辺にわんさかいそうな二流バンドのPV集ってことで。


■私的メモ
 ヘドウィグの本名ハンセル。ヘドウィグは母親の名前。

2003年1月22日(DVD)

表題 Hedwig and the Angry Inch(ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ)
(2001年 / アメリカ / 92分)
監督 ジョン・キャメロン・ミッチェル
脚本 ジョン・キャメロン・ミッチェル
原作
撮影 フランク・デマルコ
音楽 スティーブン・トラスク
出演 ヘドウィグ …… ジョン・キャメロン・ミッチェル
イツハク ………………………… ミリアム・ショア
トミー・ノーシス ……………… マイケル・ピット
[DVD]
ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ

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 価格:¥5,040(税込)

ベルリン・天使の詩

 ベルリンをさまようふたりの天使(ダミエル、カシエル)。彼らは人間に寄り添うだけで、心のうちが読めてしまう。その人間が抱える苦悩、憤懣、絶望……。彼らはただ聴くだけで、なにひとつ手助けしてやるとこはできない。
 そんな折、ダミエルはひとりの女性に恋をする。しかしダミエルの姿は彼女には見えるはずもなく、存在を知らすことすらかなわない。
 様々な人間を通し、人間社会を覗き込むダミエル。そして彼は決断する。永遠の命を捨て、人間として生きることを。


 以下、ネタバレありまくりです。

 独り言、つぶやきのオンパレード。ものすごく私的で詩的な作品。

 カメラワークが特徴的というか、天使のダミエルが見た世界はセピア色がかっていて、過去を夢想するシーンではモノクロームになる。そしてダミエルが人間になり見た世界は一変してカラーになる。非常に分かりやすい手法だが、あざとさは感じず、むしろ好印象。
 カメラアングルにしても、セピア色との相乗効果もあってか、美しさと荘厳さを感じる。

 人間になったダミエルと女が酒場で出会うシーン。女の口から発せられる言葉の圧倒感に、心と身体が打ち震えた。このシーンだけでもこの映画を評価してもいいのではなかろうか。

2002年9月4日(Video)

表題 Der Himmel Uber Berlin(ベルリン・天使の詩)
(1987年 / 西ドイツ・フランス / 128分)
監督 ヴィム・ヴェンダース
助監督 クレール・ドゥニ
脚本 ヴィム・ヴェンダース
撮影 アンリ・アルカン
音楽 ユルゲン・クニーパー
出演 天使ダミエル ……………………………… ブルーノ・ガンツ
天使カシエル …………………………… オットー・ザンダー
空中ブランコの女マリオン …… スルヴェイグ・ドマルタン
映画スター(刑事コロンボ) ………… ピーター・フォーク
[DVD]
ベルリン・天使の詩

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望郷

 パリ生まれの凶悪犯ペペ・ル・モコは、流れ流れたアルジェのカスバで、暗黒街のボスとして君臨していた。
 ある日、彼の前にパリの美女ギャビーが現れる。とたんに恋に落ちたペペは、保身よりも恋を選び、安全地帯であるカスバから脱出を図ろうとするのであった……。


 以下、ネタバレあり。

 邦題の『望郷』。付けかたがうまいね。小憎たらしい。

 カスバにいる限り、警察に捕まることは絶対にないのに、警察の罠があることを分かっているのに、それでもあえて出ていく男の気持ち。そこには、ギャビーに感じるパリへの郷愁が少なからずあったと思える。
 また、なんとしてもペペを引きとめようとする、昔の女イネス。結局最後は警察にペペを売ってしまうのだが、この女の気持ちも十分理解できる。

 この映画では人々のささいな心の機微がそこかしこに散りばめられ、またうまく表現されている。非常に古典的だけど、だからこそ現代に通ずるものがある。アルジェのカスバに行ってみたくなった。


■私的メモ
○ペペ・ル・モコ:前科15犯、強奪33件、銀行強盗2件
○アルジェ [Alger] :
 アルジェリア民主人民共和国の首都。地中海に臨む港湾都市。モスクやイスラム教徒のカスバで知られる。 → [参考]
○カスバ [casbah] :
 〔「とりで」の意〕アフリカ北部のアラブ諸国に多く見られる、城塞に囲まれた居住区域。アルジェの東部地区が有名。 → [参考]

2002年8月11日(Video)

表題 Pepe Le Moko(望郷)
(1937年 / フランス / 94分)
監督 ジュリアン・デュヴィヴィエ
脚本 ジュリアン・デュヴィヴィエ
原作 ロジェ・アシェルベ
撮影 ジュール・クルージェ / マルク・フォサール
音楽 バンサン・スコット
出演 ペペ・ル・モコ …… ジャン・ギャバン
ギャビー …………… ミレーユ・バラン
スリマン刑事 ……… リュカ・クリドゥ
イネス …………………… リーヌ・ノロ
[DVD]
望郷

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 価格:¥6,090(税込)

ポエトリー,セックス

 あらすじとしては、ある日女子大生ミッキーが失踪し、探偵ジルが捜すというもの。いたってチープ。

 足取りの手がかりとして「詩」があるのだが、こういった "言葉" というものは翻訳された時点で面白味を失いがちだ。この作品では、見事につまらないものになってしまっている。
 また、詩と同様に「セックス」シーンもたびたび登場するが、直接には失踪事件と結びつかない。なければなくても構わないはずだ。

 邦題は『ポエトリー,セックス』だが、原題は『The Monkey's Mask』というまるで違ったタイトル。配給会社が腐心の末ネーミングしたのだろう。邦題にだまされて劇場に足を運んだ人も多いのでは。……かわいそうに。

 なお、かつてオフィシャルサイトであったURL、現在はエロサイトになっています。なんか笑える。
 http://www.poetrysex.com/

2002年10月1日(Video)Bad!

表題 The Monkey's Mask(ポエトリー,セックス)
(2000年 / オーストラリア / 93分)
監督 サマンサ・ラング
脚本 アン・ケネディ
原作 ドロシー・ポーター
撮影 ギャリー・フィリップス
音楽 シングル・ガン・セオリィ
出演 探偵、ジル・フィッツパトリック …… スージー・ポーター
大学教授、ダイアナ …………………… ケリー・マクギリス
女子大生、ミッキー・ノリス ……… アビー・コーニッシュ
[DVD]
ポエトリー,セックス

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星降る夜のリストランテ

■内容
 あらすじはAmazon.co.jpをご参考ください。


■感想
 「食事を見ればその人が分かる」とある詩人は言った。
 2000年前のギリシャの詩人だ。
 友人でも他人でもその人の食事を見れば、胃袋より心の状態が分かる。
 食事の楽しみとは、共に生きることだ。

  ――以上、インテリ常連客の台詞を抜粋――

 ただひたすら客のテーブルを映すこの映画のキモはここにある。観るだけで10年来の知己であったかのような錯覚に陥ってしまうから不思議だ。まるで自分が店員(もしくは客)になったかのような、そんな気がしてきます。
 特に映画的な面白さはないんだけど、それはそれでいいのかなと思えるような作品です。
 ちなみに原題のLa Cena(ラ・チェーナ)は晩餐の意味。この映画は「晩餐」以外のなにものでもない。「星降る夜のリストランテ」は明らかにおかしい。配給会社のセンスを疑う。

2003年9月23日(Video)

表題 La Cena(星降る夜のリストランテ)
(1998年 / イタリア・フランス / 108分)
監督 エットレ・スコーラ
脚本 エットレ・スコーラ / フリオ・スカルペッリ / シルヴィア・スコーラ / ジャーコモ・スカルペッリ
出演 オーナー夫人、フローラ …………………… ファニー・アルダン
インテリな常連の老人 ………………… ヴィットリオ・ガスマン
哲学教授、フォンツィ …………… ジャンカルロ・ジャンニーニ
哲学教授と不倫中の女子大生、チェチリア …… マリー・ジラン
[DVD]
星降る夜のリストランテ

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